25年4月28日にeイヤホン言っていくらか試聴してきたので雑感です。
久々だったのでいろいろ変わってました。イヤホンのフロアが一つにまとまったんですね。イヤホンもヘッドホンもなんか全体的に試聴機の数少なくなったかしら、、、?
あまり批評的であったり価格を考慮しておらず最近の新作どんなんだろという風で聴いてきたのでそんな感じです。試聴環境はm300/space/has-0になります。
panasonic technics eah-az100
インターネットでは賛否が荒れ気味だったのが記憶にあります。最近パッチが当たって低音の量感が改善したとかしていないとかもありました。磁性流体ドライバーがこの値段で!?みたいな話題でしたが、一聴して低温の量感がイカれていました。長時間聴いていたら気分悪くなりそうな
確かにこれは賛否分かれるというか、正直音質以前の問題でナシでした。パッチが当たっていないのではないかとか、アプリのイコライザーで変にいじられていたのではないかという可能性はありますがそこまでしてaz100を聴きこみたいかというとそういうわけでもないのでなんだかなあという感じでありました。
これがaz100の通常の音であったのならば、このチューニングでリリースしていることに驚きを禁じえません。音質はわからず。装着感はよかったです。

次機会があったら音質に着目して聴きたいところです。
finalがa10kとかdx6kとか発表しています。a10kは2日前のヘ祭でお披露目していたようです。dx6kはすでにリリースされており、また最近の製品も聞けていないので、一通り聴いてきました。a10kも早く聴きたいですね。
final S4000/S5000
finalが最近開発しているBAドライバのシリーズです。s4k, s5kは筐体の金属ステンレス/真鍮違いでトーンチャンバーと水平対向ドライバーの構造が売りのようです。見た目はEシリーズを踏襲している感じですね。

商品ページに構造図も掲載されています。多ドラでレジンやプリンタ製が多いので面白い。

肝心の音なのですが、水の中にいるようなこもったサウンドでした。モデル別でいうと真鍮のほうが低音の量感がさらに強く。わりとインターネットでも酷評が目立った2機種ですが、これは私も同意というところです。究極的には好みでありこういったものがリリースされることに異論はないですが、私の感想としては音作りがなにも理解できませんでした。e5000も低音に癖のあるモデルでしたが、あれは傑作だったのになあと思うなど。
個人の想像としては、final側も新構造のお披露目でしかなく好評で売る気はないんじゃないかと愚考します。
これに関しても音をどうこう評価する以前に私では聴くことができなかったので、今後の同構造モデルには着目です。
final s3000
同じSシリーズですが4k, 5kとは異なり1BA機です。黒でシンプルなデザインですがしっかり3万円します。4k, 5kと同様に接着剤レスな構造でファンネルノズル構造だそうでどちらにせよsシリーズは接着剤レスとノズルのアコースティックな設計がテーマのようです。

S3000は4, 5と一転してよいなと感じました。1BA機の一般的なイメージと比べるとクリアさに欠けると感じましたが聴き疲れしにくいとも言えます。表現は割とえっちな感じがします。というのはドライバからの出音が素直に耳に届いている感覚とでも言いましょうか。
音響エンジニアではないので知りませんが、これが新構造によるものであるならば、いい感じではと思います。音自体は尖った部分はなく素直なチューニングです。
final a5000
かなりいまさらという感じですが聞いて来ました。Aシリーズなのでドライバはfcoreduです。価格は3万円程度でs3000と同じグレードですね。

s3000なんかと同じで尖った部分のない普通の音でよかったです。音質は割といいなと思いました。(値段比ではなくただ聴いた感想として)あまり艶などある感じではなく、全体的に締まったサウンドでそこが特徴かなと思う。
a, vrシリーズって全部fcoreduだと思ってるんですけどどこで音質差価格差を出しているんでしょうね。
final a6000
もはやaシリーズ見た目で違いがよくわからないですけど、6万円するので結構いい値段の機種ですよね。

手に取って、めちゃくちゃ軽くてびっくりします。めちゃくちゃ軽くて、これならイヤモニとかじゃなくても激しく動いても気にならなさそう。軽い設計も相まってか、響きが少なくあっさりしたサウンドと感じました。シンプルに音源を楽しめそうだなと思うなど。
final DX6000
今のfinalのヘッドホンの印象は平面駆動ですが25万円でダイナミック型を出したようです。youtubeでインタビューがあるので見るとよいと思います。

