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[マウス]チャタリングした部品を交換する
チャタリングしたゲーミングマウスのパーツを交換します。
マイクロスイッチやロータリーエンコーダは不具合もわかりやすく比較的簡単に交換修理できるパーツです。
なにも難しいところなどないと感じている人も多くいると思いますが
パーツ交換が苦手だと思っている人がいたらちょっとためになればいいなと思います。
hasteのエンコーダ交換
普段遣いしているHyperX Pulsefire Haste Wireless
のホイールがチャタリング逆入力を起こすようになりました。
ホイールチャタリング起こしたのは初めてです。長期間使えて愛されてるとも言えるし、TTCは耐久性が悪いともとれます。
掃除して直ることもあるらしいですが直らず。
エンコーダを交換して修理します。
やることははんだを吸い取って取り外し新しいパーツをはんだ付けするだけで難しい作業はないです。
再利用しないし邪魔なので足と固定ピン(表側)は予めニッパーで切ってしまいます。取り外しやすく事故防止になります。
机の上でもいいですが私はカッターマットを敷いています。熱に強いシリコンマットは拭き取りづらくやめてしまいました。机直でもいいと思います。
練り消しや粘土でガタツキを抑えマステで貼り付け固定し安定させます。グラグラすると事故しやすくなります。
フラックス
を塗るとより事故防止になると思います。
はんだごては温調機能付きのものを使用し、こて先は行う作業に合う中でできるだけ大きなものを使用します。
小手先はC型かD型がいいと思います。今回は太めのD24
を使用しています。
私はダイヤルのほうが好みですがデジタル派の人はgootがいいと思います。こちらは最初から2C型がついていて良いですね。
余談ですがスポンジよりクリーニングワイヤー
がオススメです。終わったあとに濡らして保管する人が多いのか、こて先を錆びさせている人をよく見るので、、、
ハンダを溶かしハンダ吸い取り器でスポスポ吸い取っていきます。
必要に応じてちょいとはんだを追加しても取りやすいかも
温度はD24型だと320度設定でも十分です。こて先が小さいと温度設定を高くしないと熱が伝わりません。事故りやすくなります。
はんだ吸い取り線は吸い取り器の方が楽という理由であまり使わないです。あったほうが便利ですがスルーホールに積極的に使いたい感じではないです事故りやすいと思います。
取れました。予めカットしておいたのでポロッと取れます。
はんだが残って取り付けができない場合は吸い取り器や吸い取り線できれいにします。
部屋漁ったら出てきたTTCエンコーダを取り付けたいと思います。ちょうどhasteに合う10mmのエンコーダがありました。
白はノッチ感があり軽い感じ
緑はノッチは白より弱めで重くしっかりした感じ
黄はノッチ感があり重い感じですが山が小さく、1ノッチ回す感覚で2、3ノッチ回ってくれます。
楽に回したいので黃を使用することにします。
耐久性の面ではそもそもTTC製は良くないのかもしれないですね。ALPSやKailhより回し感は好きなのですが、、、FSWITCHは論外です。
Goldな感じになりました(笑)
おわり
haste wlが逆入力してしまったので交換しました。愛されています。太すぎてfpsには向かないと感じますが普段遣いにおすすめです。
TTC Goldも普段遣いでスクロールしやすくて好きです。
エンコーダだけでなくスイッチでも同じです。2、3回やればノリでできるようになるんじゃないでしょうか。
事故りにくいと思っている交換手順を紹介してみました。別に2000円ぐらいのはんだごてセットでもできますが使うもの使ったほうが楽で早いです。
まあ修理する道具揃える金で新しいデバイス買えてしまう、、、?パーツはaliexpress必要なこと多いしなー。
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POM-1 designed by ぽぽぽーよ 自作マウス
ぽぽぽーよさんの設計されたマウス「POM-1」を紹介します。
POM-1はZA13のサイドとMZ1のMBを組み合わせたHSK等のような尻切れ形状にデザインされています
シェルはMJFの3Dプリント製
基板はZaunkoenigのM2K-pcbを使用。
他の高ポーリングレートマウスでは1k→4kで大きな差を感じますが、m2kpcbではその差が小さいです。1k運用でも十分早いと感じます。
ケーブルは自作パラコードケーブルで直径3mm程度と細くて軽く取り回しよい
シェル内部はジェネレーティブデザインにより補強されており頑丈かつ軽量
すごい頑丈です。
重量は27.5g程度、グリップテープありでも28.2g程度
めちゃくちゃ軽いです。
サイズは長さ83.3mm程度、幅52-61mm程度、MB高さ20mm程度
クリック感普通によいです
