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[オーディオ]ジェネリックER-4B化モジュールを作る②
Etymotic ResearchのER-4S等のER-4イヤホン筐体に使用することができるリケーブル+ER-4SとER-4Bのf特切り替えスイッチを実装しました。
ポタオデ界隈で昔からあるやつです。取り回しのいい感じを目指しました。
あとmmcxの変換のやつは接触ひどすぎるので使わないほうがいいです。はじめ
前回ミニミニケーブルとMMCXケーブルと変換コネクタを使用したネットワークモジュールを作成しました。
しかし問題があり、MMCXto2pin変換コネクタの接触が酷く使い物にならない。使っていただいた方からも同じような意見をいただいていました。申し訳無さもありつつ、どうにかしなければ使えないという状態です。というわけで市販されているコネクタを使用してリケーブル作ろうという話です。
またSとB切り替えられたらいいよねという話も上がっていたので切り替えスイッチもつけてみました。こいつは接触が最悪、、、
前の記事→[オーディオ]ジェネリックER-4B化モジュールを作る
基板
小さく作りたいので、切り替え用スイッチは表面実装タイプが良いです。また左右あるため2回路スイッチである必要があります。なかなか見つからずやっと見つかったのがこのCMS2212Bというやつ。アリエクでしか売ってなくてしかも400円するという。高い。
ER-4は耳に深く差し込みかつ耳掛けタイプでない都合上タッチノイズ気を付けないと使っていられません。そこで使用するケーブルは布巻ケーブルが良いのですがなかなか見つからず、結局アリエクに売っている安いリッツ線のリケーブルを使用します。線材の質よりも鋭くないタッチノイズがここでは重要です。スプリッタ用基板
そもそもER-4Sはスプリッタ部分が大きく、そこにネットワークが埋め込まれています。同じようにネットワークおよび切替器もそこに埋め込めばいいじゃんサイズも同じぐらいだし邪魔にはなりにくいというやつ。
使う素子は前回と同じです。余りです
片面に素子を、もう片面に切り替えスイッチを載せます。なんとなくケーブルをまっすぐ出す用のガイドをつけてみたり。外付け用基板
両方あると使い分けられていいなと思うので片側出しと両側だしの2パターンを作成しました。
素子の反対側にジャックと切り替えスイッチをつけています。
組み立ててみたり
スプリッタの方は ケーブルもはんだづけしていきます。
スプリッタ部分でカットしてリッツ線をむき出して予備半田
使用するコネクタも結局は中華製なのですがこちらのコンタクト性は問題ない。でもこれはんだづけしづらすぎませんか。どうしたって樹脂解けるじゃないですか、、、数個に一個うまく締まらない不良品が出てしまう。細い小手先を使えばまだよいのだけどFX600でステーション型ではないので交換もめんどくさい。
基板とコネクタにはんだ付け
はんだ部引っ張られないように接着剤スーパーXでモールドしてとめて基板は熱収縮チューブでシュリンクして完成です。
ちゃんとケースとか考えるよりも熱収縮チューブでポンが手っ取り早く問題なくできてすばらしいですね。スイッチを切り替えることでER-4SとER-4Bとの音を切り替えながら使用することができます。スイッチで切り替えしてしっかりf特が出ることを確認して完成です。
完成
外付け用のスプリッタ部の改造なしのただのリケーブルも作りました。手元が軽いほうが良いときはこちらを外付けスイッチと組み合わせた方が使いやすいですよね。
スプリッタタイプも使用していてそこまで邪魔にならずイイ感じです。外付けタイプでごちゃごちゃしたものをすべてプレイヤー周辺に集めるのもいいでしょう。
なんだかんだでただこのコネクタに換装できたのが良かったですね。接触がまともなので。左上のはただのケーブルのみでそのままでは使えません。下のように外付けネットワークと組み合わせる必要があります。
おわり
これで平和に使えます。
頒布もしていますので興味あればどうぞ →ER-4S/B 切替器/リケーブル
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Lethal Gaming Gear 「Neptune Pro Soft」 マウスパッド紹介
Lethal Gaming Gearから販売されているゲーミングマウスパッドNeptune Proを紹介します。
外観は最近のよくある高級マウスパッドの感じで、クッションベースにPoronを、フリクションサーフェスに目の細かいアムンゼン織生地が使用されています。
アムンゼンながら一般的に思われるピーキーさは薄い滑走感で、ソール面積やマウス重量で滑走時のテクスチャ感を選択することができる、滑り速めのゲーミングマウスパッドです。メーカーサイト Lethal Gaming Gear Xアカウント Lethal Gaming Gear@LethalGamingGr 製品サイト Neptune Pro size XL: 490 x 420 / XL SQ: 500 x 500 厚み 4mm 色 黒 クッションベース Poron フリクションサーフェス アムンゼン織生地 Arkで実物を触っていいなと思って後日XLサイズを購入しました。なんと11000円もするのでその時は買わなかったのですが買ってしまいました。マウスパッドに11000円の時代です。個人輸入しようとすると送料が高いため個人輸入で共同購入するのが賢そうです。
