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HWiNFOとRTSSでPCのベンチマークを記録してGNU Octaveからグラフを出力してみる
ゲーミングPCを買ったので紹介します。
せっかくなのでベンチマークを行ってゲーム性能を見たりしたいです。
ベンチマークの結果をGNU Octaveで出力してみます。
測定に使用したMSI AfterburnerとRTSSとHWiNFOを紹介します。
PC買った
今までcore i5 8400にGTX1060の10万程度のPCを使っていましたがこの度ちょっといいやつに買い換えました。
なんとなくPCでも買うかという気分だったので。
という記録を残しておきます。どうせまた先5年とか買い換えないんだから
61800円。i5 8400が微妙でCPUはi7にしとこうと。 29980円。Z790で一番安いけど3万なら悪くないと思いたい。 99800円。3080これぐらいしか売ってなかった品薄。流行ゲーム軽いのばかりだし240HzモニターかVR無かったらオーバースペック感ある。 14100円。一か月くらい待ったらgskillsとかかなり安くなってたなど。
DDR5言われてるほど高くないと思いましたがDDR5対応のM/Bがとても高かったのでDDR4。13480円と8080円。KIOXIA安い。 17980円。750Wでいいと思ったけど値段変わらんかったので850W。superflowerは安くていいらしい。 13730円。ドライブ付くやつで調べてなんか出てきたやつ。ドライブが下につくのいいね。 16800円。CPUクーラー品薄すぎる。これぐらいしかなかった grease シミオシ OC Master 666円。なんかいいらしいgreaseでどれくらい変わるもんなのかしら。 15200円。今見たら安くなってるなあ。11は慣れ以前に使いづらいUIである。
できるだけ安いものを選びましたがそれでも30万円。高い。
ゲームとか重い作業とかしないんだったら8400に1060の旧PCでも何ら不満ないですからこりゃ仕事用かゲーム用かって感じがします。
最新FPSでも大抵1060で60FPSは出ますしね。快適かどうかは置いといて。
VRやらないんだったらいよいよ3080は使いこなせてない感があるし144から240とか360とかに買い換えたほうがいいなと思います。散財の連鎖です。
今見るといろいろ安くなってるし4070ti出てるし時期じゃなかった感がある。間が悪い。
外付けドライブ・内蔵ドライブの話
外付けドライブをすっと使用してきましたがあまり好ましくなかったです。
バスパワーは安定感にかけて不安だし、セルフパワーにするとUSBケーブルが2本生える羽目に。
ドライブ用スペースをデスクに用意したりしないのであればCDやBlu-ray使う人は内蔵にした方がいいと思います。
というか今回PC買うかという気分になった半分ぐらいは外付けドライブ怠いなというところから来てる気もします。
買ったのは7kの安いやつですが、内蔵ドライブもスペックとか考え始めるとパイオニアのやつとかこだわったりするんでしょうか、、、何が違うのか気になったりはします。
RTSSとHWiNFOのセットアップ
FPS測定用とOSD用にMSI AfterburnerとRTSSをインストールします。
MSI Afterburner 4.6.5 (ベータ 4) ダウンロード-Guru3D.com
MSI AfterburnerはRTSSを一緒にインストールします。
MSI Afterburnerを起動し設定(歯車)を開きます。
全般->Windowsと一緒に起動、最小化で起動にチェックを入れます。
オンスクリーンディスプレイ->ハードウェアのポーリング間隔で統計の更新間隔を入力します。ベンチマーク記録するときは間隔早めのほうがよさそう(HWiNFOと揃える)。
グラフ->フレームレートにチェック
オンスクリーンディスプレイでの表示にもチェックを入れます。
設定を適用しMSI Afterburnerは最小化してしまいます。
RTSSを開きます。
Start with Windowsをオンにします。
Show On-Screen Displayをオンにします。
RTSSを最小化してしまいます。
これでゲーム画面にFPSが表示されるようになります。Geforce experienceとかゲームプラットフォームでオンにしてる?じゃあいらんな、、、
温度等測定用にHWiNFOをインストールします。
センサーのみ使用するのでセンサーのみ表示にチェックを入れます。
センサー画面で項目設定を行えます。ベンチマークで測定したい項目を残します。
いらない項目を監視を無効にし消す
表示したいけどデータは取らなくていいものをログ無効にする
歯車から設定を行います。
レイアウト->センサー画面に表示する項目を整理できます(消した項目を戻したり)。
カスタマイズ->項目名を変更したりできます。
OSD->RTSSで一緒に表示したいものを設定できます。
センサー設定->ポーリング間隔を設定します。
