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Rapoo VT9PRO マウス紹介
Rapooの無線ゲーミングマウス「VT9PRO」は左右対称の中型マウスで有線/無線両対応、ポーリングレートは1kHzまでとなっています。(別途ドングル買えば高Hz対応)
Rapooは中華メーカーらしいPC周辺機器を多数販売しており、ゲーミングデバイスも無線4Kマウスの流れに乗って多数製品をリリース、他社と比べても安価に販売しているメーカーに思います。
VT9等のシリーズのRapooマウスは中華系サイトから個人輸入して入手するのが通常ですが、Amazonに3600円で安く出品されていたので購入してみました。
有線での使用であれば問題ありませんが、1kHz無線通信は入力遅延がひどくゲームでの使用は推奨できず質感も安っぽい(→値段なり)ですが癖のない形状や長めのバッテリー持ち、フィーリングの悪くない各ボタンやホイールであり性能を求められない環境での使用には非常に快適でいい感じのマウスです。
未検証のため不明ですが4kや8k無線に対応したモデルであればゲームでの使用も問題なくこなせるかもしれません。スペック
メーカー Rapoo 製品 VT9PRO センサー PAW3395 MCU nrf52833 ポーリングレート 125/250/500/1000Hz(別途ドングル購入で4k迄) DPI 50-26000(50step) 重量 68.3 g 長さ 124.8 mm 幅 65.2 mm 高さ 38.3 mm(ソール含) 純正ソール 0.65 mm 接続端子 Type-C ソフトウェア RapooGameDevDriver 一部amazonでも販売されていますが、基本的にはmechkeysやaliexpressで売られています。
ソフトウェアは一通りDPI, ポーリングレート, ボタン設定できます。ただ一つ設定するたびにマウスへ保存動作が入るのでめんどくさいです。
VT9PROは1kHzのみ対応したモデルで、他にPRO4K, Airなど高ポーリングレートに対応したモデルも販売されています。
PROは無線遅延がひどいのですが、高ポーリングレートでの通信を行うと途端に結構速くなるということが中華無線4Kにはありがちなので対応しているモデルや追加の4k対応アダプタはゲームでの使用も問題ないかもしれません。(未所持)
またそれらのモデルの4kHz通信は4k用のアダプタは必要なくドングルレシーバーで完結しているみたいですね。性能分からないけどコンパクトで素晴らしいそのうち買ってみようかな付属品
本体にドングルポケットがあり、無線通信用レシーバーが収納されています。ポケットは不要という人が多いですが1kHzの場合私はあったほうが良いです。マウスをしまうときにドングルを保管する場所がなくなってしまいませんか。4k用ドングルなどある場合はそこに挿すため不要に思いますがそもそも本体と4k用ドングルとケーブルとをしまっておくのめんどくさいです。
延長用のケーブルとアダプタ。手元にドングルに持ってきたい人に嬉しい。
グリップテープと交換用のソールが付属しています。
外観
上下
全長124.8mmで中型のサイズです。
カクカクした見た目ですが形状はあまり癖のない左右対称型となっています。
ボトムのセンター部とフロント部の幅はあまり変化がなく緩い逆ハの字でおよそフラットです。トップの幅を見ているとフロント部の幅が広くなっており、センターからフロントにかけて逆テーパーが強くなっていきます。
尻の幅は比べて太く感じますが、その頂点でカクッとした折れたデザインによるところで、くびれ角自体は弱いです。
サイドはバックからフロントにかけてなだらかな形状になっています。左右
純正ソール含
サイドボタンは左サイドにのみについています。三角形に飛び出た形状で、指を動かさず押すのはしにくいですが、指をスライドさせれば普通に押せます。
