私が今まで試してきた中でのゲーミングオーディオのおすすめです。
概要
そもそも足音が聞こえないという人は自身の音の聞き方と向き合ってみるといいかもしれない。
・Sennheiser IE シリーズイヤホン
・Etymotic Reserch ER-4S
・aune audio Jasper
・AKG (半)開放型 ヘッドホン
あたりが耳でwallhackできておすすめだよ。
なんか据え置きのA/IFかDAC/AMP買うといいよ。
それはそれとしてApple EarPods (USB-C)ヘッドセットとして優秀だよね。
コスパで選びたい人はIE100PROとK240Sがよいよ。JasperとK712PROが個人的エンドゲームだよ。
という話です。
足音を強調するようにイコライザを設定
足音等の特定の音を強調するようなイコライザーを設定するというのはよく耳にしますが、定位というか音が崩れるのでやめた方がいいと思っています。
イコライザの使用を否定するのではないです。ゲーム用途においてイコライザーで行えるのは定位感音の広がり方の調整です。感を調整するものであって当然そのものの基本性能は変化しません。
でもそうしないと足音が聞こえないという人は、音が聞こえないのではなく、音を聞けてないのではないでしょうか。
理想の音
自分自身がゲーム世界に存在しているかのような音が理想的だと感じています。
音情報を得られかつ聴覚に対して意識のリソースをほぼ割かずに済むからです。この場合、音を聞いてからそれを理解するプロセスが最も早く反射的に処理されます。
足音が聞きやすいような意図的な音もよいですが、どうしても聞いてから理解するまでの間に思考のプロセスが挟まりワンテンポ遅れますし脳のリソースも割かれ、意識が音に向いてしまいます。別にいいけど
おすすめイヤホン/ヘッドホン
ie100pro, k240sでもまあ十分だと感じます。
earpods以外、耳でwallhackできると感じている優れた出来のモノを挙げています。優れたもののみ上げているので特に詳しい話はない。
ゲーミングヘッドセット
Apple EarPods (USB-C)(3000円)
リスニングやモニタリングにも使用するとなると話が変わってくると思いますが、
実用性だけで見るとPCはゲームするだけで音にこだわりがない, デスクをすっきりさせたい人はこれ一択ではなかろうか。
・知名度が高い。安い。いつでも買える。
・軽くて小さく装着感のいい筐体。開放型で風呂あがり等でも蒸れずに快適に使用可能。
・マイク内蔵。vcだけなら別にこれでいいよね。A/IFもマイクアームもマイクもいらないのでデスクも非常にすっきり。
・コントロールスイッチ搭載。耳元でvolume+/-、Playを操作。つまり手元にDiscordでマイクミュートを割り振れる。
・特筆すべきこともないが悪くもない
ゲーミングイヤホン
Sennheiser IE シリーズ
ゲーム世界のサウンドに適した音作りと思います(私は40と100と200しか持ってないですけども。)モデルはIE100PROからIE900まで予算に応じて選べばいいと思います。
IEシリーズの特徴として、装着感の軽さが挙げられます。イヤーピースを押し込まずフィッティングするのが合うと感じます。
筐体が小さく軽いことは快適性の面で有利です。
欠点としてコネクタが特殊だのモデルによって違うだのでリケーブルがが
Sennheiser IE 100 PRO(10,000円)
旧IE40PRO。安価なモデルで1万円未満で購入できますが、FPSでの使用においておおむね十分な性能です。
定番すぎて忌避されがちですが実用だけでいえば逆張りせずIE100PROを使い続けるのがコスパよく済むと思う。
解像感に振ったカッチリしたサウンドで、帯域バランスは10kHzあたりが若干刺さると私は感じます。
この性能とFPS適性はコスパが素晴らしいのですがそこは値段、1万円以下なので当然完璧ではないです。
後に挙げるものと比較してしまうと、やや音像は大きく、滲んで聞こえます。
「音の位置が分かる」でなく「音の動きがわかる」という感覚で、イメージとしては音の残響が残るような感じで音を聞き逃しにくく捉えやすいです。(応答が悪い?)