主な設定->自動起動と起動時最小化の設定を行います。
以上で設定完了です。統計の取得とゲーム画面への統計表示ができました。
設定は適当なので参考にならんかも。自動起動最小化しとくだけ
を押してログを開始し、ベンチマークを開始します。
ベンチマーク終了したらログを停止しcsvファイルが保存されます。
csvをじゃかじゃか保存しましょう。
GNU Octaveでcsvファイルを読み込んでグラフを出力する
octaveを使ったのは調べてたら出てきたからというだけですが、きっとpythonとか使えるようになっておいた方が役に立つのだろうなと思ったりします。matlabなんて一生使うことないだろうし。
ダウンロードしインストールします。
matlabのコピーソフトらしいのでmatlabのコマンドが基本らしいです。
困ったらoctaveでなくてmatlabとつけて検索するか、matlabのサイトの検索欄で検索します。
octaveを起動しcsvのlogdataが保存されている場所に適当に.mファイルを保存してグラフを描くように書いていきます。
エディタのところにいろいろ書き込んでいきます。
左に変数に入力されたり計算された値が表示されています。変数名をクリックすると変数エディタのタブに詳細が表示されます。
コマンドウィンドウはコマンドウィンドウです。実行結果やエラーが表示されます。直接コマンドを打ち込むことができます。
使い方はそんな感じです。グラフ出しただけでそれ以外わかってません。なので対象はこれやる前の私みたいななんもわからん人と忘れたころに読み返してる私です。
グラフ出すやつ。
まずHWiNFOで出力されたcsvファイルの形式ですが、1列ごとに測定した項目が並んでいます。
ポーリングを0.1秒に設定しましたが実際はずれながら計測されているのがわかります。またパソコン時間での0,1秒なので使用タイマーによって実時間が変動したりします。
そこらへんも厳密に反映するべきなのでしょうがめんどくさいので0.1秒間隔である、としました。(文字列読み込むのめんどくさい)
これらのほしい項目を変数に突っ込んでグラフに出力します。
%がコメントアウトです。デフォルト ctrl+r <-> ctrl+shift+r です。
図を出力する部分を関数化しているので、一度関数の下から見たほうがわかりやすいかもしれません。
forの中にforが入りまくるのでぱっと見よくわからんですね
また関数化すると変数が関数の外に持ち出せず変数エディタであとから見れずデバッグしにくいので最後に関数化します。
%前回実行時の計算データを消しておきます。 %行列のサイズが固定されたりしてしまった。 clear all %前回実行時の出力グラフを消しておきます。 close all %プロットするコードを関数化しています。 %繰り返し実行するため function plotgraph(fname,lcolor,colnum,colname,line,xratio) %読み込んだファイル数 %length:行列の長さ(ここではfnameにいくつのcsvファイルを読み込んだか) flength=length(fname); %;をつけるとコマンドラインに結果を表示されません(実行が早い) %;をつけなければ計算結果が表示されて変数の中身が確認できます。 %ファイル数だけ繰り返します for i=1:flength %ログファイルごとに行列サイズ微妙に差が出るので繰り返しごとに行列をクリアする clear A B C %csvの中身を読み込んでいきます。 %.name:ファイル情報の「ファイル名」を指定する %dlmread:ファイル内の行列を読み込み(ここではファイル名という文字列) %Aにファイル名を読み込みます。 A = dlmread( fname(i).name ); %matlabの配列は 1 始まり %必要なログデータの列をそれぞれ抜き出す(fps,cputemp,gputemp,・・・みたいな行列) %:でその行や列全部を選択 for j=1:length( colnum ) B(:,j) = A(2:end-2,colnum(j):colnum(j)); end %ログデータの行数がいくつか入れる rownum=length(B); %x軸ずれたとき用 for h=1:rownum x(h)=h.