右サイドを見るとわかりやすいですがサイドボタンの下にボコッと膨らみがあります。これによりゲームプレイ中に親指のポジションが上がりサイドボタンにあたってしまったりすることを抑制しており、親指のポジションがずれにくくなっています。全体的になだらかなシルエットでやや比重は後部に寄っていますが、手のひらへの尖ったアプローチはありません。
MBは若干指に対してガイドがあります。前後
前から見るとフロント部が逆テーパーなのが分かります
後ろからのシルエットは例えばfkほど四角っぽくなくsenseiほど丸っぽくもなく、中庸的な丸みを帯びています。写真
内観
ボトムとトップのシェルが爪でがっちりかませているタイプです。基板の先端も角が生えており、トップシェルとのかみ合わせられています。
ボタン類はトップシェルに固定されています。ボトムシェルが2パーツに分かれています。。面白いですね。
バッテリーは800mAhで大きめです。
PCBは74.3 x 25 mmと細長いです。
ホイールエンコーダはkailhのオレンジ11mmで中程度のノッチ感がありスクロールは軽いです。
ホイールは11mmに対してマイクロスイッチが直なためクリック側の軸が太くなっています。ボトムシェルの軸受けがしっかり挟み込んでおり非常に安定した回し心地です。ホイールクリックはやや歯切れが悪い。トップシェルはよくある感じにMBとDPIボタンが取り外されます。
このトップシェルのMB下のフレーム周辺が面白く、お菓子を載せるトレイのような柔らかさで軽量化を図っているのだなという。トップシェル自体厚みが1mmと薄く剛性感には欠けます。logicoolをw代表に見られるMBを押し下げるようにばねが仕込まれています。
メインのマイクロスイッチはomron D2FC-F-K(50M)、今時珍しくまだ使っている製品があるのですね。
ほかサイドボタン等はkailh 緑点の低背スイッチです。
クリック感はomron50Mらしさもありながら基本的には歯切れよく連打もしやすいです。そもそもちょっと重めです。PC作業によく合います。所感
書いた通りホイールは高級感こそないですが実用上は回しやすくホイールクリックも若干鈍いですが軽く押し込めてむしろ使いやすい。
クリックもゲームプレイではやや重く感じそうですがPC作業では歯切れよく使いやすい。
DPIボタンや背面ボタンはいらないという人が多いですが個人的にはあったほうが嬉しいです。わざわざソフトウェア起動してポチポチするより本体で完結するならその方が楽だと思います。ただソフトウェアでポーリングレート変更が設定できなさそうなので何とも。重量は68.3gでした。
グリップはつかみ持ちあるいはつまみ持ちという感じで、全体的に凹凸の少ない形状でグリップに強いこだわりがなければすっとつかみ持ちできると思います。
シェルの質感はもろプラスチックむき出しという感じで安っぽいです。私は特にいいとも悪いとも感じない感じ。
厚みが1mmと薄いため、実用上剛性に問題は生じませんが、剛性感つまり持った時のフィーリングはしっかりしていません。最近のトレンド自体が肉抜き無しとにかくシェルを薄くして軽量化ナタメどれもこんな感じには思いますが、剛性感に欠けます。指先は敏感なので結構感じるのですよね。安っぽいのは3600円という値段でいえばまったくもって問題ないですし、安っぽいだけで実用上はむしろ使いやすい部類で優秀です。PC作業向けのマウスは重いものも多いですしボタンやホイールも粗末なものも多いです。静穏でこそないですがRapooのマウスは安く使いやすいためPC作業用途にはかなりのコスパなのではないかと思います。
ゲームには使いませんが、結構好きです。
おわり
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アンバランスとバランス駆動方式を聴き比べてみる
ドングルDAC Tanchjim spaceを使用してバランス接続とアンバランス接続とを聴き比べてみました。
