SteelSeries Rival 3 & Aerox3 Wireless マウスレビュー

マウスレビュー

SteelSeriesの左右対称小型マウス Rival3 と awrox3 を紹介します。

rival100/110 の後継として発売されたモデルです。廉価モデルのrival3と無線モデルのAerox3 wirelessです

スペック

メーカーSteelSeries
製品Rival3aerox3 wireless
形状左右対称
長さ120.2 mm
67.1 mm
高さ37.4 mm(ソール0.8 mm抜き)
重さ81 g670g
スイッチSSロゴスイッチ60M耐久ttc 80M
センサーTrueMove Coretrue move air
速度300 IPS / 35 G
DPI200-8500(100刻み)
ポーリング Hz125/250/500/1000
LOD2 mm以上(純正ソール0.8 mm)
ソフトウェアSteelSeries Engine Software

形状

ソールを貼るところは0.3 mmの凹。そこからの高さを測りました。

全長が120.2 mmと短い小型マウスです。

上下

リア

尻の幅67.1 mmと小型マウスにしては広め。

Sensei譲りで尻の長さが長めな気がします。

中央

中央から12 mm程度前方が最もくびれており幅56.2 mmあります。

Steelらしく尻からセンサあたりにかけてキュッと細くなっています。

フロント

中央あたりからフロントにかけてあまり幅は変化しないくびれは弱い形状でまっすぐです。

逆台形度

逆台形の度合いはくびれ部が3.9 mmと大きく、フロント部は1.3 mmと先端にかけて弱くなっていきます。

フロントは逆台形が弱い。

センサー位置

中央から7 mm程度後方にセンサーがあるリアセンサ。小型マウスなのでよりリアセンサに感じます。浅くつまみ持ちしてもフロントセンサにならない 。

中央から11 mm程度後方にマウスのトップがあります。

トップ

37.4 mmと全長に対し普通程度の高さ。

TOPは後方に寄っています。

尻はなだらかというか曲線的でなく、ほぼまっすぐ斜めに落ちていく形状です。そのためTOPが一番膨らんでおり手のひらに当たったときに主張が強いのはTOP付近となります。

MB

クリック部は20.2 mmと低く、MBはくぼんでおり指のガイドがあります。浅い位置だとガイドがなくMBが膨らんでいるので反面クリック部が高い印象を受けます。

前後

丸っこいですがやや台形ぽくカクっとしてます。

クリック部から低くなっていっているのがわかります。

特徴

  • L 120.2 x W 56.2-67.1 x H 37.4 mm
  • リアセンサー
  • 尻からキュッとくびれていき、中央からフロントにかけてあまり幅の変わらないサイド
  • 中央が最も逆台形が強くフロントにかけて弱くなっていく
  • 直線的なシルエットの尻

比較

 

aerox3

中身

分解

ピンアサイン

MBがとれるだけのシンプルな構造でいいですね。ライティング用の半透明パーツだけで6 gもあるのでライティングなしにすればもっと軽くできたのでないかと思う。

ケーブル

ゴムケーブルはかなり柔らかくてこだわりがなければ結構使えるのではないかと思う。

ケーブルコネクタだが一般的なPHのやつでなくたまに見かける小さいタイプ。普通のパラコードケーブルをそのままつけることはできない。

クリック

スイッチはSSロゴのモノですがZippyのスイッチらしいです。耐久値や見た目が同じ。

ハッキリとしたクリック感ですがプリトラベルも少しあり、特徴には欠けますが全体的にうまくまとまっている印象のスイッチです。

セパレートのMB採用ですがシェルのぶれが大きくプリトラベルが大きく指に力が入る印象があります。歯切れも悪いです。

ちょっと連打がしにくいかも。クリック感は値段相応というかよくない。

ホイール

ホイールはALPSのエンコーダでゴロゴロとノッチ感があり普通。静穏性に優れています。ホイールの軸とボトムシェルの支持部に潤滑剤が塗ってあります。振るとわずかにコトコト鳴ります。

