自作キーボードを作るうえでマイコンボードを使用するわけですが、キーボードにサイズが合ってないよなと思っていました。
usb横からしか出せないし、配置もしづらいです。それにrp2040ならioピンが30あるわけですが、マイコンボードはそれすべてを引き出しているわけでもなく、duplexmatrix前提な感じです。
rp2040を使用してioピンをすべて引き出しつつキーボード基板上に配置しやすいマイコンボードがあったら便利じゃないかと思い適当に作ってみました。
usbを上から出せる感じでこんな感じに。結局ピンの密度高くて使いにくそうではあった。
jlcpcbに注文して届いた。サイズはちょっと大きい
キーボード基板に置いてみるとこんな感じで、2U分のソケットとソケットの間にピンヘッダを通せるように作っています。
長辺側も一列下のソケットに干渉しない位置にピンヘッダを通せます。
2U+サイズのマイコンボードで30のioピン等を引き出せます。大量に使用する際は便利そう。
そもそも直付けすればいいじゃんという話ではあるのですけど、直付けすると、ソケットを上側に配置した状態でtype-Cコネクタを面一で配置することができないんですよね。ベゼルレスで上側に面一でおこうと思ったらソケットを下側につけなくちゃならなくなる。するとそこだけスイッチの向きが異なる状態になる。
マイコンボードを使用すると縦長なのでとても邪魔。xiaoとかzeroも配置しにくいしpin数が少ない。
イけてないなと思い面一にtype-cコネクタをつけるためには直付けでなくマイコンボード別付けの方がいいなと思いました。
上の行ならスイッチ反転しててもキーキャップ干渉することないので実際的に問題が発生するわけではないけど。
マイコンボードの動作確認をした後に実際にキーボード基板を注文してみました。
ロウスタッガードの50%サイズキーボードです。普段使いにと作成しました。
組み込んでみるとこのようになります。ピンソケットとピンヘッダで接続、取り外し可能です。高さ的にtype-cコネクタとソケットが干渉しないぐらいです。よさそう
サンドイッチマウントで組み立てるとこんな感じ。チルトさせることでマイコンボードは机に干渉しません。
どうでしょうか?
実際のキーボードの作成までしてみて、私はそもそもサンドイッチマウントそこまで好きでないかもしれない。スペーサの位置決めたり手間があり、ねじスペーサの部品点数も結構多くなり。できるだけ薄く作ろうとするのがすべて悪いのですが、意味なく分厚くするのも好きではないのでうーん。お前そもそもマイコンボード使用するキーボード好きじゃないんじゃんという、
ただ市販の電子工作的なサイズのマイコンボードではなくキーボードに配置しやすいこういうマイコンボードが出てもいいんじゃないかなとはやはり思います。圧倒的に設計はしやすい。ピン数や配置に悩まなくていいのは楽ちんでした。機会があればもうちょっとちゃんと作りたいかも。
製作したキーボードosprey58rはとても気に入っていてロウスタッガードのキーボードとして使用しています。50%キーボードとてもよい。上の行はなくても十分使えますがあると便利だなという。あとぱっと見のアスペクト比ちょうどいいですよね。
誰か影響力ある人キーボード向けマイコンボード作って規格化してください。
ピンいっぱい引き出したいしusb上から出したいです。
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