finalから販売されているワイヤレスイヤホンTONALITEを1月頭に買った時のインプレメモです。
2025年末に4万円で発売されました。
“世界初!音色をパーソナライズする新技術搭載
有線を超えた「超高音質」ワイヤレスイヤホン
NEWフラッグシップ「TONALITE トナリテ」”
というやつ。ze8kシリーズに続いてラインナップされた無線フラグシップ機です。
音色を個人最適化できる機能DTASが特長になります。
ケース表面はze8kから引き続き。丸みを帯びたデザインでやや収まりが悪い。

後ろにtype-C充電ポートがあります。
バッテリーは9時間、ケース込みで27時間持つそう。使用していて電池持ちに不満は感じていません。

一般的な?パかっと開くタイプに。ケースにペアリングボタンがあります。

おおぶりな本体。片側7.6gと金属筐体イヤホン等と比べると軽量です。

イヤーピースと羽が取り外せます。
イヤーピースはシリコンイヤピの上にフォーム層が厚づけされたFUSION-Gがデフォルトです。ze8kと異なり好きなイヤピを取り付けることができます。

4サイズのイヤぴと羽とフィルターのスペアが付属しています。

パーソナライズ用のヘッドバンドとARマーカーシールも付属しています。

パーソナライズはアプリケーションから行うことができます。パーソナライズの他はfinalのソフトウェアという感じ。
装着する際に反応して困るので私はタッチコントロールはオフにしています。微妙。

そのほかの設定項目は左上のメニュー欄にあります。

LDAC, 低遅延モード

インプレ
そこまで詳しいわけではないですが、ワイヤレスイヤホンの中では断トツで音がいいと感じました。ワイヤレスイヤホンというのはオーディオというよりガジェットとしての文脈が強いジャンルだと思っています。app3は買いましたが音にネガティブな印象は持たないもののお世辞にも音がいいとは言えないですし、先日試聴したxm6なども音質よくて驚きましたが、オーディオ的な魅力は感じませんでした。
ze8kの時点でもその点ではオーディオ的な魅力のあるTWSではあったのですが、tonaliteはより一層オーディオとしてのTWSと感じました。DTAS機能抜きでのサウンドは、最近のfinalの目指しているところのフツウの音という印象です。ze8kと聴き比べると全く目指している方向性が異なり一概に上位互換とは言えず、思想の違いが見えて面白いです。
TWSの有線との違いはdac, ampがイヤホン自体に組み込まれている所にあります。パーソナライズ機能はその点有線では実現し得ない、TWSだからこその機能と言えます。
自身で実施する以上、うまく設定できているのかというところはありますが、パーソナライズにより大きく変化を感じました。オフと比べると音の角が取れ定位表現がいい感じになりました。
finalのe500などはよくasmr向けなどと言われますが、私としては全く向いているとは感じません。あれは頭外近距離定位な音作りなのであって、asmr向けというのはまた別と思います。パーソナライズを実施したtonaliteはその点、asmr向けな音と感じました。(ホワイトノイズが無音時気になるので実際にasmrで使用することはないですが)
また音色係数ですが個人的には室内でしか使用しないため0一択という印象でした。+に振るとダイナミックレンジが得られ、澄んだ感じ、高音がシャリついて変。-に振るとこちらも+と同じように強調されるのですが音全体に圧が出る、海苔っぽい感じ、聴き疲れしそう。+が室内想定で-が外出時想定なのかなあと言う風に思いました。
装着感でいうと見た目はごついのですが、金属筐体のイヤホンと比べると軽量です。装着時にしっかり押し込む必要はあるのですが、イヤピと外耳だけで保持するのでなく耳介でも保持する設計なので装着感は悪くなく、耳への負担は重くないと感じます。とはいえ長時間つけっぱなしだと気になってくる。
ここら辺はまったく人による部分ではありますけれど。
ノイキャンはapp3やxm6には言わずもがな及ばず、そこまで強くないです。そもそもオーディオ色が強いと思っていますが、外出には向かないと思います。とはいえze8kと比べるとかなり効きやホワイトノイズの程度は改善されており、良いと感じました。ze8kでは外の環境音が消える程度でしたが、tonaliteでは部屋内の音も割とキャンセルできている気がします。
なんだかんだで有線で良くねとTWSは使わなくなることが多かったのですがtonaliteは結構使おうとして使うことも多いので、個人的にかなり気に入っています。
もちろん音質は有線越えなどとは全く思いませんが、音質はTWSの中でトップクラスですしパーソナライズが強力です。(dac, amp込み4万でと考えればそこまで分が悪くはない?)
接続性やアプリやタッチ、機能など微妙なところはありますがze8kと比べると諸々改善は感じられます。4万なのだからしっかりしてくれと言えばそうですが、室内でただ接続して使う分にはそこまで気にならないところです。
有線ではできないTWSだからこそできることを実現した機種で定位表現は素晴らしく、その点TWSの意味がしっかりとあると感じました。ガジェットでなくオーディオ枠としてはTWSの名機になりそう。

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