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  • [自作マウス]マウスシェルモデリング その2

     前回マウスらしきものを作ってみました。
    [自作マウス]マウスシェルモデリング その1
     モデリング練習しています。それをfacfoxに3Dプリントを注文し出来栄えも確認してみます。

    はじめ

     空いていた期間や作業しながらどういう構成にするか考えるわけですが、一般的な構造のマウスを作ることにしました。軽量化を考えると自作ならではのいろいろ削ったりができるわけですが最初は普通のものを作ろうというのと、最近いろいろと買ってみたりする中では、普通のマウスの美しさもあるなと思っているところなのです。来月には真逆のこと言ってるかもしれないですけど。

     形状はわれらが最強のつまみ持ち形状Kinzuっぽいのを引き続き使用します。基本的には素晴らしいマウスを作るぞというよりはおぼつかない手つきでマウスシェルってどう作るんだと言いながらだらだらとfusion360の練習なのでかなり時間もかかったし何度もやり直しながらやってました。おかげで何となくどういう手順でやっていけばいいかはわかってきた気がします。参考書などないので非効率的にやっている工程もかなり多そうですけど。

    基板

     引き続きhaste2wiredを使用します。今回はサイドボタンも実装します。
     やはり普段使いするときあった方が便利なのである。

     前回とくに穴位置など問題はなかったので同じでサイドボタンを測って追加しました。他実装部品やフレームありますがまあ目視で

     ブッシュも用意されているのでそのまま使おうと思い追加しました。でかい。実のところhaste2のケーブルは柔らかいのですが大きく振ったときに踏むことがありあまり好きではないです。芯があり細いものが軽く踏まないので好きです。

     基板の配置を決めます。高さなどはPMW3360のデータシートなど確認して基板上がボトムから7mmの高さに来るようにしました。データシートはググれば出てきます。最新のセンサーはセンサーとマウスパッドの推奨距離が変わったりあんのかわからないですが定規をかざしてhaste2なんとなく見るとまあそんなもんかなと。
     基板モデルを動かしながら配置しましたがここにシェルがおかれている理由もないので固定位置に基板モデルを作成してシェルを動かして位置決めした方がよさそうですよね。と思ったり。
     当然つまみ持ちを前提とするので基板はリア寄りに配置されます。およそクリック位置の真下に押下部がくるように。このフォームモデルはkinzuより若干背が高いのでつかみ持ちも比較的しやすいのですけどするとだいぶリアセンサーになるしホイールは後ろだなになりそうです。しかしkinzu自身リアセンサであるためおなじぐらいという。
     見てわかる通りサイドボタンどこにつけるのか。実際それだけのスペースはない。

    メインボタン

     シェルはメインボタンから作り始めました。MB分割型マウスです。
     つまみ持ちマウスなので手前側まで長めに取りました。proXなどのようにMBがフロント上面を覆うような感じで最初は切り取ったのですがフロントの背が低くケーブルブッシュがMBに干渉してしまうためホイールの前後はMBが覆わない感じになりました。MBの厚みと押し下げるクリアランスとと確保するともうブッシュを置くスペースなどなかった。haste2のブッシュでかいし。

     MBがふにゃふにゃだと死ねるので厚めに作ったのですが結果的には厚すぎた気がします。
     1.5mm厚+補強1mm厚としています。占有スペース的には合計2.5mmあります。重さのデメリットもありますしMBの占有スペースが分厚いというのもちょっとあれかも。ベストな厚みはいくつですか。
     補強にハニカムでribを入れていますがスケッチも処理も重い。
     ヒンジの長さや厚みは具合がわからないのと結局PA12だと特性が鈍いのでガチガチにならなきゃいいかなという投げやり。