思っていたより明確な差があり、今後アンプを選ぶ際の勉強になりました。はじめ
バランス接続とアンバランス接続。
バランス接続の方が「音がイイ」という意見が一般的ですがどうなんでしょうか。
経験的には同じだと思って感じて生きてきました。
でもじゃあどっちがどうなのか?なんてわざわざ真剣に聞き比べたことはなかったので比較してみます。評価といってもなんかすごい機材ですごい測定なんてしませんできません。官能評価です。耳で感じたモノが私にとってのすべてです。
前提から結論まで全部私感覚と私の環境における感想でしかありません。詳しくないので。バランス接続って何ですかという話からすると、
通常の3.5mmのやつはアンバランス接続で、3極プラグで共通のGNDを基準に左右の音信号が流れてきます。
バランス接続は4.4mm5極プラグで楽曲再生には内4極が使用されています。左右用に2本ずつ信号線があり、差動させています。
アンプを見てみるとバランスアンプはアンプ回路が信号が2倍必要なためアンバランスに対して2倍必要になります。そのためアンプは高価で大きくなります。
それで何が違うの?という話ですが、それが一人一人意見が分かれていて議論を生んでいるわけです。
例えばよくバランス接続はHOTとCOLDでノイズをキャンセルできるからノイズが減っていいんだという主張をされていますがそうなのでしょうか。そもそもの話バランス接続しないとノイジーだというあなたのオーディオ環境はどれだけノイズまみれなの?という話になりませんか。そのバランス駆動の性質はイヤホンのケーブルには適用できない気がします。やり方
使用する機材を紹介します。
デジタル出力
パソコンのUSB端子、Youtubeとfoobar2000から音楽を再生しました。特にこだわりなし。
DACとの接続はTopping E2x2付属のAtoCケーブルを使用しました。特にこだわりなし。DAC
Tanchjim spaceドングルDACを使用しました。
採用理由としてはまず3.5mmと4.4mmの出力の両方がついていること。
またありがちなシングルエンドの音が良くない問題がないと思われること。ICにCS43131が使用されていてアンプ部も担っており差がつけられていないと思われる。両者のアンプが同等でないと比較などできません。アンプ部が異なっていれば、それは接続の差よりもアンプの性質の差が支配的であることは想像に難くないです。
余談だけどこのICを乗っけていてもアンプ回路を別途載せているドングルDACも多い。その方が音はおそらく良いと思われる(spaceはアンプに関しては貧弱に感じる)ものの、サイズが一回り大きくなっている。Spaceはこのコンパクトなサイズがとてもいいよね。
音がいい。音が良くないと評価できない。DACの性能は据え置きと比べても遜色ない(らしい)。前述のとおりアンプに関しては官能的に弱いと感じるが、DAC性能にひ弱さは感じない。
これがベストかと言われると目をそらしますがアンバランスとバランスを同じ条件で聞き比べられる機器って少ないと思うあとセール時1万円と安い。イヤホン
Final A8000を使用しました。
異論は多分に認めますが、個人的に(イヤホンの比較評価用はなく)音源や機器の評価に非常に適していると感じています。単純に音質がいいというのはありますが、加えてベリリウム振動版による優れた過渡応答(らしい)も寄与していそうです。私が官能的にそう思っているという話です。もっと向いているものがあったら教えてください。
イヤーピースはFinal Eタイプです。
ケーブルはBIGMANGO-SUMIRE 4.4mmを使用しました。特にこだわり無し。
4.4mm-3.5mm変換プラグはCayinのPH-35Xを使用しました。オーディオ的には変換プラグでも音が変わると言われそうですが目をつぶってください。特にこだわり無し。結果など
バランスとシングルエンドでは音が違うのか?
