天下一キーボードわいわい会 Vol.8 行ってきた

 2025年5月4日天キーvol8に行ってきました。気になったものなどぱっと振り返ります。

 以前参加した際は駅から歩く上に入り口もよくわからないということがありましたが、南北線で行きましょうね!今回は駅から直通で楽ちんでした。

 どなたの展示かわからっていないのであとから調べてわからなかったものもありますがご了承ください。敬称略ごめんなさい。

awekeys

 金属製キーキャップを販売しているawekeysさんの展示
 cerakeyとかは結構重たいなとか思った記憶がありますが、案外軽量でした。

 白銅で成形され、各種金属コーティングを施しレーザー印字しているそうです。ベースキットは3色ほどありました。価格はなかなかするので富豪向けですね。absもPBTも使っているとテカってくることは防げないので表面が変わらないのはいいかもですね。

 ワンポイントの元素別キーキャップもありました。金属ごとに合った表面加工をしているそうで、ぴかぴかだったりマットだったりしています。きれいでした。

Libertouch

 Libertouchさんの展示。高級メンブレンキーボードです。
 メンブレンとはいうものの打鍵感は優れており、底打ち感が異なりますが静電容量系の感じでした。こちらes限定版とのことで削り出しケースにフォーム、プレートとこだわり生産されたものでかなり良かったです。予約が開始されていましたが8万円とのことで、貯金0の私は予約すること敵いませんでしたが、余裕のある方是非お勧めです。
 キーマップカスタマイズはソフトウェアが開発されていたりキーキャップも十字で好きなものを取り付けられるそうです。

 スイッチサンプル。メンブレンは接点スイッチなので装着しM互換として使用できるアダプタがあったり。
 荷重の異なるラバーや、ラバーの代わりにばねを使用したリニア軸と4種類ありました。

zenaim

 zenaimさんの展示。60%はもうそろそろ発売でしょうか。テープアウトはしていそうです。usbは左側になったんですね。かなり見た目はよさげ

 zenaimはかなりガチャガチャいいますからフィードバックも多かったのでしょうか。ハーフガスケットマウントを検討されているそう。ガスケットの位置や硬さなど自在に調整できると説明を受けましたが社内向けなのか、もしリリースされるとしてユーザーが分解し、カスタムできるようにするのか気になりますね。感触としては適度にアコースティックに吸収してくれる感じで、強く打鍵しても手が痛くなりにくそうです。
 正直打鍵感音がよいと言われる中華系も値段帯問わず大抵ガチャガチャしてますからzenaimばかりそういわれるのも不憫だなとは思いますが。

 アケコン。筐体は結構ごつく、分厚いです。こちらはまだ先でしょうか?スイッチモジュールはたしか4ピンコネクタでした。詳しくは聞きませんでしたがどういう感じなんでしょうね。

 磁気キーボード開発に関していろいろ質問してきました。まっとうなものづくりの視点から多くの意見をうかがうことができました。これからのzenaimの展開などもお聞き出来てよかったです。
 まっとうな磁気キーボードですから買いたい気持ちは大いにあるのですがいかんせん高級でお金がないので買えないのが申し訳ない限りです。

moimate

 moimateさんのマイクロスイッチアケコン。
 こちらはソケット非対応でホットスワップはできないそうです。クリック感はよくブレもないので、スイッチ周りしっかり設計されているなという印象でした。

ワーカホリック

 ワーカホリックさんの展示。いろんな椅子を試すことができる有料サービスのお店だそうです。予約が埋まり切っているとか。
 会場にはオカムラバロンとエルゴヒューマンがありました。これらは座ったことがなかったのでコンシェルジュしてもらいました。
 バロンは結構ガシッと体を固定してくる感じですね。薄めの座面とメッシュの背もたれとで全体的に強い張りがあります。仕事用だとアーロンが有名ですが、こちらもかなりいい姿勢で固定でき長時間働けそうです。逆に崩した使用はちょっと向かないかも?
 エルゴヒューマンはでかい人向けという印象があったのですが、座ってみるとそういった印象は感じませんでした。勘違いしていたよう。全面メッシュで包み込んでくれます。オットもあり、また全体的に広く余裕があるので、ゲーミングチェア的な柔軟な使い方をするには向いているなと感じました。
 どちらもリクライニングにアームレストがついてくるタイプだったり、リクライニング時の座面の連動の仕方が異なり(バロンはほぼ動かず、エルゴヒューマンは一緒に傾く)普段と異なり面白かったです。
 買う買わないでなく椅子をコンシェルジュするサービスなので、買う気がなくてもワーカホリック行って各社の椅子を体験するのは有意義そうです。2時間3300円だそうで安いしこれは言って損することはないですね。予約いっぱいだそうですけど機会があったら行きたい

さびねこ

 さびねこさんの展示。Nooir Nolandというキーボード、キーボードが浮いていてなんかとてもすごかった。お高いようです。

ℝ𝕆𝕄コッポラ

 ℝ𝕆𝕄コッポラさんの展示 SeaOtter Keyboard
 めちゃくちゃきれいな造形でした。キーボードとしても動作するというのでなおすごいです。

せきごん

 せきごんさんの展示。キーボード自動生成できてしまうauto kdk、すごかった
 usbが3つついているのなんでなんだろうと漠然と思っていたのでお聞きしましたが、左右共用にしながら左右間通信を、どちらからでも出せるようにするためだそうでした。言われてみればそうである。usbコネクタと左右間コネクタの位置関係など自由に選択できないと困りますね。
 まだリリースされていないそうですがトラックボールがとてもよかったです。トラックボールついているキーボードでしっくりくるものが少ないのですが、こちらかなり良かったです。リリースされたらトラックボールキーボードデビューしてみようかしら。
 制御ボードとセンサーモジュールを購入し、あとは基板とケースをデータ発注するだけですからほんとすごいですよね。設計試作コストを考えるとautokdk安すぎます。

