Zowie S1-C & S2-C マウスレビュー

マウス

Zowieの左右対称マウスS1-C及びS2-Cをレビューします。

Sシリーズを軽量化した新しいモデルで旧Sシリーズと比較します。

また、ZOWIE Cシリーズはケーブルブッシュを折れ曲がったタイプからストレートで大きなものにマイナーチェンジしましたが、その新旧ロット間での差異についても見ていきます

形状等変更点のない部分はこちら:ZOWIE S1&S2を比較 マウスレビュー

スペック

見た目

外見はケーブルブッシュ以外同じ。

新ロットではブッシュが太く長くなっています。ケーブルを引っ張ってみると大きくしなり、保護要素としては良さそうですがだいぶ見た目があれですね

ロット間でブッシュだけでなくホイール周りも変更が入っていますが口述します。

付属品

交換用のソール1セットが付属。ZOWIEの純正ソールは0.45 mmと薄い。

zowie純正ソールは滑りの質がいいと感じます

中身

分解

ピンアサイン
  • 全体的に薄くなり中間シェルは肉抜きされ89 g → 74.3 gに軽量化
  • 基板周りの構造変更
  • マイクロスイッチの位置がフロントに寄った。
  • チルトクリックから直下クリックにホイール構造の変更
  • 疑似パラコードに変更しやや太くなったが3割ほど軽量化

ホイール

16ステップから24ステップの光学ホイールに変更。回転数に対するスクロール量は多くなった。

S1よりS1-Cの方が重く硬くうるさくなった。Vaxeeよりも重く硬い。

ノッチ数を増やしても重く硬かったら意味がない気がする。相変わらずスクロールはしにくい。後述するが分解してばねを弱めれば軽くすることはできる。

ホイールクリック押下部にゴムが巻いてあるが誤クリック防止だろうか。外した方がホイールクリックは軽くなる。が誤爆するようなら戻した方がいいかも。

ZOWIE Cロット間でのホイール部品の差異

右の白いものが旧ロット、左が新ロットです。

まず色が異なるのが目につきます。素材など分かりませんが、比較したときに左灰色の新ロットのホイールジグの方がホイールの回りが悪いです。白い方がスムーズに回転します。

そしてノッチ感を出すための部品がこの黒いパーツですが、旧ロットでは板バネがあるのにたいし、新ロットでは見えませんが、通常のばねを差し込む構造に戻っています。

なので最後に紹介しているハンフリースピン化するカスタムは旧ロットでしか使うことができなさそうです。

クリック

マイクロスイッチがフロントに寄ったことでストロークが短くなり返りがよく、歯切れよくなった。そのためクリック感がやや硬く重くなった。

S1独特のクリック感は失われたがS1-Cの方が万人受けしそうなクリック感をしていると思う。

サイドボタン

分解組み立て時にシェルに引っ掛けてサイドスイッチが壊れた。

ので分解するときはシェルをサイドスイッチに当たらないように気を付けましょう。

ケーブル

やや芯がありやや太さがありやや重い。S1のケーブルより軽く柔らかくなっている。

悪くないが最近のマウスはこれより柔らかく軽いものも多いと思う。

設定

ユーザーガイド

  • DPI:400(赤)/800(紫)/1600(青)/3200(緑)
  • ポーリングレート:125/500/1000 Hz
  • LOD:低・中・高に設定可能
  • デバウンス:高速・標準に設定可能

Zowieはデバウンスが長いといわれていたがCシリーズで改善したらしい。LODは変わらず短めで、高に設定しても変わらなかった。やり方が悪いだけかもしれない。

おわり

Zowie S1-Cは15 g程度S1から軽量化されているがそれでも74.3 gと普通な重さ。

クリック感はS1より少し硬めになり歯切れよくなっている。

ホイールは24ステップになったがより重くなった。

パラコードケーブルになった。

新しく買う人はいいが軽量マウスにはなっていないので買い替えるほどではない気がする。

関連記事:ZOWIE S1&S2を比較 マウスレビュー

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感想

よくなった点はやや軽くなったこと。気になった点は全体的に。

ケーブルはやや太く硬い。ホイールの回りがS1より回しにくい。

これは完全な好みだけどS1独特の宙に浮いているかのような軽いクリック感はとても好みで、歯切れよくなったとはいえ軽いS1の方が私は好き。

分解し組み立て直したときクリックがシェルをかぶせた時点で押されてしまい何度組み直しても治らずめんどくさかった。箱出しではどう収まっていたのだろうか。内部にフレームを入れるというのもGPWLぐらいがっちり固定しているのなら安定するのかもしれないが結構ふにゃふにゃだしあまりクオリティがよろしくない気がする。何ならネジ穴が一か所最初からなめていた。

クリック部分のPCBがトップマウントから変更されフレームにマウントする形となった。トップマウントであれば起こりえなかったはず。G PRO WLからVAXEEの流れで内部フレームトップマウントの形式が主流になるのかなと思っていたのだが。

私は持っていないがZA13-Cでサイド押すとサイドボタンが押されるみたいな話もいくつか見かけたし現時点でのCシリーズの設計はあまりよろしくないのかもしれない。が。微妙な個体引いただけかもしれない。

あまりいいと思える部分が少なかったので個人的にはS1からわざわざ買い替える必要はないと思った。しかし軽量S2クローンは多くあっても軽量S1クローンは見かけないので選択肢はこれしかない。

軽量化(軽量マウスではない)とトレードでビルドクオリティが落ちたなと思う。

だが63 gに軽量化されたS1の使い勝手は単純に快適すぎるので最終的に満足している。でもS1のクリック感の方がいいなあ。

 、、、、、、S1も頑張ったら軽量化できるのかな、、、、、、?

カスタム

ホイール

ホイールの中に玉が入っておりこれがスリットに当たってノッチ感を出していて取り外せばG502のフリースピン状態になる

玉を乗せている板の角度を変えてやればホイールの軽さを調整できる

軽くすれば緩くなるので少しおもちゃっぽくなったが重いのは使いづらいので満足

余談だが左が旧zowieのホイールで機械式のエンコーダと同様にホイールに軸をぶっさす構造ノッチ感は玉をばねでホイール内周に押し付けることで出している。

右がVaxeeのホイールでzowie-cと同じかと思いきや異なる。軸をぶっ刺さず直下クリックするのはzowie-cと同じだがノッチ感を出す構造は旧zowieと同じでばねで押し付ける構造。またzowie-cの方がやや径が大きい

旧zowieとvaxeeは中身は同じでzowie-cとvaxeeは外見が同じ感じ。

zowie-cの唯一のいい点はば板バネを緩めて半フリースピン状態にできることでブラウジングがはかどる。

軽量化

軽いS1が使いたくてS1-Cを購入したので軽量化した

底面、中間シェルの肉抜き

サイドボタンの除去。というかサイドスイッチ吹っ飛んで壊れた。一応スイッチ交換すれば直るが。

中身の骨組み後ろ側除去

4つ編みケーブルに交換

サイドにグリップテープ

63 gに軽量化できた

個人的には十分軽くS1を使いやすくなった

S1唯一の欠点は重いことだったので満足。旧S1だとおそらく肉抜きしても70 gを切れるか切れないかだと思う。

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