音は違うと感じましたが、何も言われずに聞き比べさせられて意識せずに聞き比べたらわからないという程度の差でした。が、確かに差はあり意識して聴き比べるとブラインドでも分かる差は感じました。一言でどんな差があったかというと、
・アンバランスは音が中心に寄る。
・バランスは音が若干緩い。
という感じでリスニング用途にはバランスを好む人が多そうで、この意味ではポタオデ民にバランス好きが多いのはおかしなことではないかなと思ったり。
また機器の性能がホンに対して不足しドライブし切れていないと感じる場合も、バランスの方が粗を感じにくく心地よいサウンドを鳴らしてくれます。予算が不足している場合もバランス接続は有用に思いました。アンバランスは音が中心に寄るというのは理論的にはシンプルにクロストークというやつだと思います。アンバランスは左右のGNDが共通であることから左右が干渉してわずかに音が混ざってしまうしまうというようなものですね。
同じ環境で比較した場合、たしかにバランス接続はクロストーク耐性が優秀です。ただ良し悪しでいってしまうと好みである。
またクロストークはアンプの外、イヤホンのみで起こっているわけではありません。DAC/AMPのスペックなど見てみるとチャンネルクロストークやセパレーションというスペックがあります。つまり接続方法以前に接続されている機器の性能が関わってくるということで、クロストーク性能の良いシングルエンドシステムとクロストーク性能の普通なバランスシステムとで聞き比べてみるとバランス接続した後者の方がクロストーク耐性が悪く音が中心に寄って聞こえてしまうのではないだろうか。上流のスペックの方が支配的であり気にせずにバランス接続の方がクロストークが無くていいねなんて言う事はナンセンスかもしれません。バランスは音が若干緩いというのは言葉選びが難しいところなのですが、理論的にはダンピングファクター、出力インピーダンスというやつだと思います。バランス接続はその性質上出力インピーダンスがシングルエンドの2倍になります。また出力インピーダンスの影響はイヤホンの負荷としての小ささにも関わってきます。
ダンピングファクターが高いと振動版の制動力が上がり音が締まるらしいです。経験的には出力インピーダンスが非常に低いアンプはそういう印象ですし、ダンピングファクターが低い(らしい)真空管アンプではその逆の印象を持っているのでこの差異はダンピングファクターによるものとしておきます。
検索してみると、イヤホンの持つ周波数特性とは別に抵抗成分にも周波数特性がありこの影響により加えて周波数特性が変化してしまう。この抵抗成分の影響の小ささがダンピングファクターで、大きいほど影響が小さく本来の音(?)で鳴らせるということだそうな。
同様に出力インピーダンスもアンプのカタログスペックに書いてある性能指標です。出力インピーダンスが小さいからシングルエンドのアンプを使おうというより、まず出力インピーダンスの小さいアンプを使おうという話になります。そして良し悪しあるのかというと最終的には好みになってきます。個人的には聞き比べた結果感じた違いはこの二点ぐらいでした。こだわりのない人にとってはどうでもいい違いだと思います。
結論
まずバランス駆動するのか、アンバランス駆動するのか、というよりも先にDACアンプの性能の方がそこの差異に対して支配的である以上接続方法単体ではどちらが優れているとかお話にならないという話です。
実際にあるバランスより高性能なアンバランスの方がクロストークは少ないし、あるアンバランスより出力インピーダンスの低いバランスの方が音は締まります。
余談ですがだったらGND分離のシングルエンドが音質的には最強なのでは……?と思ってみたり。DACやアンプやイヤホンヘッドホンの違いによる大きな変化に対してバランスかシングルエンドかの駆動方式の変化は小さく、リケーブルやイヤピや電源アクセサリーのような、ある程度固まったシステムを調整する要素と思います。あくまで、上流を決定したうえでそのアンプに空いている二つの穴のどちらから出る音が好みであるかの差でしかない一つの味変要素と私は感じます。
そして身も蓋もないことを言えば、クロストークがなければないほどいいのか、ダンピングファクターが大きければ大きいほどいいのか、と言えばリスニング的には好みである部分も大きい。工業製品としてみればクロストークは少なく出力インピーダンスは小さいほうがいいに決まっていますが。ではどちらの方がいいのかと言えば、音の品質的な差というより音の性質的な味変要素と感じた。何なら多少でもこだわっているのであればDAC/AMPのスペック的にはどちらの接続方式でも音質(音の品質)は十分足りているはずですし、接続方法が~というのであればスペック的に十分な機器を使用しているはずです。
なので駆動方式ではなく、実用面やメタでの好みの方が要素としては大きいと思う。
音量が倍取ることができて、メーカーが力を入れていて、ポタオデでは標準で、変換プラグを用意すればシングルエンドにも対応できる4.4mmプラグ。一方でリケーブル・リプラグしないとバランス接続に対応できないイヤホンやヘッドホンには改造しないと対応できない。
