ぽぽぽーよさんがデザインした自作マウス「BOX WL」を紹介します。
BOX WLはその名の通り箱型のゲーミングマウスで、内部基板にVGN Dragonfly F1シリーズを使用するマウスMODです。
寸法を見てみるとかなり幅が広く、対して高さが低い特徴的なサイズであることが分かります。また全長は短くつまみ持ち向けのマウスになっています。
サイドボタンは実装されておらず、3ボタンマウス+背面電源スイッチ、DPIボタンとなっています。
私はバッテリー持ちが良いほうが良かったため、F1Mobaを内部基板に使用しました。説明書に書いてある通りバッテリーの重さでバランスが変わってくるため、推奨されているF1Proがベストであると思います。
F1ProMobaの場合重量は50gでした。F1Proの場合もっと軽くなると思います。
組み立ては非常に簡単で、自作マウス初心者でも取り組みやすいと感じました。スイッチ用のボタンと基板を移植してねじ止めするだけです。MAX/MOBAを使用したためバッテリーをTOPシェルに張り付けています一度基板から取り外してこのように貼るとよいと思います。F1Proの場合その必要はありません。
シェルをはめてねじ止めすれば完成です。この時はいったんF1に付いていたソールを貼り付けていました。
クリック感の調整にTOPシェルの押下部を削ったり付属のテープを貼り付けたり削りすぎたらテープを貼ったりしてクリック感を調整します。私の個体の場合は両クリックとも削る方向に調整しました。
最近の流行と反してMBにしっかり厚みがあるため、クリック感は優れていると感じます。かなり歯切れよく好みでした。ただ歯切れ良いだけでなくクリックは重くないため使いやすいです。
軽量化を第一としてクリック感がふにゃふにゃでは結局使わなくなってしまうのでありがたく、好き。
厚みがあり頑丈です。持った時の剛性感も申し分ないです。
性能的なところはDragonflyF1なので別の話ですがソフトウェア、性能面普通に使いやすくてよいと思います。4kドングル1kHzで使用しています。クリックのデバウンスタイムは最低だとそこそこ多重入力発生しますね。
非常に歯切れ良いクリック感は素晴らしいゲーム体験を与えてくれます。
ぽぽぽーよさん談「見た目も使用感も謎なヘンテコマウス」とのことですが、実際見た目重視なのか?と思いきやゲームでも使いやすい形状をしています。強制的にわしづかみさせられる感覚破壊マウスです。
ふつう鷲掴みしようとするとクリック部が高くなったり低くするにしても大分深く持つ必要がありますが、BOX WLはクリック部を低く鷲掴みできるため新鮮です。
幅70というとEC-1なんかの大型非対称マウスの尻幅と同程度(?!)です。普通の感覚であればこの太さにしようとは思わないに違いない、一体どういう経緯でこの幅を採用するに至ったのか非常に気になるところです。
普段自作物は見た目がなーと言っている人でも唸るようなカッコよさのある箱型のビジュアルは所有欲も満たしてくれます。
BOX WLをくださったぽぽぽーよさんに感謝☆
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