nitingaleというゲーム向けに制作したキーボードがありまして、つまるところansi等のロウスタガ使いにくくて敵わん人向けの特殊な左手デバイスなのです。
それを立体的な筐体に起こそうということでこんなモックを作ったりしていました。

さてこれを一応他の人にも触ってもらえるプロダクトにしようと思うと手配線ではいけません。手間も信頼性も終わっています。やはり基板に起こしたいわけですが、当然曲面なのでfpc基板(ふにゃふにゃのやつだな)を使用する必要があります。と安直に考えていました。

想像すればわかる通り、とはいえfpcでホットスワップソケットに抜き差ししていると、いくらケースで挟んで固定したとて人によってはすぐ壊したりがありそう。デザインもちょっっっっとばかし手間です。
しかし流行りの磁気スイッチを使用することでそういった面をクリアできるのではないかとたどり着きました。磁気スイッチ、基板と非接触じゃないか。3D筐体のキーボードの基板設計が簡略化でき、剛性面もクリアできるという強みがありそうです。
こういうメリットがあるのならば、磁気スイッチを採用するのもありなのではないだろうか。
理想を言えば、基板一枚でこの立体的に配置されたキースイッチそれぞれから値を検出したいですが、難しそうな気はしますね。
それでも多少基板に高低差を設けるだけで曲面デザインはしなくてもよさそうです。

強みが見つけられそうなのでフル磁気スイッチの立体筐体ゲーミング左手デバイス、ちょこちょこ検討してみようかなと思います。
どうせなのでqmkで作りたいですよね。使いやすいICもいろいろ試してみる必要があります。
https://github.com/qmk/qmk_firmware/blob/master/docs/compatible_microcontrollers.md
qmkに対応マイコンの一覧があります。ADCピンが39と多いSTM32F303VだとホールIC直結で作れて簡単そうですが、そもそも最上位機種で100pinもあるのでちょっと場違いな感じです。
市販キーボードのようにマルチプレクサを搭載する場合、teency4.1などが早そうでしょうか。
ホールICは見てみると様々な出力方式があるのですね。上記のSTM32F303で全部アナログ出力を受け取る力業もできるし、シリアル通信可能なicもあります。多すぎて悩みます。力業パターンだとqmkで簡単にできそうですが、シリアル通信するとなるともうarduinoやpythonの方が楽そうです。キーマップ設定が超簡単でなくなりますが、キャリブレーションとか考えるとqmkを使用しない方が素直でしょうか。
そのうち調べてみて取り寄せてみて遊んでみたいと思います。試す分にはいろいろなパターンが検討できます。
コメント