バランス駆動には対応できないが、一般に標準的で、コンパクトな3.5mmプラグ。一長一短です。私はヘッドホンのバランス化とかめんどくさい、あるいは付属ケーブルが3.5mmだったりバランスケーブルがオプションだったりで買い足すのがめんどくさい、みたいな感じで3.5mmを好んでいます。音質的にもシングルエンドの方がいいかなとは思っていますが、それ以前に実用面でシングルエンド派です。
と思っていたんですが最近の中華イヤホンは標準が4.4mmケーブルだったり、ハンドメイドリケーブルが軒並み4.4mmだったりで悩ましいところでございます。他の目線でいえばメーカーがバランス駆動をリファレンスとして作っているからバランス接続の方がいいという話も聞き、シングルエンドでは音作りに意図しない影響を与える可能性があります。これも他の要素の方が強く効いてくるものの、確かにその通りでその場合バランス接続で使用することが正しいなと思うし納得できます。
環境が十分であるならなおさら好みでしかないのですけど、先ほども言った通りホンに対して機器の実力が不足している場合、緩く広がりのあるサウンドになるバランス接続は予算が潤沢でない人にとり確かにイイのだということが発見できました。なるほど。ただそれはシングルエンドが劣っているのではなく、機器の性能が足りていないのだということは取り違えないでおく必要があると思います。
バランス接続がしたいだけ
ポタオデとは話はそれるのだけど、ゲーミングデバイス界隈において、バランス接続をすることによって音が良くなるという風潮がある。
バランス接続ができるかどうかが機器選びの指標になっていたりする。何なら3万円のA/IFに5000円のバランス接続ができるようになるアンプを接続するのが流行っており音がめちゃくちゃよくなるらしい。使ったことがないから断定できないが、それ普通に内蔵のPHONE OUTの方が音質いいんじゃないか……?と思ってしまう。それに双方異なるアンプを通しているのだから駆動方式によって音が良くなっているかどうかなんて評価のしようがない。
しかしそんなことは見当違いで、なんでもいいからオーディオに興味を持ってくれることが大事だし、音の性質や品質よりもインフルエンサーの真似をするというコンテンツなのだということはわかっている。でも機器に対して失礼だしオーディオを楽しみたいのならば正しく楽しんだ方が健全だよなと思うのだ。バランス接続ができるからという理由でなくて、それぞれの機器の音色や性能などで選んだ方が自然だし、余計なお金もかからない。
バランス接続批判ではなくバランス接続であることを音質の価値基準にして機器を選んでいる人批判。
おわり
偉そうにしゃべっておいてやってること官能評価しましたおわりなのだけど。あなたはどっちが好き?私はどっちでもいいやってね。
個人的には駆動方式の違いというより、はっきりとクロストークの差異や出力インピーダンスの差異が体験できて、今までの経験と結びついた点が学びになりました。
音がどうだという際に、こうだからこうなんだと言えるようになった要素が増えた感じ。
駆動方式がくだらない論争というわけではないけど私の中では要素としては小さいものとして納得して捉えていくと思います。正味所謂カタログスペックの一つだよね。
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[デスク]整理しやすく邪魔にならない天板裏配線
PCデスクの配線について
そもそも天板裏配線自体があまり好きではないのですが(足を振り上げたら当たってしまう可能性が存在しているため)
現状のデスク環境では電動昇降デスクの下に入れ子にもう一つサブデスクを入れているためその心配はありません。足を振り上げても当たるのはサブデスクの天板です。メインである昇降デスクには当たりません。天板裏収納にはいくらかの手法があると思いますが、よく見られるトレーやバスケットを設置する方法は、第一にスペースを取りすぎて邪魔になります。また整理自体もしづらいです。
天板裏に直接貼り付ける方法もありますが作業性が最悪です。真上を見上げながら作業しなければなりません。現在私はこのような天板裏配線に落ち着いています。
何をしているのかというと配線部分を開閉式にしています。
とりあえずで雑に作ったっきり、特に不満がないため雑で簡単なままで使用してしまっています見栄えはあまりよくないのですが。電源タップや配線は百均で売っているステンレスネットに括りつけ固定します。これで配線部分を固定できます。
そしてそのワイヤーネットに開閉の機構を加えます。
デスクの奥側は今回結束バンドで自由に開くようにしています。デスク側は結束バンドを通せるリングをねじ止めし、手前側はマグネットを使用しパチパチ開閉できるようにしています。これにより閉まった状態では非常に薄くありながら、配線を整理しようというときは開くことで真正面を見ながら作業を行うことができます。
既存のトレーやバスケット、天板裏に固定する機構など、使用する理由がありません。こっちの方が全てにおいて便利じゃないですか?