    トップシェル DPIボタン

     よくあるMB下にフレームがある構造です。シンプルにフロント側の歪みを低減する感じの。トップシェルの厚みは1.5mmにしました。MB下フレーム部分の厚みは1mmにしました。ふつうに柔らかいですがあることに意味があるのだろうか。MB下にヒンジを通すスペースを空けてあとはべったりですがもっと抜いて軽量化してもいい気がする。
     下の面はkinzuの尻が切られるラインでカットしてトップシェルとボトムシェルとで分けました。
     DPIボタンは細かいパーツで固定部分を作って実際うまく取り付けられるようにとか思うとだるかったので一体型にしました。

    パーツを組み込む

     思想としてマイクロスイッチは上面に固定された方がいいよなというのがあります。ボトム固定でも全然大丈夫なやり方もあるのですが、上面に固定するのが間違いないです。ボトムシェルのねじ締め具合でクリック感が変わりまくる体験を過去散々しているため。基板をトップシェル基準で固定するためホイールのガイドはトップシェル側に取り付けています。ボトム側にあると飛び出してて心配になるしこっちの方が好きです。が普通に基板ボトム固定でホイールガイドもボトムから伸びてる方がいいこと多いんだよな。

     DPIボタンはトップシェル一体型なのでストッパーなどなく左右上下に無限にブレます。

     MBが引っぺがされないように押下部に突っ込む突起を設け。
     MBねじ止め部は固定されるようにribを4方向から一応当ててみました。固定部も外周を厚くしてみました。どうせヒンジがふにゃだからいくらでもぶれるんだけどブレ自体はどうでもよくてカッチリはまってほしい。既製品だと縦に長くねじ止め部を設けてψみたいなのが多いですがPA12でそれやるとヒンジが細すぎると思うのとスペースがないのとそもそもその形状がPA12だと作用しなさそうに思ってこんな感じに。

    サイドボタンはセパレートでよくある根元がカチャッと嵌まる感じに。一応固定されるように引っ掛かり部分の左右に盛り上がりをつけてみました。

     シェルのたわみを低減するためにMB下のフレームにribを入れています。他ねじ止め部周辺からもribを伸ばしています。
     市販品だとボトムとのかみ合わせや補強に細かくribが配置されたりもしていますが今回はなしでも大丈夫か確認もかねて側面は補強なしです。背も低いのでボトムシェルだけでも十分支えてくれそうな気がしています。

     

     基板は後方を切れ目に引っ掛け、フロントのねじ穴に嵌めるようにしました。ボトムシェルを嵌めてねじ止めし固定します。基板が挟み込まれスイッチとMBとの距離が固定されると思っています。

    ボトムシェル

     底面は1mm厚、サイドは1.5mm+トップシェル嵌めこむ用の補強が1mm厚で合計2.5mmです。厚いですがここだけだからいいかなと思ったりうーん
     ハニカムで雑に補強が入れてあります。
     なんというか作業工程後半だし特に機構もないしで明らかに適当にやりましたという感じ。
     フロントのねじ止め部はトップシェルと噛んで基板を挟み込み固定されます。

    スペーサ

    あとサイドボタンのスイッチを基板に固定するフレームをボトムシェルに固定しないので基板に直接固定するためのスペーサ。

    外観

    注文と組み立てと感想と

     前回JLCPCBでPA12で注文して仕上げが微妙でした。facfoxを使用されていると聞いたり購入したfacfox製造のMODマウスの仕上がりが良かったりで、facfoxに今回印刷を依頼しました。
     MJFプリントの材料にPA12とPA12ガラスビーズの2種類があったため両方で1組ずつ印刷してもらいました。価格はPA12が$20、PA12GBが$30でした。ガラスビーズの方が高いですが1組4500円程度なら特性が良ければ全然ありな価格感です。送料は$7程度でした。
     今回は見積依頼から到着まで10日程度でした。早い安い。

     寸法精度など知りたかったので嵌め合い部にオフセットなどは入れずに今回注文しました。

     まず寸法精度についてなのですが、公式に問い合わせたところPA12とPA12GBとで材料の差による仕上がり厚みに違いはないそうです。ただ制度自体が+/-0.2mmとのことでした。最大0.4mmの差が同じデータで生まれることとなります。
     今回の注文でどうだったかというと、目で見てわかる程度にはPA12の方が厚く(データ寸法より実測若干厚い)、PA12GBは薄かった(データ寸法より実測0.3mm程度薄い)です。+/-0.2mmとは言いますが実際はもう少しあるかもという感じ。でこれは製造ばらつきによるものということです。