サイドボタン

サイドボタンは細長いものが左側に2つ。指の腹で押す人は押しにくそうで爪で押し込む人は押しやすそうです。

ビルドクオリティ

シェルの剛性はありますがMBのクオリティが低くホイールはちょっと鳴ります。ビルドクオリティはそこそこ。

ソール

純正ソールは角が立っておらず引っかかり無くよいのですが上のソールは中心部が、下のソールは端部が盛り上がっています。

センサー

性能

廉価センサということですが3360や3389と比較してみると多少差はみられるものの普通に遊んでいてトラッキングには不満が出る差はないかなと思う。ので性能的なところよりかはTrueMoveCoreの使用感が合うかどうかな気がします。

思い切り振って160IPS程度なのでスペック上は300IPSで性能は足りています。

LODは2 mmと長いです。ソール厚の差によるDPIズレが大きかったので重ね張りはお勧めできず読み取り精度に影響を及ぼしそうです。

センサー遅延はS2と比べて特に見られません。

相性問題

最大速度加速度というよりマウスパッドとの相性がこの廉価センサーだと出やすいかなと思いました。

手元のハードパッドThunde XでMouseTesterで波形を取ってみたところ布パッドと比べかなり乱れていました。他のマウスであまり相性が悪いものはなかったのですが。

青がRival3、緑がS2で左がx count、右がx sumです。いろいろ試すと他にも相性悪いマウスパッドがありそうです。

ソフトウェア

ソフトウェアではDPI、ポーリングレート、キー割り当て、ライティングだけでなくマウス加速、アングルスナップの設定も行うことができて面白いですね。

グリップ

マットな表面で安価な印象というかまんまABSな質感。滑るわけでもないですが滑りにくくもないです。

重心はほぼ中央です。

浅めに持つのと深めに持つのとで印象が大きく変わってきそうです。

尻がほぼ直線な形状なので手のひら全体がマウスに密着することなく手のひらに余裕ができます。

メインスイッチが適度にプリトラベルがあり硬さもあるので指を寝かせるグリップも指を立てるグリップもどちらも合っているなと感じます。

つまみ

全長が短いことや尻が後ろに膨らんでいないことから可動域が確保しやすく、つまみ持ちがしやすいです。

MBのガイドに指を置くとクリック部を低くできますがやや指の可動域が確保しにくくなります。浅くつまみ持ちするとクリック部が高くなりまた違ったグリップ感となります。

動かしやすいのですがMBのガイド付近の高低差が少し違和感を与える気がする。

かぶせ

全長は短いですがかぶせライクな持ち方もできます。

指先をMBのガイドに任せ包み込むように持つとフィット感を得られます。深めに持つとトップあたりが手のひらに食い込んでくるので好みが分かれそうです。

フロント部にかけて幅が広がっていかないので小指も側面に配置させやすいです。

つかみ

つかみ持ちも合っています。

側面が割とまっすぐなので持ち方の自由度がありますがこちらも深くグリップするとTOPあたりが手のひらに主張してくるのでここの好みかなと思います。

おわり

センサーは性能を抑えたもので相性の悪いマウスパッドで使用しなければハニカムマウス苦手な人がAerox3 Wirelessの代わりの選択肢とすることができるようなできないような。クリック感が悪いがaeroxもまあ悪い。

安価な4000円の廉価ゲーミングマウスとして持ちやすい形状でセンサー性能も悪くなくいいのではないかなと思います。コスパマウスとしては十分お勧めできます。

aerox3はセンサー遅延もひどく何がいいのかわからんかった

側面は割とフラットで少し太めな設計で汎用性の高い形状ですが、直線的な尻の形状や急に低くなるMBのガイド、リアセンサ等が特徴といえる小型マウスです。この特徴が合えばどの持ち方もできて面白い形状だなと思います。

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