しかもこれであれば数百円でできます。見た目を重視する人には耐えられないかもしれませんが。割と気に入ってしまって、いろいろなところで取り入れてしまっています。
何かの裏側のスペースを活用できるのは扱いやすい。電源タップをどこに固定するかは色々試しながらも悩んでいたところで、あまり邪魔にならないところに配置すると抜き差しがしにくかったり、かといって使いやすいところに置こうとすると邪魔になってしまうものでした。こういったデスクアクセサリーを、メーカーには売ってほしいし、家具ブランドもこういった取り組みをしてほしいと思います。私に需要があるため。
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Hiby Digital M300 DAP買ってみた
スマホとかではなく、外部の音楽プレイヤーが欲しいなと思いhibyのM300を買いました。
3万円でアンドロイドを積んだエントリーdapです
手軽なデジタル出力用の機器が欲しい人、とりあえずアンドロイド機の外部プレイヤーが欲しい人、がターゲットになると感じました。
素晴らしいコスパ!のようなすごさはないですが、3万円でアプリ入っていろいろできると思えばガジェット的なちょうど良さがあると感じます。
スペックとか
hiby degital m300は3万円のdapで2024年2月あたりに発売されました
・画質
1280 x 640の4インチでiphone5*とか昔のスマホって感じ。細かい作業しようとすると厳しいけどyoutubeで検索したりするぐらいならまあ・処理速度
Snapdragon 665に3Gbメモリ、音楽聞いたり動画見たりしてて不満を覚えたことはない・ストレージ
32GB内蔵。マイクロSDカードを使います・バッテリー
2000mAh/3.8Vでそんなに多くは無いけど一日は持ちそう。充電は5V/1.5A max充電速度は普通に遅いと感じる。夜充電して置こうって感じ
毎日使うのでなければ、気が付いたら充電器れてることがありそう。都度電源切ると起動に時間がかかるのがなんとも・DAC/AMP
cs43131シングル。最近のドングルdacにありがちな感じ。・出力端子
3.5mmシングルエンド/USB Type-Cデジタル
4.4mmはありません。3.5mmは抜き差しノイズがあります。・Hiby link
スマホから操作できるらしい。使ってないから分からない。・bluetooth
使ってないから分からない・パッケージ
本体とケーブルのみ。シンプルでいいね。何も入っていない。
純正の最初から貼ってある保護フィルムは普通に微妙。操作
上から
電源
音量↑
音量↓
再生/停止
曲送り
Fn
設定のシステム>Fnキーセッティングで割り振れる設定のシステム>ジェスチャー>でダブルタップウェイクアップをオンにしておけば側面ボタン押さずにロック解除できていい感じ
3.5mmのみならもう少し薄くできたりしないのかな
なんで惹かれたの
まずなんでDAPが欲しいと思ったかというと、外部のプレイヤーが欲しかったんです。
スマホからケーブル伸ばしていたら、スマホを取り出して確認したりするときにケーブルが邪魔ですよね。スマホからは何も伸びていない状態にしておきたいです。
→外部プレイヤーかBTレシーバーかTWS使っているスマホがiphone se2でイヤホンジャックないし、スマホに興味ないので音楽データ入れるにも容量ないし、iphoneだとデジタル出力しようにも別途OTG買わなきゃないのめんどくさいし、バッテリー食われたくないし。
→外部プレイヤーしかないというわけです。用途としてはデスク外とか外出時に再生できればいいかなという感じで多くを求めていませんでした。
そこで候補に挙がるのはコンパクトな再生機能しかない正方形な感じの製品が安いですが、スマホ的に使える方がいろいろできていいというのがあるので却下です。
またそういう用途なので4.4mm接続とか正直いらなかったです。音量取りづらいものを持ち運ぶならそれもありかもですが。
そこでM300の情報が出始めて、ちょうどいいじゃんと思ったのですよ。最低限の機能乗せたガジェット的な感じでいいなと思い購入しました。デジタル出力
最初はまあ外で使えればいいやと思っていたのですが使っていくうちにより良い音を聞きたいと思ってしまうのが人の性というものです。
直刺しの音質はスマホよりはいいかなという程度です。音楽聞くのに困りはしないけど正直”オーディオ”ラインではないです普通です。音質を求める価格帯ではないので文句をつけるのではないですが。
デジタル出力にtanchjim spaceを繋いでみると、直刺しと比べ物にならない、それこそ誰が聞いてもわかるほど音が良くなりました。外部に任せましょう。スペックだけで見てしまえば同じcs43131のみ構成なのに、なんでこんなに差があるんだ、、、