ヘ祭や試聴の感想を見るとかなりボロボロにたたかれている印象です。個人的にはこれに限らずfinalは確かに言ったとおりの音作りを各製品していると思うんですよね。ただその音作りがなかなかユーザーに刺さらないだけで、、。
視聴した感想としては驚くほど感動はなかったです。ただ究極の無味も感じました。たしかに音源を聴きたいならこういうのもあるのかなあと思いますが、それに25万を払うかというと私は金持ちではなく貯金0の会社員なのでナシという風でした。
総評として、finalは独自の製品開発を続けているなあという感じ。それはとても素晴らしことですが製品としては当たり外れが激しいなと感じます。s4k, s5kは明らかに外れ(個人の感想)ですし、S3000やA6000は非常に好印象でした。s3k, a6kは価格を考えるとなかなかとっかかりがないと私は手が出ないのですが、欲しいと思います。またこれらはfinalが最近目指しているんだろうなあという、尖った特徴のない音で、音源を楽しむような使い方が向いているなと感じます。そういった趣味の人は最近のfinalは追っていて楽しそうです。
a6kなんかは非常に効果で価格帯で見ると色々ですが、音と非常に軽量な重量を合わせて、とても魅力的に感じます。マジで軽くてよかった。
audio-technica ath-r70xa/ath-r50x

こちらも聞いてきました。r70xaはr70xを持っているのでいうことはありませんが、お布施もかねてそのうち買いたいなと思います。r50xの方は廉価盤ということで、70にあるような生っぽさはなく淡々としているという印象です。モニター的な用途ならこちらの方がよいかもしれませんね。リスニングなら70の方がいいし3万円だとk712とかもいるので何ともかもしれない
audio-technica ath-adx3000
オーテクのリスニング高級機です。割と楽しみにしていましたが、味付けとしては結構キラキラした感じで、明るく最近の音作りといったサウンドでした。個人的にはr70xの生々しいサウンドの方が好みです。
音質的には素晴らしいところがありますからまた聴きたいですね。オーテクのトゥルーオープンエアーサウンドと軽量さが相まって好みドンピシャなハイエンド出たら間違いなく買います。

価格帯は異なりますが、リスニングの味付けとしてはad2000xの方が好みでした。最近生産終了しているので今が手に入れる最後のチャンスかもですね。金ないので買いませんけど。
hi-unit 有線ピヤホン5
最近芸能人が取り上げて有名、、なやつ。実際そうでなきゃ試聴もしていないので話題性というのは皮肉にも大事ですね。距離遠目の音作りで見通しがよく、割と分析的なサウンドでした。リスニングだけでなくモニター用途にも使えそうと思います。普通にバランスいいかな。6万円だそうです。高いですが非オーオタに受けよさそうなおすすめな気がします。

nicehck Himalaya
中華5万円DD一発機です。話題に上がるもなかなか国内に入ってこなかった印象。

nicehckらしい寒色系の音で他には特徴に欠けるといった風で、音質は価格的に悪くないと思います。多ドラばかりの中華ですが一発でちゃんと音作っているなと感じました。ボーカルの空間表現が豊かで、寒いながら楽しさもあります。
個人的にはやはり特徴にかけ、高音質感高解像度感を楽しみたい人にはよいと思います。中華ecでセールされ、高音質なイヤホンが欲しいみたいな人は割といいんじゃないかなと思います。そういう人はドライバ数の多いものに目を引かれそうではありますが
dita projectm
レジン充填のシンプルなハイブリッド機50000円。

多ドラが多い中でシンプルなハイブリッドは安心します。全体的にすっきりした音で素晴らしい音です。ただ高音が異常にシャリシャリ鳴りますからそこさえどうにかできれば、かなりほしいなという風です。
moondrop meteor
隕石をfpにつかってるやつ。多ドラで8万円します。

一聴して非常にクリアなサウンドで驚きました。全体的に冷たい印象ですが寒色です!というのではなく柔らかさも併せ持っています。ドライバもりもりですがかなりまとまりがよい印象。duskは多ドラによる音の濃密さが特徴に感じましたが、一転してチューニングが変わっているなと思いました。個人的にはこちらの方がうまくなっているなと感じました。ドライバのまとまりというだけでなく、音全体がよくまとまっていると感じます。
非常にノリがよく、いつまでも聞いていたいと感じさせるボーカルホンでした。実際試聴機から離れるのが惜しかった。
ただ、筐体がめちゃくちゃでかくて装着感なんですよね。
さて久しぶりにいろいろ?聞いてみましたが、製品としてはs3000, a6000, projectm, meteorあたりが気になりました。ぜひ聴いてみてください。私はお金に余裕がないので今後機会があればという感じですが、、、。割とオーディオ周りの機器は満足してしまっているのが現状なのでメインを置き換えるというよりは一つの方向性として持っておきたいなという側面も強いので難しいところです。安いなら安いで音質的に不要だし高いなら高いで手が出ないという悲しさであります。
近く機会があったら数分の試聴でしかないのでもう少し理解を深めたいですね。
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