yohe

 yoheさんの展示。corne用の円形のケース。こういうの回せば自在にチルトテントできるのでいいですよね。hutaもfdm製ながらスムーズに開閉出来て感動しました。

mass

 massさんの展示。omnonというトラボとジョイスティックを搭載したデバイス。触った感触がとてもよく、とても完成度高かったです。他にない構成ですが、どのような割り当てをして使用しているのか気になります。

jezail funder

 jezail funderさんの展示。cornixというcorne系譜の配列をしたキーボード。背面にデフォルトでテントスタンドがついており、非常にスマートです。テント角度は段階で調整可能でした。chocv2のキーキャップは自社製のようです。

takashicompany

 takashicompanyさんの展示。キースイッチが出てくるガチャガチャが!こういう趣向も面白いですね。

ai03

 ai03さんの展示 photon
 以前天キー参加したときがお披露目で触った記憶ですが、無駄な響きがなくほんとに素晴らしいです。送料高く予約しなかったのですが、いつか手に入れたいと思ってはいます。

ぴろりどん

 ぴろりどんさんの展示
 とても美しい外見をしていました。追加のタクトスイッチ?マイクロスイッチ?の押し心地が良かったです。
 奥のeditor50というキーボードはコンパクトながら多機能でイケメンでした。

ちぃな

 ちぃなさんの展示 Childhood’s End
 ロウスタッガード+アリスの配列のようです。とても手の馴染みよく、いいなと感じました。デスクにとり奥行き方向は制約がないことが多いですからスペース的デメリットも少ないです。参考にさせていただきたく思います。
https://zenn.dev/cheena_gb/articles/5804348b47bc4a

ラッタッタ

 ラッタッタさんの展示 tome2
 無線分割でケースはアルミ削り出しです。このコンパクトさめちゃくちゃいい。アルミケースも無線もやったことないですが、このコンパクトさには惹かれ、自分も無線やりたくなってきます。

 On Any Banana Day
 狭ピッチです。40%ですが配列は大西配列を想定しているよう。こちらもコンパクト

Mogma Products

 Mogma Productsさんの展示。Dottie FlipFlowという折りたためるキーボードです。左右間どうつながっているんだろうと思いましたが、中をケーブルが通っているんですね。ぱっと見わからなくて疑問に思いました。とても丁寧に作られています。3dpパーツですごい滑らかなヒンジを作製されています

Pentronic Lab.

 Pentronic Lab.産の展示。Taclick-TKLというタクトスイッチでできたキーボード。基板の密度がすごいです。はんだ付けがとても大変だ!アルミと木の削り出しケースがありました。木製は軽くてよいですね。

かよいじ

 かよいじさんの展示。手配線の立体配列キーボードです。

こちらはコントローラーやハンドルのように握りこみ使用する形状。デスクの上にとらわれず膝の上などで使用できるそう。

 こちらは手前に握りこむように入力できる行があります。どのようなキーを割り振っているのか聞いてみたところ記号等割り振っているそうで、横に伸ばさずにかつコンパクトな運指でデフォルトキーをカバーできるようにしており、その思想には共感できます。

トラックボールつき左手デバイス

 すみませんどなたの作品かわかりませんでしたがcad等で使用できる左手デバイスです。これ使いこなしたらアプリケーション入力これ一つで完結できそうなポテンシャルがありそうです。

dotting dots

 dotting dotsさんの展示。非常に美しいデザインの作品で意匠が凝っています。様々なエンコーダを置いてあり、それぞれの特徴などお聞きし勉強になりました。

いと

 いと産の展示。VRHMDのコントローラーのようなタイプのキーボードです。例えばディスプレイ搭載ゴーグル等用いて机に向かわずにPC作業が完結できるような夢のあるデバイスです。試作段階とのことでしたが指周りの馴染みはよかったです。左右の手での複合操作で文字入力を行う想定で、慣れが必要そうです。

パレットシステム よっぴ

 パレットシステム よっぴさんの展示。赤外線通信のキーボード。奥側にレシーバーがあります。露出している小さなicと赤外線のこの小さな基盤だけで制御できるそうで、キーボード側の点数がすごいコンパクトです。赤外線通信のお話も聞けて面白かったです。

 kailhの超薄型スイッチのキーボードをさらに薄く仕上げるというめちゃくちゃ薄いキーボード。実際に見るととても驚きます。打鍵感も悪くなく、結構いい感じなのですが、国内取り扱いがなく入手性が厳しいようで、どうにかはやってほしいですね。

おわり

 久しぶりにキーボードイベントに参加しましたが、とても面白く勉強になりました。トラックボール分割無線の流行がすごいですね。その次にローすたっガードのスタンダードなタイプのキーボード展示が多く、ここら辺が大勢なのかなという感じがしました。
 ユニークな作品も見ることができて、とても刺激になりました。
 企業はリベルタッチとzenaimが印象的でした。zenaimさんは直接お話うかがえることそうないと思うのでいい機会でした。
 天キー全体でいうと、めちゃくちゃ人多かったです。会場内を順繰りに見ようということができず、練り歩きながら隙間を覗くような感じでしたので、全部見たつもりではいますが見逃している展示もあったかもしれません。
 半分抽選目当てで参加しているのですが今回は当たりませんでした残念!

天キーは最終的にこぼれるとはいえチケット競争は起きないしキーボード好きだぜって人は積極的に参加するといいと思います。抽選でなんか当たるかもだし。作家さんや企業の方とゆっくりお話しする機会って他にないですしね。

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