だったら最初からデジタル出力だけでいいんですけど!と言いたくなります。この差を一度体験してしまうともう直刺しでは使えません。つまりM300はデジタル出力でこそ真価を発揮するというかアナログ出力が微妙というか。
type-C出力のドングルDACなりポタアンなりを接続することを想定している人向けだなと思います。ターゲット
外部のプレイヤーが欲しい人に限られると思います。音質的に明らかな有利がない以上、オーディオプレイヤーというよりスマホでない外部のプレイヤーという意味合いが強そう。
正味BTレシーバーやドングルDACをスマホで操作する方がまあ安く済みそう。外部プレイヤーがいい場合は1台目にぴったりに思います。
M300は外部プレイヤーかつアンドロイド搭載で各種アプリを一応使えるのがいい。動画ぐらいみれた方がいいですよね。スマホ的に使えるDAPの中ではM300は安い。
そして使っていきながらもっと音質良くしたいなと思ったらドングルDACやポタアンを買い足していくような段階的にはまっていくことはできそう。
、、、とはいえ3万円のハードルは高い気もします。
やはり手軽なデジタル出力機器を求めているオーディオファンがメインのターゲットになりそうです。とりあえずで外部プレイヤーが欲しい人のうちデジタル出力を使用する人もここに含まれて、単体で完結したい人はグレードの高いDAPを買った方がよさそうに思います。
おわり
なんか批判半分にはなりましたが、批判的な時はたいていポジティブな印象を持っているものです。
個人的には、期待以上でも以下でもないという感じで気に入っています。音楽データとyoutubeが使用できて、ドングルdacつなげれば普通にいい音で使用することができます。
細かい不満はそこそこありますが、要求自体大きくないので満足しています。
なんだかんだでいろいろできる使い勝手の良さがあるものが長く使われるのですよね。
とはいえドングルDACを指したり抜いたりしなきゃいけないのは普通にめんどくさいわね。
さて結果的にデジタル出力のプレイヤーが欲しいななんて思ったわけですが、あそこでラズパイ X volumioをおすすめされたりなんかしてそこらへんも試してみたいなと思っているところです。
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[自作マウス]マウスシェルモデリング その1
自作する部分はシェルです。Haste2wiredの基板を使用したマウスMODに挑戦してみました。
初めてやってみているので、マウスらしきものができて感動です。今後ちゃんとしたマウスを作れるようになりたい。
はじめ
僕はsteelseriesのkinzuが好きです。
しかし終わっているクリック部と終わっているクリック遅延により実際に使用するのには難があります。
80gの重量とか古いセンサーとかは別にいいんですけど。
kinzuは素晴らしい形状なのでkinzuクローンで作りたい。
とりあえずひとつづつマウスMODから初めて行こうと思い基板を流用してシェルを作ってみる、を体験してみようが今回です。回を重ねてまともなkinzuクローンを完成させたい
基板
基板はhaste2 wiredを使いました。家に転がっていたので。
そもそもhasteのファンであるという事や性能がいいと聞いて購入していました。未開封状態でした。
Hasteは愛されマウスですが幅が広くて脱力マンかビッグハンドマンしか使えないのですよね。
分解して基板をちまちまノギスで測定してCADに起こします。
やり始めた瞬間ああこれはめんどくさいやつだとなりました。こういうのは基板から自作したほうがいいなあと感じます。
いらいらしながらおよそ起こします。これがどれだけ正確に写せているのか?などと考えると頭が痛くなります。
fusion360に移して厚みを持たせました。うーん適当
ちゃんと実装部品が乗っているところをマスクしたりするべきですね、と後から言います。
サイドボタンはめんどくさくなってやりませんでした。kinzu小さいし。
ゲームでは不要論者ですが普段使いでないと困るのでそのうちサイドボタンも含めたい。
シェル
kinzuの3Dモデルをfusion360にインポートします。
なんか頑張ってフォームをペタペタ貼り付けながらシェルの形状を作ります。
今まで何度も挑戦してはフォーム意味わからんぶち切れで強制終了を繰り返してきていたのですがなんか今回できるようになりました。
面をオブジェクトスナップ貼り付けていったらポリゴンモデルより一回り小さくなるのはそういうものなのでしょうか?