自然さとは相反する意図的な特徴ですが、むしろFPSに特化した点と解釈できます。
リスニングに関して音の滑らかさが致命的に欠けるのでJPOPやアニソンなど値段にして音質は良くとも不満が出るかも。
要素要素で粗さはありますがゲームでしか使わない滑らかさは気にしないという方にとって間違いなくコスパの化け物です。
Sennheiser IE 200(20,000円)
雑に言うとIE100PROのグレードアップモデルです。
IE100PROより繊細な音で細かく聞き取ることができ音像もはっきりしています。
IE100PROはFPS適性に寄った性質があると言いましたがIE200はそういったことはなく自然な音で優等生といった風です。その点においてむしろIE100PROの方が音が聞き取りやすく好きという人は少なからずいると思います。
f特的にIE100PROのような広域の癖がないためカッチリサウンドではないですが音は滑らかでスッキリとしておりリスニングもばっちりです。
Etymotic Reserch ER-4S(中古15,000~20,000円)
ディスコンなので中古品を入手することになります。
3段フランジが苦手な方はそこそこ居そうですが別に他のイヤピでもいいですし、耳掛けシュア掛けが嫌いな人はいいかもしれません。
DFカーブ系の自然な音作りと基本性能の高さ。
自然かつ定位よくはっきりと音の位置をとらえることができます。
が、強く頭内定位という癖があるので慣れが必要になります。(頭内定位が良くない向いてないという事ではない。)
aune audio Jasper(30,000円)
DF系のカーブでシンプルに基本性能が高く所有しているイヤホンの中で最もwallhackな機種に思います。
一つ一つの音がはっきりとした輪郭でよく聞き取れます。
まるでゲーム世界に存在しているような非常に自然なサウンドで、
音が鳴れば、思考を挟むことなく直で、はっきりと精密に点で位置を理解することができます。
私の中で一番理想に近く優れています。エンドゲームでいいです。
欠点は入手性、中華系なので筐体形状が耳と相性があること。
ゲーミングヘッドホン
AKG 開放型
FPS向けのヘッドホンはAKGの(半)開放型が無難かつ強いと思ってます。
予算と機能性であったモデルを選ぶといいのではなかろうか。
k240とk701は軽くていいけどk701はリケーブル不可とかとか
リスニング機としても優秀。
yaxiのイヤーパッドがおすすめ。私にはデフォちょっと緩い
AKG K240 STUDIO(6,000円)
圧倒的に安い。青が好きならMKIIを
ゲーミングにおいて自然な音作りと定位。
K712と比べると音の距離感はつぶれ気味で近めに感じる。
イヤーカップはK712よりやや小さめ(スタジオモニターぽい)
yaxiのイヤーパッド(オススメ!)やちょうどいい長さのケーブルに交換したりカスタムすると6000円で済まないじゃんというところはある。
安くて強い素晴らしいコスパ。とりあえずFPS向けのヘッドホン欲しい人はこれでいいと思う。
AKG K712pro(30,000円)
所有しているヘッドホンの中で最もwallhackな機種に思います。
まるでゲーム世界に存在しているような非常に自然なサウンドで、
音が鳴れば、思考を挟むことなく直で、はっきりと精密に点で位置を理解することができます。
私の中で一番理想に近く優れています。エンドゲームでいいです。
デメリットとしては据え置きDAC/AMPは欲しくなりお金がかかる。
本体以外の影響を強く受けると感じますとっかえひっかえして遊びましょう(オカルトと言われればそれまでですが)
ゲーミングA/IF・DAC/AMP
オンボードも酷くはない
昔は明らかにノイジーで何でもいいから外付けすればクリアに改善されたものですけど最近のオンボードはそこまで酷くはないよね。
グラボが高くてというかRTX4000番台に対応しているようなM/Bを買うと自動的に安物を選べなくなっているし。
オンボードにしても外付けするにしてもノイズ源になりうるのでM/Bはそこそこにイイものを選ぶのは大事だと思います。きっと音だけでなくPC性能にも影響があることでしょう。知らんけど。
A/IF・DAC/AMP
FPSメイン運用であればそこまで要求は高くないと思います。
ノイズなく再生されている音を聞き取ることができる最低限まともな性能があればゲームには十分だと思っていて、2~3万のA/IFあるいはDAC/AMPを選べばいいのではないでしょうか。
その中でどれがいいのかという話はありますが、変な製品で無ければ性質に差はあれど性能には大差ないのでデザインや機能や好きな人が使ってるとかで選べばいいんじゃなかろうか。
A/IFはマイクもつなげて便利だし、PCと電源が連動可能なのも便利ですよね。
実際に2万円のA/IF、Topping E2x2とより高音質な機器とを比較してみましたが、音質は異なれどゲームにおいて勝ち負けにつながるような差はないと感じました。十分に思います。
オーディオ的にもちゃんとしたものが欲しいという方は使用するホンの値段と同価格帯以上のものを検討してみると駆動力に困らないんじゃないかと思います。一つの目安です。
評価
実際にゲームをプレイしながら評価する、その後録画を再生しながら評価する。のが自分の中で色々結びつくし気づくこともあっていいと思います。
苦手感
カナル型やヘッドホンの装着感がダメという人、分かる。でも何かいい機会があると克服できるかもしれない。私もどちらも最初はダメな人だったけどカナル型はse215、ヘッドホンはHD599SEを使用してみて、そのうちに克服できました。自分の耳に頭にあったもので慣らすといいかもしれない。
おわり
ゲーム用途という話だけをするなら、これでいいじゃんといった風です。
挙げるものがどうにも地味なのですけども、世間でFPSにいよと言われているものは一通り使ってみたうえでこれらの方が強いなと感じるのですよね。
「敵の位置が分かるかどうか」でなく「足音等が聞こえるかどうか」に着目している人が多いと感じます。私は前者を優先して評価の軸としています。そんな私の軸が他の方から見たときに低次元であるのかもしれませんけども。耳でwallhack(笑)てね
あなたはどんなゲーミングオーディオ観を持っていますか?
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