     オフセットなしでデータ寸法より厚めの方は当然嵌め合いがぎちぎちでした。MBを嵌めて無理に外そうとしたら折れてしまいました。無理に力をかけたのが悪いのですが、素材的にPA12は硬く脆く、PA12GBはしなやかで靭性がありました。PA12の方が硬く作ることはできますが折れやすいし疲労もすぐ出るので、MBなど可動部は靭性のあるPA12GBで注文する方がよさそうに思います。比べるとかなり粘ります。複数素材の注文となるとイニシャルが発生するので、一組注文する場合はPA12GBですべて頼むのが、複数台注文する際は分けるとよさそうに思います。

     逆に薄い仕上がりだったPA12GBはゆるゆるでねじ止めしないとぽろぽろ落ちる様でなかなか製造ばらつきが自作マウスMODでは厄介な感じです。ばらつきに左右されない設計が求められます。
     今回はPA12のトップシェルにPA12GBのMBとボトムシェルを使い1組組み上げました。

     サイドボタン部分はPA12なのでキツい仕上がりだったのですが、サイドボタン固定の爪が折れてしまいました。非常に細いためまあ仕方ないかという感じです。DPIボタン周りもセパレートにして固定する爪など設けたとしても同じように折れそうです。細かいパーツはセパレートでなくインテグレーテッドにした方が良いのかなと思いました。次はサイドボタンもDPIボタンと同じように一体型にしようかしら。一体型だとロックできずびよんびよんしますがそこまでしてセパレートにするほどでもないです。

     MBはねじ止めすることでしっかり根元を固定することができました。この構造で悪くなさそうです。コンパクトだし。ただヒンジが結局稼働しやすくするためにあるのでMBは既製品のマウスのようにブレます。ぷらぷらしてるのがまずいだけでブレ自体は全然気にすることではないのでいいのですけどね。

     製造ばらつきでねじタッピングの穴径も当然ばらつきます。なのでこれは一番薄くできるときに合わせて細く作るしかないですね。自分でピンバイスで既定径の穴をあけるとか後加工するのがよさそうかな。今回十字に入れている嵌め合い部などは悩みどころです。ないと不安定そうだけどキツクできたときねじ穴のように簡単に後加工できないめんどくさいです。

     そもそもPA12という素材自体がヒンジに向いてなさすぎると思ってます。特性が鈍いことは想像に難くないです。昨今増えているマグネシウムマウスなどもMBがマグネシウム製になることでパリッとしたクリック感を実現しています。個人的にはすべて金属製にせずとも可動部のみ金属製にすれば同等のクリック感が手に入ると思っていろいろと聞いてみたりしたのですが可動部のみ異素材にしようと思うと結局わかりやすく手に入りやすいFR4ぐらいしかMBヒンジ部単体に使用できるものはなさそうでした。ちゃんと作ってもらおうとするとまあ趣味でできる価格ではない。次はこれも使いたい。

     スペーサは自宅の3Dプリンタで印刷してサイドスイッチジグをねじ止めしています。
     基板とブッシュをトップシェルに嵌めます。問題なくはまった。後方の引っ掛かりは多少突っ張ってそうですがそれもまた緩まず固定できて悪くない
     ボトムシェルはねじ止め部の入れ子と外周の嵌め合いとでカパッと嵌まりねじなくても落ちない感じでした。ねじ止めしますけど。ボトムとトップの噛ませ方は色々ありますが簡単だしこれでいいかな。嵌め合いやブッシュ固定によりボトムが歪んだり浮いたりしないか不安でしたがあまり心配せずとも大丈夫そうです。