*xratio; end %開始オフセットを求める for j=1 : rownum if B(j,1) > 200 start = j; break endif end for j=start : rownum if B(j,1) < 100 start2 = j; break endif end %fpsが200以上出た後にfpsが100以下に下がったところを開始地点とする %終了オフセットを求める for j=1 : rownum +1 if B(rownum -j,1) >61 stop = rownum -j; break endif end %fpsが最後に60以上出ていたところを終了地点とする %必要なベンチマーク実行中の行を抜き出す(開始~終了まで) C = B(start2:stop,:); %項目の数だけグラフを表示する for j=1:length( colnum ) figure(j) %軸ラベル ylabel( colname(j) ) xlabel('0.1s') %figureにグラフを表示 graph=plot(x(1:stop-start2+1), C(:,j) ); %線の色を変える(ここではベンチマーク条件ごとに色を変えている) set(graph,'Color',lcolor) %線の種類を変える set(graph,'LineStyle',line) %グラフを上書き可能にする(hold offだと毎回消えてしまう) hold on end %plot終わり end %ファイル数分繰り返し終わり end %関数終わり %拡張子含む対象ファイル名のリストを作成 %dir:「ファイルの情報」を読み込みます fname_1 = dir('01-ff14-*.csv'); fname_2 = dir('02-ff14-*.csv'); fname_3 = dir('03-ff14-*.csv'); fname_4 = dir('04-ff14-*.csv'); fname_5 = dir('05-ff14-*.csv'); fname_6 = dir('06-ff14-*.csv'); fname_7 = dir('07-ff14-*.csv'); %読み込みたい項目列の配列を作る(csvの22列目のfps値を読み込む等) colnum=[ 22 10 11 12 13 14]; colname={'fps' ,'cpuTemp' ,'cpuPower' ,'gpuTemp' , 'gpuPower' , 'gpuClock'}; %条件ごとに関数呼び出し %条件ごとに色を変える plotgraph(fname_1,'b',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_2,'r',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_3,'g',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_4,'m',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_5,'k',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_6,'c',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_7,'y',colnum,colname,":",1) hold off
なんか見づらいのでコメントなしも載せときます
clear all close all function plotgraph(fname,lcolor,colnum,colname,line,xratio) flength=length(fname); for i=1:flength clear A B C A = dlmread( fname(i).name ); for j=1:length( colnum ) B(:,j) = A(2:end-2,colnum(j):colnum(j)); end rownum=length(B); for h=1:rownum x(h)=h.*xratio; end for j=1 : rownum if B(j,1) > 100 start = j; break endif end for j=start : rownum if B(j,1) > 100 start2 = j; break endif end for j=1 : rownum +1 if B(rownum -j,1) >61 stop = rownum -j; break endif end C = B(start2:stop,:); for j=1:length( colnum ) figure(j) ylabel( colname(j) ) xlabel('0.1s') graph=plot(x(1:stop-start2+1), C(:,j) ); set(graph,'Color',lcolor) set(graph,'LineStyle',line) hold on end end end fname_1 = dir('01-ff14-*.csv'); fname_2 = dir('02-ff14-*.csv'); fname_3 = dir('03-ff14-*.csv'); fname_4 = dir('04-ff14-*.csv'); fname_5 = dir('05-ff14-*.csv'); fname_6 = dir('06-ff14-*.csv'); fname_7 = dir('07-ff14-*.csv'); colnum=[ 22 10 11 12 13 