lgg公式サイトからの個人輸入と国内でも販売されています。
買ったのはSoftなのでXsoftはわかりません
クッションベースに発泡ゴムを使用したProでない無印のNeptuneもあるようですよくあるフラットパッケージで段ボールに入っていました。諸々置いておいて一消費者としては巻いてくれた方がコンパクトでありがたいです。PORONですから巻き癖もつきにくいでしょうし。全然逆巻きしても大丈夫だったのでラミネート品質は問題ないです。
端処理は最近の高いマウスパッドによくある細めで高さがそろってるやつです。ステッチの糸は普通に柔らかく引っかからないと思います。高いとマウスの滑りが云々はそもそもマウスが端に達した時点で終わりなので知りません十分に大きいサイズを使ってください。
ロゴはシルク印刷で布地とは異なる質感です。マウスの滑走を邪魔するため、気にされる方は剥がした方が良いでしょう。
端処理もロゴ印刷もつまりは見た目要素が大きいわけですが特に悪い印象はなくワンポイントロゴもカッコよくてよいと思います。裏面はベース素材にテクスチャを加工しているものです。切れ込みが斜めに入っています。使用時は見えないところですがここもデザイン性を競っていそうです。
吸着面を採用していないのは個人的には好きです。滑り止め性能は優秀に思います。織生地であることもよく作用しているかもしれません。布組織はアムンゼン織で梨地なので何ともですが1mmで10目ほどあり非常に目が細かいです。一般的なアムンゼン生地は4倍ほど目が粗くここまで細かいマウスパッドはなかなかないと思います。
縦糸は硬め太め(といっても細いけど)の糸からなる無撚糸、横糸は細め柔らかめの糸からなる撚糸を使用していることで、単一でなく複雑な滑走感を出していると思います。滑らせたときにまずソールが接するのは縦の部分になります。また目ごとに高低差がありすべての目が摩擦するわけではありません。
アムンゼン織でありながら目の細かさとハイブリッドな織組織により一般的なイメージとは異なります。確かにアムンゼンの滑りではありますがアムンゼン系の硬さや軽さは薄く、いわゆる梨地マウスパッドにありがちなピーキーさは薄い印象です。
生地自体の硬さは薄く感じますが柔らかいというよりは目の細かさが反映されているイメージです。あくまでもアムンゼンでありまた硬めの繊維感が出ています。滑走の速いタイプのマウスパッドに思います。
マウスソールの面積やマウスの重さなどで滑りの性質は大きく変化します。速めが好きな人はそのうえで滑走感もソールやマウスで選択できるため面白いと思います。
面積が大きく、重量が軽いとテクスチャ感が薄いきめ細やかな摩擦感の重くスムーズな操作感を得られますし、面積が小さく重量が重いとテクスチャ感が強く軽い操作感を得ることができます。いずれにしても滑走速度は同様です。
ただ目が細かめなのでソール素材の種類によっては相性も出そうです。この複雑な滑走感はマウスパッドが高級化している流れの中のトレンドの一つだと思っているので、なかなかにデバイスオタク受けするマウスパッドなんじゃないかと思います。高いけど。
ソール面積を大きくすることできめ細かく重い操作感を得ることもできるためサラサラやザラザラとした速いものはと避けている人や梨地のピーキー感は苦手という人でも受け入れられるかもしれません。
初動や切り返しのタイプはアムンゼン生地のものです。ちょっと不思議な感じ。
マウスパッド自体のアシスト機能は弱く、玄人向けな気がします。クッションベースはよくあるsoftタイプのPoronでよくあるスタンダードな滑走品質だと思います。 アムンゼン生地なのでクッションベース自体の硬さと比べると表面は固く感じます。これも布地の目が細かいのでなかなか面白い感じです。
やはりこの薄さのウレタンスポンジではどうしても底面素材の影響は受けますので、何か好みなものを下にひいてもいいと思います。おわり
布組織以外は高価なマウスパッドのよくある感じです。
目が細かくハイブリッドなアムンゼン生地による滑走感は面白くオタク受けしそうに思います。
おもしろい
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DAREU A980PRO マウス紹介
DAREUが販売している中華無線4kゲーミングマウスA980PROを紹介します。
所謂G502型の非対称形状で、その系統の中では比較的軽量な製品となります。メインボタンのみマグネシウム合金製となっており特徴的なクリック感をしています。MB下のワンポイントデザインもカッコよいです。
ただの軽量G502型ではなく、マグネシウム合金製のMBや優れたデザイン、1万円と比較的安価な価格のマウスです。各部に魅力がありますがトップメーカーと比べると完成度は見劣りするのと個人輸入が必要ではあります。推しです。
スペック
