ai03さんのデザインされたCANNONKEYSのベアボーン65%キーボードキットPhotonを買ったので紹介します。
はじめ
天キーで触って欲しいなと思っていましたが、公式で販売開始されると日本から購入されることを想定されていないような感じだったので断念していました。しかし2025年7月yushakoboで取り扱いが開始されこれはと購入しました。
割と感動していて購入必死だろという気分でいましたが案外在庫残っているようです。触れる機会がイベントしかなかったですし、プラ筐体のガスケットマウントキーボード自体は選択肢豊富だからでしょうか。数年前はgas67なんか感触よくて安かった記憶がありますし、今は似た構成のEAVE65なんかが半額です。
私自身カスタムキーボードに疎く他も持っていないのでそこらへんは考察できませんが天キーで惚れた意思は揺らぎません。カスタムキーボードが欲しかったのではない。Photonが欲しかったのだ。
舎で\16,500で販売されています。半透明黒のSmokeにしました。色が合っているなと思いdurockのスタビも一緒に買いました。
DUROCK Screw-In Stabilisers V3-yushakobo
PKG


USB A2Cケーブルはロゴが入っています。
ガスケットPORONはLE20でしょうか柔らかいです。
バッテリーは1500mAhで6か月持つらしい。デスクトップはbt無く使わないので無しで組みます。会社用にするときは無線にしたいですが静音寄りにビルドするのももったいない感じがします。
シリコンゴム足はハードでグリップもいい。どこかで売ってるかしら。
両刀のプラ―は初めて手にしたので乗り換えようかと思いましたが、どちらも外しにくかったです、残念。
プレートフォーク、スイッチはめる時にプレート陥没しないようにするらしい。

PC射出成型のケース美しい
基板はフレックスカットの入った1.6mm pcbです。右下のブロッカー下部表面にコントローラーがあります。なるほどいいですね。

キーボード基板てベタがないことが多いですがなぜなんでしょう基板少しでも柔らかくするとかなんでしょうかね。誰か教えてください。
組み立て
Photon Build Guide-CannonKeys Documentation
viaで基板の動作確認
スタビライザーは内壁をGPL205G0、ワイヤー周りにスーパールブ使用しました。MOD等はしていません。

プレート、キースイッチ、ガスケットを取り付けました。
スイッチはストックしていたvertex v1を使用しました。
ガスケットはとりあえず4点にしましたが今は9点張り付けています。

ケースをばらします。無線は使わないのでバッテリーは取り付けずカバーも外しました。
フルPCなのでそうでなくては困るのですが、ボトムケースのみで平置きしてガタつきがなくよいです。金属プレートにボトムプラケースをねじ止めして歪みを矯正している製品を多く知っているので射出成型のボトムプレートはそういうもんなのかと思っていました。

トップケースはガスケットの抑えと側面のカバーをしています。

ケースのスタンドオフに基板およびプレートの避けたくぼみ部分8点をトッププレートとねじ止めするガスケットマウントです。
トッププレートとボトムプレートにガスケットマウント用の隙間が空いています。

ボトムケースに乗せた図

トップケースに乗せた図

ケースをねじ止めしキーキャップを付けました。
キーキャップは色が合いそうで家にあったのでberry profile oblivionを使用しました。
かっけえですね。
NuPhy® x Oblotzky Oblivion-NuPhy

上の写真はよく見えないですがバックライトがついています。Frostedだと映えるのかしら。下にクリアなデスクマットを敷く予定もないのでオフにしようと思います、

左はPhoton, 右はGH60互換です。R0の高さが低くていいですね。リストレスト無しであればこういう方が打鍵体験が良いです。チルト角も少し大きめです。
互換ケースは若干背が高いのが気に食わないとは思いながら使っているのですがこう比べるとやはり違いは大きいですね。60%サイズはそこらへん考慮した互換ケース作ったほうがQOL高いかもしれないなと感じました。

押し込み時の開口は十分です。
打鍵時に底まで押し込むことはあり得ないので何も問題はないですが、奥まで押し込むとセレクトスイッチはコツンと当たります。フカフカに沈み込ませるようなMODを施そうとするときは広げたりする方がいいかもしれない。
スライドスイッチは有線、無線、デフォルトレイヤーを切り替えます。

zmkstudioでキーマップ設定を行います。初zmkです。ロック解除が必要らしい。
ロック解除含め初期状態でのショートカットはドキュメントに一覧があります。
Photon User Guide-Shortcut guide
ロック解除は右下のFn→Alt→Enterのようです。レイヤーキーでFnレイヤー→Controlレイヤー→Enterにアンロックキーが登録されているようです。いじれば好きなキーでアンロックできそうです。

マウスホイールなどは別途追加しないと使えなさそうでしょうか。zmkの中身は公開されてそうなのでカスタム自体はできそうです。
zmk-cannonkeys-keyboards/boards/arm/photon
とりあえずCapsに全角半角だけ割り振って使ってみようと思います。
65%って右の4キーをどう処理するのがいいのかよくわかっていません。

おわり
癖のないフィードバックに澄んだ打鍵音でキーボード側の味付けはあまりない印象です。
他のプラガスケットに比べると高いけど周りを見ると買いやすい価格で所有欲満たされとてもよい。
ガスケットマウントですがKeychronみたいな沈み込みのためではなくacousticな意図が大きそうです。今後ちょこちょこカスタムしつつ遊んでいきたいなと思います。機にスイッチやキーキャップもちょこちょこ試してみようかしら。
一般にキーボードは重さと密度が正義という方が多いです。重さや密度による利点はもちろんありますが正解ではなくそれぞれが異なる方向性であることを軽量でシンプルな構成のphotonが教えてくれます。私自身そういった短絡的な風潮は体験としても否定的でしたし単純に重すぎるのは取り回しが悪いので好きでありませんので刺さった製品です。 まあ高級なカスキは触ったこともないので上を見れば軽量構成に限界があるのかもしれないですけど、

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