     完成です。各部正常に動作しました。マウスとして使用できるものができてよかったです。仕上げは非常になめらかできれいです。facfox素晴らしいですね。鋭角の角などはバリが出ますがそれはそうという感じです。facfoxに限らずかもしれませんが製造ばらつきが思いのほか大きいことを除けばという印象です。
     サイドボタンが低くて持ちながら瞬時に押すにはむしろこれでいいのですけど、マウス形状のオタクとしてはあまり握ったときに指に干渉しない方がよいです。そもスペースがないのですが干渉しない程度に上にずらしたいなと思います。MBとの干渉など気になってくるので行動に起こすのがめんどくさい。

     重量は全体で49gでした。軽量ではありますが最近の市販品など見ていると30g台乗ってますからね。
     剛性感自体悪くなかったので、もう少し軽量化してもいいのかなと感じたのもあります。MBなどはかなり分厚いです。軽量化と構造の検討は今後ですね。

     ハードパッドで使用したところカタつかずおよそ平面で組み立てることができています。ボトムシェルはすっからかんなので中央などは押すとたわみますが外見上ソリッドな方がいいかなという感じです。ソールは固定されているねじ止め部周辺に張ればよいかなと。
     重量的にもボトムシェル、ねじ止め以外何も担っていないのに、10gありますからね。ねじ止め部周辺はソールを張り、他はペラペラでもカバーの役目を果たせばいいかなと思ったり。もっとペラペラでもいいか、、、?
     そこら辺を検討するとやはり基板はボトムに固定した方がいいのではという話が出てきます。このねじ止め方だとボトムに固定してもスイッチとボタンとの距離は一定に保たれるし。実用と好みといろいろうーんです。なんならボトムシェル取っ払っちゃうのが一番軽量化ですしね、、。

    クリック感は悪くなさそうに思います。ヒンジをわざわざFR4で作成しなくても強くこだわらなければいけなくもないような。今は素のTTCのスイッチがついているので、正直わからんです。TTCのスイッチ好きじゃないやる気が出たら交換しよう。

    おわり

     ふつうにマウスっぽいマウスができてビビる。ブラッシュアップして完成に近づけたいですね。
     ヒンジは一体型とFR4型と両方作って次投入してみようと思っています。FR4型は嵌め合いなしでねじ止めで合わせるので製造ばらつき無視しやすいのもいいかなと思っています。
     製造ばらつきを考慮した構成がなかなかどうしたものかなと悩みます。今回は素材が異なったので別々の厚みでできて、厚いと薄いを組み合わせていい感じに組めたわけですが、次どうなるかはわからない。ここら辺も自作の醍醐味でしょうか。理想の構造ではなく素材に合わせた構造を、。

    kinzuは最高の形状です。素晴らしいです。

     反省点は多いですがとりあえずkinzuっぽいマウスが手元にできましたし誰かに急かされるものでもないのでだらだらと次を考えていこうと思います。


  • [自キ]キーボードに合わせたサイズのマイコンボード便利そうじゃない? osprey58rを作った。

    自作キーボードを作るうえでマイコンボードを使用するわけですが、キーボードにサイズが合ってないよなと思っていました。
    usb横からしか出せないし、配置もしづらいです。それにrp2040ならioピンが30あるわけですが、マイコンボードはそれすべてを引き出しているわけでもなく、duplexmatrix前提な感じです。
    rp2040を使用してioピンをすべて引き出しつつキーボード基板上に配置しやすいマイコンボードがあったら便利じゃないかと思い適当に作ってみました。

    usbを上から出せる感じでこんな感じに。結局ピンの密度高くて使いにくそうではあった。

    jlcpcbに注文して届いた。サイズはちょっと大きい

    キーボード基板に置いてみるとこんな感じで、2U分のソケットとソケットの間にピンヘッダを通せるように作っています。
    長辺側も一列下のソケットに干渉しない位置にピンヘッダを通せます。
    2U+サイズのマイコンボードで30のioピン等を引き出せます。大量に使用する際は便利そう。