14]; colname={'fps' ,'cpuTemp' ,'cpuPower' ,'gpuTemp' , 'gpuPower' , 'gpuClock'}; plotgraph(fname_1,'b',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_2,'r',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_3,'g',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_4,'m',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_5,'k',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_6,'c',colnum,colname,":",1) plotgraph(fname_7,'y',colnum,colname,":",1) hold off
実行してみます。グラフが出てきました(これは2条件のみですが)
FPS値のグラフをコマンドラインに軸の範囲等打ち込んで成形してみました。
おまけ ベンチマーク結果
こちらRTX3080の電力制限をかけてベンチマークを回した結果です。
横軸が電力制限、縦軸がscore fpsです。(fps値も比較しようとしましたがscoreとほぼ一致しているのを見て途中でやめました)
ゲーム中ずっと300W食われ続けるのもあほくさいし80%ぐらいに制限かけてもいいのかなと思います。scoreやclockの降下幅は5%程度ですし、どうせ最近の軽いゲームだとfpsは十分出ますから。
CPU13700KFは電力制限するまでもなく100W程度しかゲーム中消費せず、PL1をそれ以上に設定しておくだけでよさそうです。またFPS値はHTを切ったほうが明らかに高く出ました。
おわり
これでベンチマークの結果を比較することができるようになりました。
やってることは所詮excelの自動化ですがexcelは有料で高いのだなあ。
こんなことしなくてももっと簡単な方法もありそうだけどどうなんでしょうか
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[デスク]FPS向けのゲーミングアームレストを作る
Steelcase のオフィスチェア Leap v2 に対応したゲーミングアームレストを3DPで作りました。
使われないがちなアームレストをカスタムし、有効活用することができるようになりました。
ゲーミングアームレストってなんだよ
いわゆるゲーミングチェアってやつはごっついアームレストがついています。
そのアームレストに腕を載せ、ゲームプレイ中に有効活用している人はどれだけいるのでしょうか。
後傾姿勢でプレイする方やハイセンシの方はアームレストに腕を載せているかもしれません。
しかしそうでない人は、アームレストを下げ、腕をデスク・マウスパッドに乗せるスタイルが一般的なのではないでしょうか。
つまりゲーミングチェアはゲーミングを謳っているにもかかわらず、ゲームに不適なものを搭載してしまっているということです。
このスタイルで問題はないのですが、ベストでもないと考えます。というのが今回の話題です。
1つ目に、普段使いとのギャップです。
ゲームプレイ時に腕を大きく載せるということは普段使いするときより体を前に乗り出して座るということです。マウスやキーボードの位置は奥に置きなおさなくてはなりませんし、モニターに近づきます(モニターが近いのが良いという人もいるでしょうけど)。
2つ目に、デスク・マウスパッドの奥行きです。
乗り出している分、マウスパッドとデスクの奥側にマウスを位置取ることになります。これはそうでないときと比べて奥行きが10~20センチ多く必要になります。
マウスパッドがそれだけ大きなものが必要になりますし、狭いデスクではぎりぎりに、広いデスクでは奥のスペースを有効活用できなくなります。
つまりマウスを滑らせない手前のスペース、腕載せてる部分無駄じゃんということです。
3つ目に、せっかくついているアームレストをゲームプレイ時にどけるために下げなくてはならないことです。
ゲーム時には下げ、普段使いでは上げる方もいるのではないでしょうか。めんどくさいです。
しかし、アームレストをデスクの高さまで上げると、ゲームがしづらいという問題が発生します。
というのは、腕が載せられるのは良いのですが肘まで乗ってしまうということが問題となります。
肘がアームレストに乗ると、非常にエイムし辛く感じます。ひじの骨のあたりがいづいですよね。
アームレストをゲームプレイで使用しない主な理由がこれだと思っています。
よってこのような形状にすることで肘を開放してやればよいですよねという安直な考えを3DPで印刷して実現してみました。
ゲーミングアームレスト
以前 椅子キ を制作したときのアームレストモデルを流用し適当に作ってみました。
