HyperXの左右対称軽量マウスPulsefire Hasteをレビューします。
最近Wirelessが発表された安価ながら好印象な点が多いマウスです。
スペック
メーカー | HyperX |
製品ページ | Pulsefire Haste |
形状 | 左右対称 |
長さ | 124.1 mm |
幅 | 66.6 mm |
高さ | 37.5 mm(ソール0.7 mm抜き) |
重さ | 60 g |
スイッチ | TTC Golden防塵80M |
センサー | 3335 |
速度 | 450 IPS / 40 G |
DPI | 200-16k(100刻み) |
ポーリング | 125/250/500/1000 Hz |
LOD | 1 mm未満(0.7 mm純正ソール) |
ソフトウェア | NGENUITY |
形状
Pulsefire Hasteは左右対称形状な中型マウスです。ところどころ異なりますが一言でいうと横幅をフラットに広げたFK2という感じです。
ソール部分の凹みは0.2 mm程度でそこからの高さ
上下
サイズ感
全長124.1 mmで中型マウスぐらい。Fk2ぽいことを考えるとサイズ感は全長より小さめに感じます。
リア
尻の幅は66.6と全長が近いFK2と比べるとやや太いです。
中央
くびれが存在せずフロントに行くほどわずかに細くなっています。センサー部分が60.4 mmと太い。
フロント
フロント部分が59.6 mmとわずかに ハ の字でほぼ幅に変化がない。
逆台形度
中央からフロントにかけて1.5 mm程度と一定で軽微な逆台形。
センサー位置
センサーは中央から2 mm程度フロントにあり重心は中央から9 mm程度フロント寄り。トップは中央から10 mm程度リア寄りです。
横
37.5 mmと低めでやや後方寄りのトップにクリック部も低め。横から見るとFKクローンかなという感じがします。梨地な感じとも相まってロゴがかっこいい。
尻からくびれ部にかけて全然細くなっていかない幅広形状。
浅く持つ部分までMBは指のガイドがあります。
前後
平べったい台形です。側面はやや逆台形になっています。
特徴
- L 124.1 x W 61.1-66.6 x H 37.5 mm
- ややフロントセンサで重心もフロント寄り
- なだらかでやややリア寄りなトップ
- くびれと逆台形がほぼなくフラットで太いサイド
比較
中身
分解
シンプルな構造。ケーブルブッシュもネジで固定されている。
ホイールの中にLED突っ込むやつ。ライティング部分はここだけ。
トップシェルを肉抜きしなくても65 gには収まると思うのだがファッション肉抜き。
付属品
交換用のソールが付いてきてお得。
サイドとMBのグリップテープが付属する。厚さ0.7 mm程度でハニカム模様を指で感じる。グリップ性能はまあ普通。
クリック
TTC golden防塵はストローク長くて歯切れ悪くて微妙だなという印象を持っていたのですがHasteのクリック感は悪くないと思いました。
ttcgolden防塵でプリトラベルポストトラベルが大きくあるのですがクリック感が柔らかく調整されておりシンプルで単純な構造ですがこの柔らかいクリック感は好印象です。
MBの左右ブレがありちょっと気になる。
柔らかいため手前でもクリックしやすい。ストローク短くなる分手前の方が感触いいと思うこともあるかもしれない。
ホイール
TTC製のエンコーダで軽い回りとノッチ感です。
ホイールクリックはタクトスイッチで重いです。
サイドボタン
親指をべったりつけると干渉するかも。普通。
ケーブル
細くて芯は残っている疑似パラコード。
細くて軽いため扱いやすい。やや芯は残っているため柔らかさが欲しい人は取り換える感じ。
ビルドクオリティ
中身はすかすかでシンプルな構造。
軋みは見られないが乱暴に扱ったらすぐ壊れそう。MBのぶれが大きいのも懸念点。
安っぽさはあるがあまり悪い感じはしない。
センサー
追従性
3335センサー搭載で新しめでワイヤレスマウスで見る省電力なセンサーな気がするが有線マウスでの採用。
mousetesterのxcountに多数スパイクはみられるがxsumはほぼ変わらず。Zowieに比べセンサー遅延は見られず普通に使えそう。
DPIズレ
明らかにおかしかったので見てみたらDPIずれがひどい。200、300だとそれより低く、400以上だとそれより高いDPIになる。好印象な部分が多いだけにもったいない。
LOD
1 mm未満と非常に短い。
ソフトウェア
NGENUITYで設定
- DPI:200-16k(100刻み、最大5ステージ)
- 125/250/500/1000 Hz
- 6ボタンにボタン割り当てが可能。MBはRLクリックのみの割り当てが可能。
- ホイール部分にライティング設定可能
- オンボードメモリ(プロファイル1つ)
グリップ
持ち上げた感じがG-wolvesのHati-Mを思い出しました。形状が似ているとかではなく全体の重さのかかり具合というか。
つまみやつかみによく合う。幅広くしたFK2って感じ。幅が広くてフラット以外に言うことがない。
結構幅が広いので力を入れて握りこむというより軽く持つグリップがあっていそう。
コーティング
コーティングは梨地加工で触っていて気持ちいいです。美しい
防滑性能はないのでグリップテープは必須な気もする。付属しているし。
かぶせ
幅があるためかぶせやすい。ただエルゴマウスと比べても幅広くフラットで側面に力を入れづらい気がする。
つまみ
フラットな側面で尻からのくびれも急でなく浅く持ってもグリップが安定し、クリック感も柔らかいので手前でも押しやすい。浅いグリップのつまみでも使いやすいマウス。
FK2ぽいトップなので長さはあるが普通に持っても可動域は十分確保できる。
幅広なつまみ持ちが好きであればよくあっていると思う。
つかみ
普通に持ちやすい。フラットな側面が好きな人に合う。それでもやや太すぎると感じる気もする。
おわり
Pulsefire Hasteは幅広なFK2といった風で、幅広でフラットな側面が好きな人は合う。でもやっぱり広すぎないかと思える60 mmの幅を持つ薄くて平べったいマウス
安っぽさを感じられますが60 gの重量、細くて軽いケーブルや柔らかいクリック感等全体的に好印象。
懸念点としては安っぽさがある構造とTTCgolden防塵のクリック感、ずれているDPI。
コスパ帯のマウスとしては結構満足度が高い気がします。
前の記事:Gamesense MVP Wireless マウスレビュー
感想
すかすかで安っぽい印象を受けますが使っていると総合的には、いいなこれ……!となりました。かなり好印象なマウス。
クリック感は優秀とは言えないですが柔らかくかなり使いやすい。
ただDPIズレだけはなぜなのか。ほんとに中途半端で使いづらい。
値段考えればかなり推せるマウスだと思っています。
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