    そもそも直付けすればいいじゃんという話ではあるのですけど、直付けすると、ソケットを上側に配置した状態でtype-Cコネクタを面一で配置することができないんですよね。ベゼルレスで上側に面一でおこうと思ったらソケットを下側につけなくちゃならなくなる。するとそこだけスイッチの向きが異なる状態になる。
    マイコンボードを使用すると縦長なのでとても邪魔。xiaoとかzeroも配置しにくいしpin数が少ない。

    イけてないなと思い面一にtype-cコネクタをつけるためには直付けでなくマイコンボード別付けの方がいいなと思いました。
    上の行ならスイッチ反転しててもキーキャップ干渉することないので実際的に問題が発生するわけではないけど。

    マイコンボードの動作確認をした後に実際にキーボード基板を注文してみました。
    ロウスタッガードの50%サイズキーボードです。普段使いにと作成しました。

    組み込んでみるとこのようになります。ピンソケットとピンヘッダで接続、取り外し可能です。高さ的にtype-cコネクタとソケットが干渉しないぐらいです。よさそう

    サンドイッチマウントで組み立てるとこんな感じ。チルトさせることでマイコンボードは机に干渉しません。

    どうでしょうか?

    実際のキーボードの作成までしてみて、私はそもそもサンドイッチマウントそこまで好きでないかもしれない。スペーサの位置決めたり手間があり、ねじスペーサの部品点数も結構多くなり。できるだけ薄く作ろうとするのがすべて悪いのですが、意味なく分厚くするのも好きではないのでうーん。お前そもそもマイコンボード使用するキーボード好きじゃないんじゃんという、

    ただ市販の電子工作的なサイズのマイコンボードではなくキーボードに配置しやすいこういうマイコンボードが出てもいいんじゃないかなとはやはり思います。圧倒的に設計はしやすい。ピン数や配置に悩まなくていいのは楽ちんでした。機会があればもうちょっとちゃんと作りたいかも。

    製作したキーボードosprey58rはとても気に入っていてロウスタッガードのキーボードとして使用しています。50%キーボードとてもよい。上の行はなくても十分使えますがあると便利だなという。あとぱっと見のアスペクト比ちょうどいいですよね。

    誰か影響力ある人キーボード向けマイコンボード作って規格化してください。
    ピンいっぱい引き出したいしusb上から出したいです。

  • Logicool G 「G309 LIGHTSPEED」 ゲーミングマウス 印象とか

     2024年7月にLogicool Gから発売された無線ゲーミングマウスG309を買いました。
     いわゆる卵形状のマウスで、G304などと同じバッテリーが乾電池のタイプです。

     Logicoolおなじみの卵マウスの新形状です。
     上から見ると各部丸っこいデザインをしていますね。上から見たシルエットは何となくkainをほうふつとさせます。
     下から見るとG303のようなひし形でも、PPD-001やG100のような真っすぐのラインに膨らみを持たせたものでもなく、WMOやroccat burstのような緩くくびれのないㇵの字となっています。
     後方がでかくなってます。

    g pro heroと比べるとお尻がもっこりして背が高くなりました。お尻の主張を強くしたのは流行的なものでしょうか。幅も高さも増してぽっちゃりしています。

    gproheroは側面の強めの逆テーパーが特徴でした。g309は絶壁ですっとんとんです。
    後ろから見るとテーパーがかったお尻をしていますね。

    卵、、、?私は卵系の形状が好きでしたが、g100ともgproheroともg303とも似つかわしくない形状です。卵、、、?

