ぽぽぽーよさんの設計されたマウス「HC-KP」を紹介します。
HC-KPはRoccat Kone Proのサイドをそれぞれ1mm狭くしたものと、くぼみをつけたLogicool G Pro X SuperlightのMBのような形状だそうです。
シェルはナイロン3Dプリント製でPCBはPro Xを使用したゲーミングマウスです。
小型つまみ持ち向け設計でサイドボタンは使用できません。
キットを組み立てて使ってみました。
キット内容
シェルひっくり返し |
2024/2/18時点のものです
シェル、骨組み、左右MB、調整用テープ、ソール
そのほか必要なものはproxから調達します
組み立て
ProXを分解します。
ProXを分解するのは機会がなくて初めてなのですが、固いところがなくなってポロポロ外れてProWirelessよりも分解はしやすくなっている気がします。
気を付けるところはバッテリーを抜くところ剥がすところ、フレキシブルPCBを剥がすところですね。
PCB剥がすのはヒーターで温めながらやりました。私的には組み立てで一番気を使うのここだと思います。
SMD部品を剥がさないように気を付けます。パターン断線させたらめんどくさいけど手修正しましょう
使うもの
説明書通りに組み立てます。下から積んでいくのでひっくり返したりせず組み立てはしやすかったです。
調整とか
クリック感が根本的に気になるようであればシェルに合わせてスイッチを交換するのがいいと思います。左omron-rz、右huanoの透明なやつにしました。
スイッチの乗ったPCBのネジ止め固定位置でもクリック感が変化します。今回は自然な状態に落ち着きました。プリトラベル長いスイッチとかだとPCB前めにしないと押せなかったりしました。
スイッチとMB押下部が浮いている場合は付属のテープでクリアランスを適度に埋めます。今回は左MBにテープを2枚貼りました
押下部の左右にMBのラトリング防止の構造がついています。MBのネジ止めの際はこれが左右に寄ったりするとクリック感変わるので、クリックしながらいい感じの位置を探りながらフィッティングしました。
MBのヒンジの押し付け具合を癖をつけながらいい感じに調整しました。
クリックのばね感の原因になるのでシェル-PCB-骨組みと重なっているところに隙間を調整用テープで埋めました。
形状
サイドは-1mmずつしたKPA、MBはくぼみをつけたproXとのこと。触ってみると、そんな感じ
KPUをそこまで浅くないつまみ持ちしていた時はもっと幅が広くて少しだけMBが低ければなと思っていたので、そういった点からとても好きな形。
POM-1は細く低い形状であったためサイズ感は2回りほど大きく感じる。
上下
左右
前後
写真
使用感など
付属の汎用4点ソール込みで実測35gでした。
開放的で部品点数も少ないが剛性は十分で過失なく破損することはないと思う。
マウスを置いたときにがたつきはなく底面のフラットさは十分と感じる
ボトムは開放的で電源スイッチにアクセスしやすい。
PCBはProXで性能に文句を言う人はいないだろう。
クリック感は調整が必要かも
ドングル収納スペースはありません
使っていて楽しいのでとてもよいと思います。
おわり
ぽぽぽーよさんに感謝
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