目視でフォームをちょこちょこ大きくしてサイズを近づけたのですが一連の流れはこういうので合っているのだろうか。。。
フォーム編集終わったら何も考えずマウスらしきモノを目指してスケッチを押し出したり切ったり貼ったりしました。
もっと便利なやり方あるだろうなと思いながら、
次はfusionの機能色々も学びながらやってみたいところです。
イメージ図
これでちゃんとマウスとして動く(?)のだろうかと思いながら印刷依頼してみます。
こんなんでどんなんが出てくるのか確認確認
組み立て
届いたもの。
印刷の向きで左サイドがガサガサなので微妙。
使い慣れてるJLCで頼みましたが次からは皆さん使ってるfacfoxとか利用してみたいところです。
基板をはめてみて寸法はおよそ合っててこれでいいかという感じ。
ただ基板の部品干渉するところがあってニッパーでチョキチョキしたり。
ホイールを斜めに挿入する感じなので押さえるところもカットしたり。なるほどなあ
DPIボタン載せて基板ひっかけてM3セルフタップでとめてケーブル突っ込んで完成。
色々とダメダメなのですがマウスとして使うことができるものができておおお。
出来は微妙だけどこの形状のマウスってだけで使っていて楽しい
見た目がひどすぎる。デザイン力が
感想
形状
実際に見てみるとフォームモデリングかなり粗いなあという印象。汚い。
きれいに作れるようにならないとですね。
シェルの切れ目の部分とかはきれいに処理しないと見栄えは大分悪い感じ。
形自体はkinzuという風で悪くない。
サイドとトップとの間の折れ目機能は使わないほうがよさげな感じですね
剛性
何も考えず厚み1mmで作ったのですがふにゃふにゃです。
後ほど2mm近くあるといいよという話を聞いたりしました。次は厚めに、、
ふにゃふにゃなのでクリックもふにゃふにゃだしサイドもたわみまくります。
逆に少しでも補強してあると急に固くなるなという印象。
基本的にはしなやかだけど補強を入れさえすればかなり頑丈になるような。
マラカス
ただ載せているだけのDPIボタンがカラカラ言います。
固定するように設けないとだめですね。
その他
この小さい体積を使って、いかに強度を出しながら機構を詰め込むかいいクリック感を作るかが面白さなのかなあ。形状はもちろん大事なんだけどこれらは若干別ジャンルな気はします。
いかに精度の荒さを許容した設計ができるかも大事そうな感じ
やってみると使えるスペースがかなり小さい。基板上からボトムまで6mm?とかあるし高さ方向に余裕がない。なるほど基板を分離しているマウスがいっぱいあるわけだ。
シェルの個体差もありそうだけどそもそものクリック感を後から簡単に調整しやすくした方がいい気がします。
おわり
食わず嫌いからの脱却
課題しかないのでいろいろ振り返りながら次に進みたいと思います。
徐々に自作マウスへの理解を深めたいです。