    これが卵マウスであるかは疑問ですというかメーカーは卵なんて一言も言っていないのですけど。
    とがった主張のない丸っこい左右対称形状みたいな感じです。

    裏面にはふたがついています。powerplayに対応する際は専用の蓋を装着します。
    ソールは0.8mm厚
    ptfe系の素材とクッション材が半々の厚みになっています。
    ソールガイドの幅は0.6mm程度

    トップカバーを外すと乾電池ホルダー。カバー裏にはレシーバーホルダーがあります。
    logiなので刺すだけで使えるコンパクトなレシーバー素晴らしい。

    ボトムとトップの嵌め合いに爪等はありません。ねじを外せばスポッと分離します。
    組み立てる際は隙間ができないようにトップシェルのサイドをぎゅっとしながらねじ止めします。
    基板は分かれていてLogicoolって感じ。ボトムの基板にでかでかと乗っているコンデンサはバッテリーレスでpowerplayでの運用をする際にバッテリーの役目を果たします。
    バッテリーレスの無線マウス!?
    powerplayを購入しバッテリーレスで使ってみていたんですが、幾日か経ったときにpowerplayでバッテリーレスで使用できなくなってしまいました。うーんたまたまなのかそもそもそこまでちゃんとしたあれではないのか、

    kailh水色10mmのエンコーダー
    ボトムシェルはそこまで補強が入ったりはしていないようです。まあそこそこ厚みあるしね。
    だから何だですがMCUはn52820です

    最近のlogiは内部フレームは柔らかい素材で作ってますね。

    スイッチはd2fp-logi無印のd2fpよりも硬いやつです。最初期のロジ光学スイッチよりましになった?なんかすごいバキバキしてた気がするんですよね初期のlogi光学スイッチ
    MB下の内部フレームレスな設計です。とはいえもとより分厚いしマイクロスイッチ基板保持のフレームがあるので問題はないです。

     バッテリーレスで運用できる無線マウスということで面白そうなので購入してみました。先述した通りバッテリーレスの部分はなぜか早々に壊れてしまったのですけど。壊れたのが私だけだとすると、バッテリーの重量を気にせずに済むのでマウスMOD用の基板によさそうだなと思いました。壊れてしまったので私はやらないと思いますけど。
     さてバッテリーレスで無線なのに軽量なマウスが!?という風であればよかったのですけど、バッテリーレス運用でも全然最近の市場的にみると重い68gという何がしたいかわからない感じです。重さを抜きにすれば11800円でロジの無線マウスを買えるわけでいい製品ですよね。
     私はG502Xを購入した時も売る気ないだろこの製品と思ったわけですがその後光学スイッチを搭載したproX2が発売されたりしました。一見logi無線の廉価モデル、高性能事務向けマウス、のような立ち位置ですが今後これを踏み台にバッテリーレスのフラグシップが出たりするんでしょうか。そんな立ち位置な気がします。そしてg309を見る限りバッテリーレスのフラグシップは出なさそうな気がします。

     形状としては太った卵マウス?でちょっと個人的には幅が太すぎました。ゲーミング目線あんまり何がしたいのかはわからなかったですがlogiは卵形状を新作で出すことはもうないのだろうなと思いました悲しみ。g303SHも大ゴケでしたしね。普段使いにはよさそうな感じです。
    この寸胴な形状が好きな人は11800円でlogi無線が使えるのでお得なんじゃないかなと思います。重いけど。


  • [イヤホン]moondrop 水月雨 KadenzとKatoの雑話

     2024年10月ごろmoondropからKシリーズの新作イヤホンとして「Kadenz」が発売されました。
     SNS上ではKatoの後継機として注目されていました。私もKatoは好きな機種ですので、Katoの上位互換となるのであればぜひ欲しいと思い、購入しました。Katoと比較などします。
     Katoについてブログで触れることがなかったのでKadenzとの比較を通しながら話したりしようと思います。
     正直個人的にKadenzはあまりハマらなかったので、およそSNSで投稿したインプレのコピペ投稿でサラリです。

     雑に言うと帯域バランスはkatoと同様の低音強めのリスニングサウンド。中音域の表現味がkatoの方がありますが全体的に性能もアップしたキラキラサウンドでオールラウンドに使える音作りになっています。アクセサリーも充実しているので3万円帯のリファレンスや高めのイヤホンエントリーにおすすめです。