[自キ] えむごっち & panda_micro でキーボードを無線化し椅子キー環境を試作してみた (tsuiha.com)
10センチ程度腕が乗るようになっており、手前側は肘がフリーにできるスペースとなっています。
裏は狭い部分のサポート材を剥がすのに汚くなってしまいましたが、すべすべでPLAこのままでも全然使えそうな質感です。
カッターでバリをとるだけでいい感じ
左手側のキー操作では肘を自由にする意味はないので、椅子キ で制作した傾斜の付いたアームレストをそのまま使います。
いい感じです
スチールケース(Steelcase) オフィスチェア Leap リープアームレストを使いながら肘を自由にしエイムのしやすい環境になりました。
またこれによって奥行き45センチのコンパクトなデスクでも狭いと感じることなくマウスを大きく振ることができるようになりました。空間コスパ高いです
普段使いとゲームプレイ時でアームレストをいじる必要がなく、無駄がなくなりました。
おわり
今回作ったモデルはgithubに投げてあります。3DP/gaming_armrest at main · Tsuiha/3DP (github.com)
安直な案ではありますがいいものが手に入ったと感じます。
とりあえず思いついたまま実行してみました。またここから理解度を深めステップアップしていけたらよいと思います。
次の記事:省スペースなアングル・スライドPCデスクを自作する
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「巻き取り式USBケーブル」でデスク上をスッキリ&取り回し良く
デスク上においてキーボードのケーブルは動かさないにしても動かすにしても割と邪魔なものです。
またデスク上をずらしたり、引いたり、押したり、移動させることを考えるとケーブル長には余裕がなければなりません。
すると余っているケーブルはデスク上を占有します。コイルケーブルを利用すればケーブルが暴れることはないですがコイル部分によって動かし方が制限されると感じます。
柔らかいものやコイルケーブル等試してきて、今のところ巻き取り式ケーブルに落ち着いているので、気に入っている製品を紹介します。
使ってる感じ
デスクまで適当な長さのUSB延長ケーブルで引っ張ってきて、デスク上にリールコードを配置しています。
押したり引いたりしても煩わしくありません。
FPS等のゲームでキーボードと別に左手デバイスを利用する際にも移動しやすいです
良さげなやつ
紹介するのはケーブル長70cmのコンパクトな巻き取り式ケーブルです。
コンパクトなものが無かったら巻き取り式も微妙でした。
micro-USBはエレコム、type-cはホワイトナッツのものです。販売元は異なりますがモノとしては同じOEMと思われます。
直径28mm程度でコンパクトです。
ほかの巻き取り式ケーブルと比較するとサイズの小ささが分かります。
また端子の向きが置いたときに水平で、キーボード等に接続した際にねじれません。
引き出し量が多いと丸まってしまいます。
まだ断線はしていませんが、根元の耐久性が不安に思えるのでシリコン系で補強しようかなと思います。
おわり
自作キーボード系などではtrsでもusbでもリール式の使用例は多そう。
デスク系デバイス系の面で見てもすっきりコンパクトに収まり優秀だなと感じます。見た目にこだわる人には向いてないかもしれません。
この70cmのタイプの製品が探した中では最も小さくて端子の向きもよく、根元がやや不安ですがよいと思っています。
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intime 碧 Ti3 イヤホンの断線修理する
根元が断線した intime 碧 Ti3を入手したので修理しようと思います
最初の筐体を開けるところでだいぶ手間取ってしまいました。
一般的にどう開けるのがよいか分からなかったのでペンチでつかんだりして傷ついてしまった。
最終的にニッパーでつかんで開けました。割と楽に開いたので良さげ。
分解しました。根元が断線してるので何センチか詰めます。
ケーブルごと交換しようかなとも思ったけどとりあえずこのまま使ってみようかしら。
詰めたケーブルをはんだ付けしました。
はんだは普通のやつですがオーディオ用とどれくらい差があるのでしょうか。
リッツ線は370度で予備はんだと皮膜溶かして320度ではんだ付けしました。温度これぐらいでいいかしら?
はんだ付けは熱を避けて低温で行うよりもやや高めでさっとやるほうが簡単だと感じます。うまい人は低温でうまくやるのでしょうね。
接着剤で固定して元に戻します。
傷がついてしまいましたが修理完了です。
数年前にとても評価されていたようで気になっていたのですが、とてもよい音が鳴りますね。
修理に特別費用も掛からずお得感あります
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Logicool G G502X WL マウスレビュー
Logicool Gから発売されたG502X WLをレビューします。