シェル表面は蜜蝋ワックスで処理してみました。MJFの肌触りが少し改善されます
軽量つまみ持ちマウスでとてもよくとても好きの気持ちです。
触ってからずっとメインマウスです。
ぽぽぽーよさんすごい
私もいずれ自作マウスを作りたいなあ
前の記事:ゲーミングマウスの保管収納
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ゲーミングマウスの保管収納
ゲーミングマウスがいっぱい家にあります。マウスの収納方法には頭を悩ませます。
メインローテーションの収納については「マウス 収納」とかtwitterで検索すると有用な例が多数出てきます。
そのようにメインローテーションに組み込まれているマウスは取り出しやすさ重視で収納を考えます。
その他のマウスはまず省スペースさ、次にわかりやすさや取り出しやすさを重視します。
その他のマウスの私のマウス保管収納例を紹介します。
また分解したままとかネジやパーツを外したままのものもあり、すると蓋ありのものが良いように思った時期もあります。
ダイソーの500mlタッパーはワイヤレスマウスを収納するのにぴったりなサイズでした。ドングルやアダプタも一緒に収納できるのがよいです。
有線だとブッシュが邪魔となり800mlサイズは無駄な余白が増えてしまいました。
チャック付きの袋に入れたこともありました。蓋ができるので良いのですが、やはり袋の部分がかさばりました。
バラバラのパーツなどは小さな袋にでも入れればいいかというところで現在はJEJアステージNCボックス
に収納保管しており割と気に入っています。
横に並べて一箱でおよそ7個程度収納できます。
底には一応緩衝材を敷いています。
頑丈そうなのと移動が楽です。
ダイソーのシューズボックス的なやつに同じサイズのものがありました。蓋の固定が弱いけど安くて収納力は同じ。
マウスの平面部分を生かして横置きして並べるのが視認性よく効率がよさそうと最近思ったのでした
前の記事:SOSPACER SS GRIPS V2 BETA
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省スペースなアングル・スライドPCデスクを自作する
2022年春から着手し夏にデスクを自作しました。
アングルラックを骨組みにスライドレールと合板を天板・棚板としたデスクです。
もう着手から1年経つしいつまでも整備終わらないので投げます。
紹介
収納状態
奥行き45cm(骨組み)+α
横幅180cm
高さ150cm
不使用時は収納し動線を確保できる→省スペース!
骨組み→スチールラックの北島カラーアングルhttps://www.kitajimasteel.com/
天板を引き出す
奥行きが90cmになる→足を伸ばせる
引き出しを引き出す
手を伸ばさず引き出すだけでアクセスできる
背面
合板でサンドイッチしたポールにモニターアームを通す。
デスクに固定されておりポール揺れに強い
径がぴったり合ってないんだけど使えてるからヨシ
ポール上段物置スペース
メモ下部
メモ上部
上部メモ
スライドレールはミスミのベアリング式のもの。スムーズ。
合板はやすりがけ、ステイン、蜜蝋ワックスで処理した。
大変すぎてだいぶ適当になったけどまあ
棚板→12mm 420×300×12mm 5枚セット【出雲桧】
正面こんなもん
横デュアルも縦デュアルも行ける
下からメモ
広々
ねじ止め式なので3cmピッチで手動昇降。現在63cm天板高さ
天板→針葉樹合板 厚み12mm 900×450mm 4枚セット
下からメモ
天板あたり
USBは手元まで延長
ヘッドホン掛けはダイソーウォールラックで機能性満たせるしこれでいいかになった
見た目は微妙。
初期組み立て材料費は15万ぐらいしたかも。
アングル材、スライドレール、合板、モニターアーム周り中心にいろいろ
組むのも結構かかったけど合板の処理が一番時間かかったかもしれない。反省。
そもそも賃貸の一室でやることじゃない
写真からいろいろ読み取っていただけたら面白いと思っていただけたら嬉しいと思います。絶賛使用中なので外からの批評ができない。
以下怪文書殴り書き一部。
構想等
3か月ぐらいいろいろ考えて永遠にメモとスケッチをとっていました。
いろいろな案がありましたが環境等考えて最終的には初期案にあったアングルデスク+スライド天板に決定しました。
要素で見ていくと新規性のかけらもありませんが、今の部屋において最強ではなくとも一つの最高のデスクができたと思っています。
というのは実現したかった要素は3割程度しか盛り込めていないのですよね。
それでも3か月悩んだ末にこれで行こうと決定したのですからその時点におけるベストの選択をしたと思っています。
おわり
なかなか全体に手を付けられずいまだに未完成というか未整備な部分多くて仮置きのまま使っているのだなあ
引っ越したとしたら新居にあったデスクを新しく選ぶのだろうからもう組むことはないと思いたいけれど、組み方なんて覚えていられないからメモ。