     KATOが好きな人にとってはKadenzは別物のイヤホンだし、Katoを特別好きではない人からしたらKadenzは上位機種となるように思います。

     国内販売はまだ先ですので、シンセンオーディオから個人輸入しました。価格は現在のKatoと変わらずで、28000円ほどしました。ちなみにその後の11.11セールで25000円になっていましたので、今後購入する人は25000円を基準に判断するといいと思います。
    MOONDROP Kadenz 10mm Dynamic Driver In-Ear Headphone – shenzhenaudio
     価格の話をすると、最近ではKato自体が国内では28000円程度で販売されています。およそ個人輸入と同程度でちょうどいい価格です。それはそれとして比較対象としてのKシリーズ前作Katoですが、値上がりに値上がりを重ねているので同じ3万円帯の製品としてみるものではないわけです。Kadenzは3万円帯として、Katoは2万円帯として評価するべきでしょう。円安すごいですねえ2万円切ってたよね?。
     早速セールしているので今が買い時な気はします。

    イヤホン
    4.4mmケーブル
    4.4to3.5変換ケーブル
    4.4toType-C変換ケーブルecho-b
    イヤピ清泉と黒いやつそれぞれ3サイズ
    交換用ノズル
    ケース

     個人的にはシングルエンドメインなので3.5mm標準ケーブルが欲しいけどまあ4.4mmがオデ民的には主流だしきっとメーカーもバランスで聞いてほしいのだろうかしら。
     katoと比較してノズルが太くなってますね。あとノズルのイヤぴストッパー部分?が長くなってるんですね。清泉がジャストフィット。ここら辺は私がmoondropを3機種程度しか所有してないのでなんともなのだけど清泉の金型が私がkato買ったころからちょっと変わってるんですかね。これで出音が変わるとかではなさそうですが清泉の軸の部分が微妙に違いました。
     筐体は重量が片耳kato12g→kadenz13gで若干重くなってますね。普段から中華IEM使用している人は気にならないだろうし、そうでない人には重く感じそう。形状差は上述したノズル太さぐらいで装着感は変わらないと思います。表面マットでかっこいいね。
     ケーブルは中華らしい太めのもので厚めの音が出ます。銀らしい音でちょっとキラキラしすぎてるなと私は感じました。キラキラしすぎてると感じる人はリケーブルすることで解決するかも。

     音について。端的に言うとKatoが2万円帯の定番機であったようにKadenzも3万円帯の定番機になるだろうなと思います。基本的な音作りはKatoというかその系譜で、低音強めのリスニングサウンドです。
     基本性能も3万円帯として申し分なく優等生です。全体的な重心は高めでキラキラしたサウンドでkatoよりもオールラウンドに使えそうな印象を受けました。Katoも価格帯定番機の立ち位置でしたが、元々がkatoはkatoの曲に合わせた音作りなので、オールラウンドに使える一方でやはりkatoの曲を聴くときに100%を発揮するなという話があり。性能的にはkadenzの方が優れておりバージョンアップを感じますが、私はkatoの音作りの方が好きでした。もっと聴きこんだら良さが見えてきたりエージングしたら角が取れてきたりするのかもしれませんが、、、。

     帯域バランスなど見てみると基本的には同じですがkadenzの方が2-3kHzの中音域の盛り上がりがあり強めに出ています。高音域のピーク感など全体的にkatoより弱めとなってます。kato自体あまり刺さりやすい機種ではないように思いますが、挿入深さが浅いと刺さることもあるのか、、?またこの帯域バランスの変化でか、katoよりもボーカルに距離感が生まれ音場が少し広く感じます。kato自体はその近めの音もよさの一つと思いますが。
     キラキラとしたサウンドで切れが良くいわゆる寒色寄りなのかなと思いますが、katoはボーカルが前に出る傾向に対してkadenzは全体的に前に出ており輪郭がはっきり出ています。帯域ごとに音自体聴きこみやすくオーオタ受けしそうです。一方で、低域が締まった反面厚みや弾み方は失われていますし、中音域はくっきりした反面淡々としており抑揚が薄く単調な印象を受けます。