有線モデル「G502X」、無線RGBモデル「G502X PLUS」がありますが本機G502X WLは無線RGB無しのモデルです。
製品名としては G502 X LIGHTSPEEDワイヤレス ゲーミング マウス。G502XWLは型番ですがこちらの方が呼びやすいですね。ちなみにG502X PLUSの型番はG502XWL-RGBです。
有線モデル買うつもりでしたが有線マウスに1万円払うのもなあというところで奮発して無線モデルを購入しました。
G502はガチャガチャした見た目で左右非対称でありながらチルトグリップに寄った機種ではない多ボタンゲーミングマウスです。G502X はそんな G502 をマイナーチェンジしたモデルとなっています。
機械式→光学式へとスイッチ変更されチャタリングの心配がなくなりましたがクリック感は劣ってしまった印象です。また右サイドの形状がかぶせ寄りであった形状から逆台形を強調した形状に変更されており、つかみ持ちユーザーの選択肢となりそうです。ワイヤレスモデルについては無線性能が強化されているとみてよいでしょう。
結論としては、クリック感の概念を持つ人以外にはおすすめできます。
スペック
メーカー Logicool G 製品ページ G502 Xワイヤレス ゲーミング マウス | ロジクールG (logicool.co.jp) 形状 左右非対称 長さ 131.4 mm 幅 78.7 mm 高さ 40.4 mm(ソール0.8 mm抜き) 重さ 101.4 g スイッチ omron d2fp-fh(logi) センサー hero 25k LOD 1 mm未満 DPI 100-25.6k ポーリング 125/250/500/1000 Hz ソフトウェア ロジクールG HUBアドバンスト ゲーミング ソフトウェア、RGB & ゲームプロファイル (logicool.co.jp)
Onboard Memory Manager – Logitech Support + Downloadtype cケーブル、usb変換アダプタ、交換用サイドボタン
usb収納。きつく押し込まないといけないので微妙な感じ。カチャッと軽く収納されるといいですよね。
形状
g502xは左右非対称ですが、ie系に代表される強いチルトグリップ形状でないlogicool独自の形状です。
上下
サイズ感
全長131.4mmと長いですが幅が広くもなくまたMBが奥に伸びている形状のためであり、サイズ感としてはやや大きめ程度
リア
尻は膨らんでおらず親指や小指の付け根に主張してきません。
手のひらに嵌め深く持つこともでき自由度も高いです。その分手のひら全体でのフィット感は薄いです
左サイド
親指部分には羽がついています。
また左側面のハの字具合を見てみるとリアの方が幅が狭く、フロントに行くにつれてやや幅が開いていく逆ハの字形状となっています
やや\と傾いており一般的なマウスと異なります。
全体として円柱状にくりぬかれたような形状です
右サイド
リアから中央あたりまでは台形ですが、中央からフロントにかけて逆台形な形状
ボトムから見ると指を置く部分はハの字形状\であることが分かります。左サイドが逆ハの字であることと合わせてみるとやや\に傾いた形状とみることもできそうです。
またボトム部分がフロントにかけてきゅっと狭くなっていくことが分かります。
右サイド周りがG502との形状差異となります。
グリップ幅
羽など差し引いた実際のグリップ幅(センサー位置あたり)は59.9mm程度です
横
純正ソール厚0.8mm抜きでの高さです
トップ
TOPはやや後方寄りに40.4mmとサイズ比で高くはない印象
尻の部分で高くなるもののTOPは中央寄りなLogicoolらしい形状
MB
左ボタンは凹にへこんだ形状、右ボタンは凸に膨らんだ形状でどちらもホイールに向かって盛り上がる形状
非対称マウスらしく右MBより左MBの方が低い設計
サイドボタン
左側の高さを高く保つことでサイドボタンのサイズをG502より大きくしながら高く配置することで親指のスペースを確保している
前後
チルトグリップ形状ではなく緩く台形な感じ
特徴
- L 131.4 x W 78.7 x H 40.4 mm
- g502系統の独自形状
- g502から右サイドの逆台形感が大きく増した形状に変更されている。
比較
写真
等高線
3M スコッチ 建築塗装マスキングテープ 2899 20mm×18m 6巻 2899 20X18中身
分解
サイドボタンはd2fc-f-7n とomronロープロファイルマイクロスイッチ、DPIボタンはkailh製502のように爪でがっちり止まっておらずパカッと開いたため分解は楽であった。
内部構造はナイロン製?の柔らかい感じ。
外側のシェルもどうにも他マウスより柔らかい印象を受けた。充填率が低いのだろうか? 軽量化?シェルが柔らかいのは剛性でなくとも様々なフィーリングに悪影響及ぼしうるのでどうなのだろうか
全体重量:101.4g
裏蓋:1.4g
純正ソール:2g
バッテリー:10g
無線給電用線と磁石:1.4g
無線給電機構って使ってる人いるのだろうかさすがに無くてもよくない?
