Steelcase のオフィスチェア Leap v2 に対応したゲーミングアームレストを3DPで作りました。
使われないがちなアームレストをカスタムし、有効活用することができるようになりました。
ゲーミングアームレストってなんだよ
いわゆるゲーミングチェアってやつはごっついアームレストがついています。
そのアームレストに腕を載せ、ゲームプレイ中に有効活用している人はどれだけいるのでしょうか。
後傾姿勢でプレイする方やハイセンシの方はアームレストに腕を載せているかもしれません。
しかしそうでない人は、アームレストを下げ、腕をデスク・マウスパッドに乗せるスタイルが一般的なのではないでしょうか。
つまりゲーミングチェアはゲーミングを謳っているにもかかわらず、ゲームに不適なものを搭載してしまっているということです。
このスタイルで問題はないのですが、ベストでもないと考えます。というのが今回の話題です。
1つ目に、普段使いとのギャップです。
ゲームプレイ時に腕を大きく載せるということは普段使いするときより体を前に乗り出して座るということです。マウスやキーボードの位置は奥に置きなおさなくてはなりませんし、モニターに近づきます(モニターが近いのが良いという人もいるでしょうけど)。
2つ目に、デスク・マウスパッドの奥行きです。
乗り出している分、マウスパッドとデスクの奥側にマウスを位置取ることになります。これはそうでないときと比べて奥行きが10~20センチ多く必要になります。
マウスパッドがそれだけ大きなものが必要になりますし、狭いデスクではぎりぎりに、広いデスクでは奥のスペースを有効活用できなくなります。
つまりマウスを滑らせない手前のスペース、腕載せてる部分無駄じゃんということです。
3つ目に、せっかくついているアームレストをゲームプレイ時にどけるために下げなくてはならないことです。
ゲーム時には下げ、普段使いでは上げる方もいるのではないでしょうか。めんどくさいです。
しかし、アームレストをデスクの高さまで上げると、ゲームがしづらいという問題が発生します。
というのは、腕が載せられるのは良いのですが肘まで乗ってしまうということが問題となります。
肘がアームレストに乗ると、非常にエイムし辛く感じます。ひじの骨のあたりがいづいですよね。
アームレストをゲームプレイで使用しない主な理由がこれだと思っています。
よってこのような形状にすることで肘を開放してやればよいですよねという安直な考えを3DPで印刷して実現してみました。
ゲーミングアームレスト
以前 椅子キ を制作したときのアームレストモデルを流用し適当に作ってみました。
[自キ] えむごっち & panda_micro でキーボードを無線化し椅子キー環境を試作してみた (tsuiha.com)
10センチ程度腕が乗るようになっており、手前側は肘がフリーにできるスペースとなっています。
裏は狭い部分のサポート材を剥がすのに汚くなってしまいましたが、すべすべでPLAこのままでも全然使えそうな質感です。
カッターでバリをとるだけでいい感じ
左手側のキー操作では肘を自由にする意味はないので、椅子キ で制作した傾斜の付いたアームレストをそのまま使います。
いい感じです
スチールケース(Steelcase) オフィスチェア Leap リープ
アームレストを使いながら肘を自由にしエイムのしやすい環境になりました。
またこれによって奥行き45センチのコンパクトなデスクでも狭いと感じることなくマウスを大きく振ることができるようになりました。空間コスパ高いです
普段使いとゲームプレイ時でアームレストをいじる必要がなく、無駄がなくなりました。
おわり
今回作ったモデルはgithubに投げてあります。3DP/gaming_armrest at main · Tsuiha/3DP (github.com)
安直な案ではありますがいいものが手に入ったと感じます。
とりあえず思いついたまま実行してみました。またここから理解度を深めステップアップしていけたらよいと思います。
次の記事:省スペースなアングル・スライドPCデスクを自作する
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