     というのがadi-2やhas-0で聴いた印象です。付属のUSB-DAC ECHO-Bでもkadenzを聴いてみると印象が変わり、率直に言って好みでないと感じていたのですが、echo-bに接続したサウンドは低音がよりしっかり前に出てグルーブ感が増しこちらの音色の方が好きでした。echo-bでの使用を前提とした音作りをしたのかはわかりませんが、相性はいいと思います。
     echo-b自体については出力が大きいなと思いました。IEMでの使用を想定しているだろうに、windowsで音量10-20程度がちょうどよいのですよね。
     据え置き環境と比べて性能的に不満は否めないですが、エントリーで2万円のイヤホンと1万円のスティック型DACを買うならecho-b付属のkadenzを買う方がいいんじゃないかなとは思います。ライトにポタオデするならkadenzとecho-bのセットでいいんじゃねと思います。

     kadenzとの比較を通してKatoも聴きなおしてみました。全体的に重心高めなkadenzに対してkatoは全体的な重心は低めなのですが、ボーカルは重心が高めなのですよね。katoがkatoの曲を聴け!という音作りをした結果だと思ってるのですけど。ボーカルが人から出る音じゃない音で再生されるように思うんですよね。これは悪口ではなくてkatoの特徴として。ここら辺が私の思うkatoの個性でここが好きなのだなと思います。なるほどな。

     SNSだとkadenzはkxxsの流れという声をちらほら見ますがきっとそうなのでしょう。
     kadenzはやや値段はしますが、音にこだわってみたいなという人、3万円帯のリファレンス機が欲しいという人、とてもおすすめです。性能的に申し分ないですし、DACやシングルエンド変換ケーブルがついてくるのも素敵です。
     moondropのこの価格帯なのでしょっちゅうaliで大セールして価値が落ちたりすぐモデルチェンジするようなこともないと思います。
     エントリーする人にはまず直刺しからDACを導入してほしいなと思ったりするわけですが、そのDACでまず1万円とかしてなかなかお勧めしづらいのですよね。その点kadenzはDACが付属しているので素晴らしいですね。変換ケーブルも単体で買うと数千円しますし、持っておくと便利なものです。kadenz買うだけでいろいろ充実するのでいいと思います。

     私はあまりハマらなかったのであまり使わなそうなのですが、キラキラしたリスニングサウンドが好きな人、まだ好みのサウンドが確立されてない人、3万円帯に手を出そうとしている人、おすすめです。現代的な音作りで2024(5?)年最新版イヤホンです。
     多ドラ機が人気な世の中ですが、1DD機もいいものですよ。
     逆にkatoを所有していて、katoの音色が好きで上位互換を想定した私のような人は合わないかもしれないです。

    その後 Kadenzは外使いメインで使用しています。echobもいいのですがアダプタがかさばるのと純正ケーブルが太いので取り回しのよいmoondropのfree dspケーブルにリケーブルして使用しています。グッド


  • RedDragon G49 PRO マウス紹介

    頂いたマウスMODの組み立てに必要だったためRedDragon G49 PROを購入したので紹介します。

    購入場所
    Aliexpress RedDragon Factory Store
    https://ja.aliexpress.com/item/1005006224684008.html
    5700円ぐらい
    安いですね。

    採用パーツは
    ホイール:fswitch黒9mm
    NCU:nordic52833
    センサー:paw3395
    メインスイッチ:huanotransparentpinkdot

    4kに対応したG49 PROの他に1kのみの無印、センサーが廉価なSEのモデルがあります。違いはスペックとマイクロスイッチの様です
    値段は大差ない

    ケーブルと4kレシーバー
    レシーバーにType-Cを直接刺すタイプでUSBポートに直接刺せるタイプではない。

    上下
    裏面にDPI切り替えボタンと電源切り替えスイッチがあります。

    左右

    前後

    その他

    分解

    表面はプラスチックという感じの質感
    メインボタンサイドボタンのクリック感は終わっている
    これぞ安いマウスという感じ

    マウスMODの組み立ての基板は使用されました。