ホイール
502系の光学式ホイールという感じ。手元の502 3366からところどころブラッシュアップされている。
logicool他製品の機械式エンコーダよりもタクタイル感は大きいがゴロゴロする感じが薄くこっちの方が私は回しやすく感じる
ホイールクリックはsmdボタン、チルトクリックはタクトスイッチ。
ホイール自体の重量が軽くなっており、フリースピンでの回り方が軽くなっていた。
チルトクリックは軽くできるためゲームプレイに支障をきたさず入力ができそう
クリック
新しく搭載された光学式のLIGHTFORCEスイッチ。およそ構造はrazer等の光学式マイクロスイッチと同じでクリックすると光センサを遮るような感じ
異なる点は光センサ側の遮光部分に天井がない事だろうか
クリック感としては既存の光学式マイクロスイッチの中では最も良いと思うが、光学式の枠からは出ないと感じた。光学式らしくプリトラベルが長くストロークも長く鈍いため連打が効かない感じは相変わらずである。
razerは改善するにつれてどんどん硬いクリック感になっていったと感じるが、こちらは明瞭感を増すことで光学式の欠点をごまかそうとしているように感じた。
しかしクリック感の粗悪なマウスよりははるかにまともなクリック感であり、有名メーカーでもクリック感の悪いものが割と多いことから考えると相対的にはアリなのではないだろうか。あくまで相対的に。
しかしクリック感がまともであるラインのマウスには及ばず、ましてや同社のG PRO heroなどと比べられるものではないし、クリック感の良いマウスと比較すると使用に耐えない。
個人的には光学スイッチが実用ラインに乗ったなとは感じており使えなくはないと感じる(razerの2世代光学式はきつかった)
光学式全般に言えるがチャタリングしなくなったという意味ではよい点といえる
クリックするとなんかバネっぽいビンビン音が聞こえる。ホンすれば関係ないけど。クリック感はうるさい。
サイドボタン
押し感はふつう
G7ボタン(トップの手前側サブボタン)は人差し指の指先で押すには遠く感じ、指を反らせ第二関節とかで押すイメージなのだろうか。浅く持つと押しやすいが逆に奥が押せなくなる。
G6(左サイド奥)はボタンが着脱可能で、
オフ(物理的に押せない)
羽根つき(押しやすいが誤爆しやすくもなる)
羽無しの
3パターンを選択することができる
ケーブル
typec
給電口は専用形状でなく多くのtypecが刺さるのはいいポイント。
バッテリー140時間持つらしい
ソール
厚み0.8mmの白いソール。prox以前の黒いタイプとも、prox等の灰色のものとも異なる白いソールである。
灰色のものはだいぶ硬度があるイメージなのだが、それよりは硬度が低くなったように感じる。(灰色の剥がしてもうないので定かではない)
ソールはふちが盛り上がっておりエッジ処理されていることが分かる。またしっかりふちのみ盛り上がっており波うちなど無くよい品質であると考える。
ふちのみの接地面であるため滑りを使用時期に対して安定させたい人はマスキングして紙やすりの上で転がすといいと思う
センサー周りは彫りが深く、実際はソール部分よりも厚さが薄いのと同じである。
なおpixart社はセンサー回りのソールについてこのように言及している:Mouse feet should be placed close to the opening to stabilize the surface within the FOV of the chip
また純正ソール状態でDPIは2%程度設定値より低い。DPIずれを気にしてしまう方はゲーム感度を2%上げるかDPIがぴったりになるまでやすりでソールを薄くするとよいのではないだろうか?
