自作ゲーミングマウスパッドしてみました。
滑走感づくりの一環として薄板を滑走層と中間層の間に挟み込んでみました。
マウスパッドの中間層
安価なマウスパッドはその中間層のムラから仮滑走感が安定せず度々問題視されます。
通常柔らかなマウスパッドはよく沈み込むものの、沈みっぱなしで反発が弱くマウス操作性を悪化させるものは多いです。
硬い中間層のマウスパッドはその点滑走安定性がありますが、沈み込みは利用しにくいです。
滑走を安定させるためには中間層のムラがないこと、弾力性が十分であることが必要だと考えています。
その点代表として PORONスポンジ はムラのなさ、弾力性の良さからマウスパッド中間層の素材として非常によい性能を持っています。(PORON以外にもよいものはありますが)
ArtisanのXsoftはかなりの柔らかさですがその中には確かな反発性がありただ柔らかく沈みっぱなしではありません。
最近発売されるマウスパッドの中間層はPORONが多く使用されていることは、その性能面からうなずけます。
コンセプト
私は布パッドはその押し付け具合によって滑りがドミナントに効きすぎていると感じていて、ムラのなさと弾力性、そして柔らかさと硬さの両面を兼ね備えたマウスパッドを使用したいです。
あとporonは高いです。
そこで、滑走均一性及び弾力性を担保するために、薄板を布とスポンジの間に挟んだ構造のマウスパッドを自作してみます。
通常マウスパッドはマウスを押し付けるとソールそのままに沈み込みます。よって接地点のムラを感じられたり、必要以上の沈み込みが生じます。
マウスパッドに薄板を挟み込んでみます。
ソール形状のまま沈み込むのでなく薄板によって押し付け圧が分散され、断面を見るとスムージングされたように沈み込ませることを意図しています。
あくまでも薄い板であるため、沈み込み方こそ異なりますが沈み込む生えられると考えます。
薄板を挟んでいることでスポンジのムラや薄いマウスパッドにありがちなデスク表面を感じることはないと思われます。
マウスパッドにおける柔らかさと硬さの必要な部分を合わせ持った性質になるのではないかと考えました。
またハードパッドとのハイブリッド等ではなく、あくまでも布パッドとしてどうだろうかという考えです。
作ってみる
厚さ3mmのスポンジシートを任意のサイズにカットします。
品質にはこだわらなくていいと考えています。コンセプトから柔らかそうなものを選びました。
薄板をスポンジに貼り付けます。
今回は0.2mmのPPシートを使用しました。他のプラバンやcfrp板等でも良さそうです。
生地をカットします。浮いて固まったりしたら嫌なので今回は直接貼り付けず、ラバーペイントスプレーで防滑膜を形成し、ベース材に載せることにしました。
ぴったり張り付いているわけではないので波打ちはそのままだしベストではないですが、とりあえず使用中にズレなきゃいいわね
スポンジープラ板ー生地と重ねてとりあえず完成です
おわり
ガラス等の素材を使用したものやPORONを使用したものが溢れてきていてそろそろ新しいマウスパッドも出てくるのではないかと思っています。こういった試みもありなのではないでしょうか。
今までクリックしただけで滑りが大きく変わりすぎると感じていた布パッドですが、こいつは押し付け具合による滑りの変化が従来のものより緩やかだと感じます。その他気にしていた布パッドのデメリットを克服している雰囲気はあります?
それぞれ良素材の選定は必要だと感じますが突き詰めれば面白いものができそうな雰囲気は感じました。実用するには弾性層、平滑層、滑走面いずれも・安くて・性能よい素材を見つけなければなりませぬ。
関連:平滑型のマウスパッドを作る②#CRAFTMOUSEPAD
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