Dream Machinesの中型マウスDM1FPSを紹介します。
SteelSeriesのマウスSenseiクローン形状となっています。
手元にあるのはマットタイプのRaven Blackです。
スペック
メーカー | Dream Machines |
ツイッター | @Dream__Machines |
製品 | DM1 FPS |
形状 | 左右対称 |
長さ | 125.5 mm |
幅 | 68.1 mm |
高さ | 38.9 mm(ソール0.8 mm抜き) |
重さ | 82 g |
スイッチ | Huano Whitedot Blueshell |
センサー | 3389 |
LOD | 1.8 mm(純正ソール0.8 mm) |
DPI | 200-16k(200刻み) |
ポーリング | 125/250/500/1000 Hz |
ソフトウェア | Drivers |
形状
ソール張るところは底面と同じ高さ。Senseiクローンの形状です。
幅や全長から中型よりやや大きいのでないかとも思うがなだらかで長めの尻やしっかりとしたくびれでそこまで大きくは感じない。
上下
全体的に幅が広めです。
リア
尻の幅が68.1 mmあります。尻が長めで尻から急にくびれていきます。
中央
中央から10 mm程度フロント寄りに57.3 mmとくびれがある。
フロント
幅がくびれ部からフロントにかけて3 mm程度広がっていきフロント部が太くなっています。
逆台形度
逆台形の度合いについてくびれ部がトップとアンダーの差4.5 mmと強く角度があり、フロント部に行くにつれて逆台形が緩やかになっていきます。
センサー位置
中央から3 mm程度フロント寄りのセンサー位置でほぼ中央。一応フロント寄りのセンサーだが尻が長いこともありあまりそうは感じずむしろリアセンサに感じる。
マウスのTOPは中央より8 mm程度後方にある。
横
トップはリア寄りでなだらかな尻をしています。尻がZowie FKに似ているように思いますがDM1FPSの方が全体的に後方に寄っています。
トップが38.9 mmと中型マウスとして普通程度な高さ。尻の形状もあり低めと感じるかもしれない。
前方は側面がかなり細くなっていく。
MBに指のガイドはなくそのままの形状。クリック部は23.5 mm程度。
Senseiらしいセンサーあたりでキュッとくびれる側面の形状をしています。
前後
丸みを帯びたシルエットで手のひらで自然に覆うことができそう。
MBがSensei独特の外側に低くなっていく形状。
特徴
- L 125.5 x W 57.3-68.1 x H 38.9 mm
- ややフロント寄りのセンサー
- くびれからフロントに幅が太くなっていく
- リア寄りのトップでなだらかな尻
- 全体的に幅が広い感じ
比較
中身
ボトムは4か所ねじ止め。内部は小さなツメで止めてある。シンプルな構造。
82 gの重さで、重いと感じる人は中間シェルを肉抜きしてもよさそう。
クリック
スイッチはHuano Whitedot Blueshellで20M耐久です。
MBの構造はセパレートでなくクリック感が重く感じる。手前をクリックすると硬く歯切れよく感じ、先端をクリックするとたわみを感じストロークが長い。
カッチリしていてハッキリしたクリック感。プレスとリリースの押下圧に差があったりポストトラベルがあることで詰まった感じがあったりで、タップ打ちしやすいわけでもない。
種類は異なるが同じHuano製のスイッチでセパレートでないMBのZowieマウスと比べるとHuanoらしいクリック感は似ているがDM1FPSの方が全体的に硬く重く感じる。
サイドボタン
左に2つあるサイドボタンはタクトスイッチでサイドボタンを多用する人には受けがよくなさそう。
ホイール
ホイールは位置が低く、回りは軽くノッチ感がほとんどない。好みが分かれそう。
ケーブル
ケーブルはけっこう硬い。発売当時はかなり優秀だったのかもしれない。柔軟性はないが細めなので軽く取り回しは悪くない。細く硬めのタイプ。
ケーブル根元のブッシュがやや下向きに生えているのでそのままだとマウスパッドに擦るかもしれない。
センサー
3389でいいセンサーを積んでいるなと思ったが使ってみるとFPSでの使用が難しいセンサー性能だった。
S2と一緒に振ったときのx countのグラフです。青がDM1FPSで緑がS2。
DM1FPSが3 ms程度ずれているのがわかる。DM1FPSはセンサー遅延がある。
私は遅延をはっきりと体感はできませんでしたがDM1FPS形状持ちやすいのになぜかパフォーマンスが落ちるなと感じていたのでプレイに影響を及ぼす程度の遅延がある。
LODは公称通りで1.8 mm程度であり少し長く感じる。
ソフトウェア
ソフトウェアはDPIステージを6まで、ポーリングレート、ライティングと設定ができスイッチにマクロを組むこともできる。
メーカー統一のソフトウェアでなくマウスごとの簡素なドライバでシンプルなのがいい。
グリップ
Senseiクローンなのでいうまでもなく持ちやすい。
Raven Blackではマットな質感でさらさらしていて気持ちよいしちょうどいいグリップ感がある。グリップテープを使用しない人にはかなりいいコーティングだと思う。
ただ年単位で使用しているとコーティングがはげるかもしれない。
どちらかというと低めで幅広な形状です。私はフロント部が結構広がっているように感じて、ここが一つの特徴かなと思う。
側面は持つ部分の自由度があり、尻がなだらかながらもトップがリア寄りなのでしっかり手のひらに保持することができる。
つまみ
つまみ持ちは可動域を確保すると手前を持つことになりクリックがより重く感じるのが難点か。持った感じはクリックが高いXM1のような。
かぶせ
かぶせライクに持つと小指以外はフィット感があるがくびれ部に対しフロントが広いので小指を配置しにくい。そのため小指に沿わせるとマウスを傾けて斜めに持つことになる。
つかみ
つかみ持ちに合っている。手のひらや指の配置に自由度がありいろいろな持ち方できる。フロント部が広がっているのが好きな人にはとても合うと思う。こちらもやや傾けたグリップが合うように思う。
おわり
幅広でくびれも逆台形度も割とあるSensei系のマウス。
Senseiクローンでとてもいい形状で持ちやすいのですが重く硬いクリック感や遅延のあるセンサーが懸念点です。
ハイエンドマウスでなくコスパ帯のマウスと考えれば形状やビルドクオリティよくいいマウスです。
パフォーマンスをそこまで求めない使用であるならば値段も手ごろでとてもいい形状なのでお勧めできます。
次の記事:SteelSeries Rival3 マウスレビュー
感想
クリックが硬いのはまだいい。そこまで深いでもない硬さだったので。
でもセンサー遅延は致命的過ぎたのでもともとパフォーマンス出ないとは感じていましたがFPSで使用することはないであろう。形状はいいのにほんとにもったいない。
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