DPIずれを気にする意図が私はよくわかりませんが。
センサー
LODは1 mm未満と短く設定されておりまた持ち上げた際の切れもよい
ポーリングは安定している。なんなら私のpcの不安定さの方が出ているような
センサー性能についてxcountで簡単に見てみました。いうまでもなくネガティブアクセルなど無し。有線接続ではgprohero同等でした。
無線接続ではmousetesterのxcountで0クロスポイントを見てみると多少ずれているような感じです。delayを0.5ms程度入れたところ一致するぐらいでしょうか、センサー遅延は1ms未満と言えそうです。
クリック遅延は各社有線無線でほぼ差がなさそうなのでまあ海外のサイトなど見てもそのことが分かると思います。[マウス]クリックとセンサーの入力遅延を測定してみる (tsuiha.com)
また無線性能もprox世代となり強化されていると考えられます(少なくともpro wirelessよりは強化されている)g502wl持ってないので明言できませんが
私にとっては1ms切るかどうかがパフォーマンスに明らかに影響を及ぼすかのラインである事をkovaaksで経験しているので0.5ms程度であるなら無線運用でもいいと考えています
また放置後の復帰も他社無線マウスと比較すると早く、作業用マウスとしても操作にストレスは感じません。ワンテンポ遅れる感覚がかなり薄いです。
ソフトウェア
ghubで設定
基本的な設定変更のときはOMMの方が楽に設定することができる
グリップ
重さ
公称値
有線:89g、無線:102g、RGB:106g
と有線モデルの方がバッテリー分軽いです。
g520は重いのもよさと考える人も割かしいると思うので何ともですが、G502と比較して軽量化されています。
個人的には重さは502の個性とも思うので、従来の重さのままでもよかったかなと思う部分もあります。
コーティング
プラ部はいつものマットな感じ
サイドはラインテクスチャの入ったラバーが張り付けられている。
個人的にはラバーのグリップ感が好きではないので、剥がしてグリップテープを張り付けた。上から貼るのでもいいかもしれない。
かぶせ
502では指を伸ばしてぐリプしやすかったが形状が変わり指を伸ばせなくなった
つまみ
右サイドが逆台形になっているため持ち上げやすく接触面積も増え502よりしやすくなったかもしれない
つかみ
逆台形であるため、第二関節を曲げ気味なつかみもちがしやすくなったと感じる。
かぶせからつかみ向けにチューニングされたようにも感じる。
わしづかみなグリップであれば502塗装形状の印象は変わらない
G502との比較
重さ:軽くなった
値段:高くなった
メインスイッチ:機械式から光学式マイクロスイッチへ
サイドボタン大きくなり押しやすくなった?
無線性能:強化された
形状:
303→303shroudeditionで中央部横幅が広くなり逆台形が強調されたのと同じ意図を感じる。中央部の幅が広く出っ張り、比較的フロントのボトム幅が狭く感じる。
502では右サイド指を伸ばすようなグリップができたが502xではし辛くなり、gproheroや303系のような指を逆台形面に合わせて曲げるようなグリップが合うように感じる。
g502から買い替える?
スイッチが機械式から光学式へ変更されクリック感は劣化したと言える。チャタリングが起きないと言えば強化されている。この点について個人的にはG502heroの方が良い。
形状が変更されている。一定のつかみ持ちユーザーは新形状の方が好意的に感じるかもしれない。
G502有線→G502X有線:性能は変わらないしクリック感が悪化しているので買い換える価値は薄いと感じる。重量は軽くなる。新形状の方が好きならアリ。
G502WL→G502XWL:無線性能が強化されているためア価値を感じるならアリ
光物が好きな人はG502X PLUSへの買い替えはありだろう
502系ユーザーが壊れていないのに高い金払って買い換えるほどかというとそこまでではない気もします。クリック感悪いので。無線を見れば買い替えをお勧めできますしそれ以外であれば金の無駄であると感じます。
おわり
Logicoolも光学式に移行とのことで期待していました。期待通りではありませんでしたが、光学式マイクロスイッチとしては現状最良のものを出してきたなと思います。あくまで光学式の中ででしかないですが。
気になる点は光学式スイッチぐらいで、クリック感はベストではないですが多くの人は気にしていないでしょうし無線性能含め形状もG502WLよりこちらの方が好みです。
これと言ってbadな要素はなく、既製品の中で502Xはかなりお勧めできるマウスなのではないかと思っています。重さはむしろいかしていけ?
また形状のカスタマイズが303shroudeditionと同じものを感じ、そういう方向性なのかなと勝手に思ったりしました。
あやふやなことばかりですが、つまりクリック感という概念を持つ人以外にはお勧めできるということです。
形状さえ合えばどの要素とってもLogicool Gは強いですね。
多ボタンユーザーにはかなり有力な選択肢に感じます。
個人的には欠点は見当たらないけど、ダウングレードされたクリック感はなんとも言えない気持ち。可もなく不可もなく、使っていて不満もないけど使っている理由もまたないのである。