構想固めてからの一発勝負デスク組みだったのでかなり見た目悪いし不出来なのは仕方ないと思いたい。思ったものを完成はさせたが完成度自体は低い汚い
そもそも企業様が自作する必要のない素晴らしいデスクを販売してくれればよいだけの話なのだ。
天板に足を生やしただけのデスク以外にもユニークな機能的デスクを販売してほしい。
改めてみると独自性などなくどこかで見たような要素の集合なのだが、このデスクは世界に一つしかないので胸を張ろう。
組んだころから時間も経ち、シンプルなでかいデスクの良さも感じられたり。しかしまあ部屋が狭いのでできないのだよな。
前の記事:FPS向けのゲーミングアームレストを作る
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[Tips]サッケード抑制と空間定位
人の目の話題
視界のうち良く見えている範囲は狭く、広く見るために私たちは無意識に眼球を動かしている。
眼球運動には大きく分けて2種類ある。
サッケード・・・跳躍性眼球運動
スムーズパシュート・・・活動性追跡眼球運動
サッケードは急な静と動の繰り返しであり、スムーズパシュートはゆっくりとした眼球運動である。
サッケードは通常1秒間に3回ほど行われている。
実際どのように眼球が運動しているかを意識してみると、見るという行為においてサッケードが占める割合が思いの外大きいことがわかる。
文章を読むときであれば、滑らかに追うのではなく視線をジャンプさせながら読んでいる。
このサッケードの速度はは非常に速く毎秒700度相当にも及ぶという。そのような速度でカメラを動かした映像を見てもブレブレだろう。
しかし私たちの視界はそのようにはならない。脳が処理していることによりこの視界のブレを感じないのだ。
サッケードに対して行う脳の処理を二つ挙げる
・サッケードの視覚抑制
・サッケードの空間定位
サッケード抑制
目をカメラのように考えるとサッケード中、網膜上には素早い視点移動に合わせ、高速に動く像が映っているはずである。
視点を移動させるとき眼球が回転するが、その際本来見えているであろう映像を知覚することはない
サッケード中の網膜像のブレに気づくことはなく、外界は安定して見える。
サッケード中、視覚は何を見ているのだろうか。脳はサッケード前後で受容野のリマッピングを行っていると言われている。
脳はサッケード直前、サッケード後の活動を予測しておりサッケード中の視覚は予測的に補完されている。
マイクロサッケード
視線がとどまっている間にも、私たちの目は細かくサッケードを繰り返している(マイクロサッケード)
マイクロサッケードにより人は完全に静止した世界を眺めるとき、刺激に変化がないため視界が喪失する。
このマイクロサッケードは安定した視界を得るために行われており、抑制されると視覚が消失する現象が起きる。
ある物体を注視していると視野周辺部の視覚能力が低下する。しかし注視しているものに意識が向くため周辺視野の喪失に気づかない。
実際意図的にマイクロサッケードの抑制を行うこともあり、針に糸を通すときなど精密な視覚情報が必要な時がそうである。
マイクロサッケードが多すぎると視覚が不安定になり、少なすぎると注視中の視覚が失われる。
サッケードの空間定位
サッケード中、網膜に映る像は移動するはずであるが、外界が動いたと感じずに知覚される
サッケード前後では網膜像がずれており、移動しているにもかかわらず見ている世界は微動だにしない。
人の視界は二種類の座標系で考えることができる
目や頭を動かしながら動くものを見るときの網膜上に映る物体の動きは非常に複雑になる
というのは目の動き、頭の動き、物体の動きのベクトル輪になり網膜座標系での動きは実際の物体の動きを意味しない
実際の絶対的な物体の動きを外界中心座標系と呼ぶ。
ボールが落ちているさまを右に移動しながら見ると、視界にはボールは斜め下に動いているように見える。
自分に対して物体がどう動いているかを知りたいのであれば網膜座標系でよい(斜め下に動く
しかし物体が外界でどう動いているかを知りたいこともある。
つまりこのとき外界に対する自分の動きと外界に対する物体の動きを分けて脳が処理する必要がある
人の脳は物体の運動と自己の運動を分けて処理することができる。
これを司る部分は、背景の動きに反応することで物体の実際の動きを見分けていることが分かっている
周辺視野と中心視野
中心視野を司る部分は色彩に対して鋭敏な錐体細胞が高密度に存在し物体の運動を鮮明にとらえることができる
周辺視野を司る部分には 明るさに対して鋭敏な細胞である桿体細胞が高密度に存在し物体が動いたかどうかをとらえることができる
メカニズムや詳細等は下記引用元参照
元文献内にて引用されている論文等も読んでみると面白かった
空間知覚:物体の運動知覚に関与する視覚 – 前庭情報統合の神経基盤
おわり
前の記事:曲線をなぞるブラウザAimゲーム「Curves game」 の再配布