ゲーミングマウスパッドにはさまざまな種類があります。
布製のソフトタイプマウスパッド、金属製のメタルマウスパッド、ガラス製やセラミック製のマウスパッド等
ハードタイプのマウスパッドの中でも種類が豊富な方ですが不人気なのがプラパッドです。
今回は プラパッド のおすすめを紹介します。
プラパッド 及び ハードパッド
プラパッドに限らず、ハードパッドはソフト系と比べて滑りが早いと言われます。
滑りが速いのは確かですがソフトとハードでは当然、ハードでも材質によって滑りの性質が全く異なります。そのため布パッドと並べてただスピード系だ、速くて使いこなせない、と安直に思うのはナンセンスです。
例えばハードは止められないとよく言いますが、滑走面の違いからそもそもマウスの止め方が異なりエイムの仕方自体が異なります。
布パッドだけでみても様々で滑走速度自体が要素の一つでしかなく操作のスタイルがあるのではないでしょうか。
率直に、じゃあプラパッドは布パッドより強いのか?と二択を投げかけられたならば布のほうが強いと私は答えます。布の方が摩擦により素早く止めることができることは容易に想像できます。
足し算において布パッドが強いと私は思いますが、引き算でみたときにプラパッドは魅力的です。
布パッドではマウスをマウスパッドに押し付けると滑りが大きく変わり、押し付けないようにクリックしたとしても明らかに滑りが変化します。
プラパッドではスムーズな滑り感を得ることができ、一度慣れるとスピード系布パッドでも材質の違いからもたついたように感じます。プラパッドは均一な力で動かすことができます。
アームカバー等を使用するにも、自由度が高いです。
水関係に耐性が強い。
つまりハードタイプのマウスパッドの持つ利点の一つは、「布パッドが与える不快要素を排することができる」と考えています。
ここで言いたいことは、プラパッドは制御できなそうだから、という理由で食わず嫌いせずに一度触ってみてほしいということです。ここで挙げた私の思う利点はプラパッドを好まない人からすればそのまま欠点として映ると思います。
例えばマウスを押し付けることでコントロール性を図っている人には全く合わないでしょうし、そうでない人の中にはハードにはまる可能性があると思います。
余談ですが最近はフラットパッケージのものが増え主流になるのではないかという勢いですし丁寧な人はマウスパッドをフラットに保管しているかと思います。その意味ではプラパッドは筒らない、収納に困る、等の問題点は霧散したと言えます。
おすすめのプラパッド
私の主観にはなりますが3つのプラパッドがお勧めします。以下所感と紹介になります。
GALAX XANOVA Phobos M – 強い
中間層があることが特徴。
中間層があるからハイブリッドでとか関係なくシンプルに使ってみて滑りが強いのがつよみ。
初動は早く、よく止まる。滑らせると感触はあるものの滑りに引っ掛かりはなくスムーズ。
けしろぐさんの記事で紹介されていますが、表面のテクスチャに特徴があることがわかります。↓
https://keshilog.com/xanova-phobos-m/
この操作感はテクスチャと中間層の恩恵でしょうか。
小面積のソールと相性がいいです。大ソールは小ソールと比較して滑走音すごい大きくなるし。
欠点はサイズの小ささとディスコンです。中古を拾うぐらいしか入手できませんが劣化込みでも優秀です。
ズームしきれていませんがキラキラしているのはわかります。
X-raypad Thunder X – 万能
無難にお勧めできるプラパッドがThunder Xです。
正規代理店様であるふもっふのお店様がお取り扱いをしておりませんが、取り扱われたとしても公式から個人輸入したほうが安く買えるであろうため問題ではありません。人によっては個人輸入のハードルが難点でしょうか。
入手性と価格に優れます。似たようなスペックのXtrfy GP3は国内6k円する上に基本的に在庫切れですが、Thunder Xは通年購入でき送料込み5k円一週間で届きます。定価$30というのは布パッドと比べても高くないです。現環境を見ていると安定して早く個人輸入できるというだけでも入手性が高い気がします。
Lサイズなため布パッド相当の大きさを確保できます。ちょっと奇形です。比G640↓
初動や止めやすさは普通に優等生でPhobosには劣るものの優れていると感じます。サッサッとした感触の抵抗感ある滑りです。
尖った特徴はないですが普通によい、です。
また手汗耐性に優れています。季節によっては布パッドでも使用中にジトっとしてくることがあります。プラパッドでも同様で手汗で手首や腕のあたりが湿ってきたり濡れてくることがあります。
Thunder xだけはその点で気になったことがありません。水を垂らしてみると軽く浸透していくような振る舞いを見せます。その理由などはわかりませんが。多くのプラパッドは薄い滑走面を基材に張り付けているものをよく見ますが、Thunder Xは1枚の板にノンスリップゴムが貼り付けられているように見えます(実際は……?)。
表面はポリカーボネートPCです。けっこう使用したものと新品とを荒いですが比較してみます。ロット差による可能性もありますが、oldのほうがテクスチャがなまって見えます。劣化しているのでしょうね。
old↑ |
new↓ |
滑りを比較してみると、滑走時に手に伝わってくる感触がoldは薄れ消えていました。そのため滑走面の抵抗感による止め性能が劣化しています。
それぐらいで、(個人的には)微妙と感じたプラパッドと比較するとまだまだ使えるなと感じます
比較的安くて 入手性よくて 大きくて 扱いやすくて 手汗に強くて 総合点が高いこれをとりあえずすすめるというマウスパッドです。
X-raypad公式製品ページ↓
https://shop.x-raypad.com/shop/thunder-x-hard-gaming-mouse-pad/
サンワサプライ MPD-NS3-72 – でかい
35cm x 72cmの大サイズプラパッドです。ローセンシなでかいマウスパッドを必要とする人に勧められます。
縦にはやや短いですが横は72cmあります。
表面はポリプロピレンPP素材でポリカーボネートとは滑り感が異なります。表面を見てみると丸っこいテクスチャをしています。
PPはPCと比べると角が取れたような滑りをしていると感じます。
私は感覚としてPPのほうがPCより”制御しづらい”と感じたのですが逆に感じる方もいて、これは素材による滑り方の特性差なのだと思っています。
MPD-NS3は表面の均一さがほかのものと比べて低いです。そのため滑りのなかにどこかゴロゴロとした感触を感じたり初動自体は軽いもののムラにひっかかり重く感じる部分があります。
ローセンシ用なのだから小さな問題とみることもできそうです。
非常に低価格で、横72cmのマウスパッドが3k円で買えます。
表面にややムラはあるものの価格を見ると批判もできない、安く大きなプラパッドです。
また今回紹介しませんでしたがこの種類の滑りが好きでPCが好ましくないという人はLogicoolのG440fが合うかもしれません。
G440tの表面↓
MPD-NS3やG440は硬めのものでひっかけただけで深く傷が入ってしまうので比較的デリケートに扱う必要がある。
おわり
いろいろ触った結果お勧めしたいプラパッドは以上ですが(X-raypadで買う機会があったらついでにThunder Xを買うんだ)、
絶対にお勧めできないプラパッドとして0.X mmと薄さを謳ったものがある。薄さだけで脆く、欠けた表面がマウスソールに傷をつけ使い物にならなくされることがあった。薄いとQcK+などと同様に机表面の感触がもろに手で感じてしまうのも環境差が生まれてよくないと感じます。
個人的所感としてはセンシ上げられるならphobosで、そうでなければthunderXかというところです。
次の記事:Pulsar GamingGears ES1 マウスパッドレビュー
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