メーカーページ DAREU 製品ページ A980PRO 重量 65g 寸法 12973.339.9mm バッテリー 500mhA センサー PAW3395 DPI 200-26000(50step) ポーリングレート 125/250/500/1000/2000/4000/(8000wired) Hz ソフトウェア DAREU ALL-IN-ONE 技適がないため国内で販売されておらず、個人輸入から入手する必要があります。
Aliexpressやmechkeysで販売されています。1万円程度で購入しました。
バッテリー容量が増し側面に液晶が追加されているA980PROMAXモデルもあります。PROとPROMAXとでデザインやホイール材質も異なります。whiteを購入しましたがblue結構かっこいいですよね。設定
ソフトウェアから各種設定を行います。若干使いづらく設定を変えた瞬間にマウスに反映されるタイプです。
中華無線4kで、有線接続か無線は4k設定MSオフがよさそうでした。性能的には一般的な中華無線4k同等です。
高PLの設定にはレシーバーを付属のドングルに差し込み接続する必要があります。
DPI, PL,ボタン割り振りの他、モーションシンク、スリープタイム、LODキャリブレーションができるみたいです。
なんかポップアップが出たりするので、設定完了した後はタスクキルしておくのが良いでしょう。写真
所感
形状に関してはG502系の一言で済むので割愛します。それらとの違いとして右サイドのエラが若干張っており、G502とG502Xの間ぐらいの張り具合です。そのため薬指は割と形状に沿わせるような持ち方になります。
G502系ですがホイールにフリースピン機能はついていません。あれ使いづらいので個人的にはありがたいです。エンコーダーはFswitchなのであまりよくないですが回し感は軽く、ライトなノッチ感です
ホイールクリックはマイクロスイッチのため押しやすいです。クリック自体もそこまで重くありません。MBがマグネシウム合金製のため硬めのクリック感です。クリックは重めなのですがマグネシウム合金のクリック感は明瞭で結構好きです。スイッチがGM8.0なのも大分寄与していそうです。MBの剛性感は金属製で素晴らしく撓まないのですがヒンジ部分は大分細く繋がっているだけなので硬いMBがマイクロスイッチの上に載っているだけの状態です。
サイドボタンは戻る・進むの間に隙間があり誤爆しにくそうです。3ボタンともクリスピーで普通に押しやすいです。
コーティングはMBはさらさらしており他はややしっとりした質感です。
重量は65gとやや重めですがG502系だと軽量で6ボタンマウスで軽いものを求めていた人には強い選択肢になると思います。
ソールの縁処理はそこまで興味ない私ですが、純正ソールはどうしても引っかかるため布製マウスパッドを使用する方は交換するのが良いでしょう。
デザインが結構好きです。blackは結構真っ黒という感じですがwhiteは各所の黒が映えます。blueは金色の意匠となっています。mechkeysの製品ページ見てみてください。
テーマはかなりシンプルと感じていて、G502型で軽量マウスが使用したかった人にぴったりです。ただの軽量G502型ではなく、マグネシウム合金製のMBやイイデザイン、1万円と比較的安価な価格となかなかいいんじゃないかなと思っています。
G502型の中では一番好きで気に入っています。やはりどうしても少し重いのとクリックの重さがゲームプレイだと若干気になるので作業用兼ゲーム用という立ち位置ですが一つで済ませたい場合は割といいと思います。最前線ではないですが愛されです。
大手メーカーのような全体の完成度重視というよりはポイントポイントでアピールしていて、総合点だけで見ると負けますが実用面ではあまり関係ないですし各所で素晴らしくイイです。好きです。ぜひ触ってみて欲しいと思います。
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BOX WL designed by ぽぽぽーよ 自作マウス紹介
ぽぽぽーよさんがデザインした自作マウス「BOX WL」を紹介します。
BOX WLはその名の通り箱型のゲーミングマウスで、内部基板にVGN Dragonfly F1シリーズを使用するマウスMODです。
寸法を見てみるとかなり幅が広く、対して高さが低い特徴的なサイズであることが分かります。また全長は短くつまみ持ち向けのマウスになっています。
サイドボタンは実装されておらず、3ボタンマウス+背面電源スイッチ、DPIボタンとなっています。私はバッテリー持ちが良いほうが良かったため、F1Mobaを内部基板に使用しました。説明書に書いてある通りバッテリーの重さでバランスが変わってくるため、推奨されているF1Proがベストであると思います。
F1ProMobaの場合重量は50gでした。F1Proの場合もっと軽くなると思います。
組み立ては非常に簡単で、自作マウス初心者でも取り組みやすいと感じました。スイッチ用のボタンと基板を移植してねじ止めするだけです。MAX/MOBAを使用したためバッテリーをTOPシェルに張り付けています一度基板から取り外してこのように貼るとよいと思います。F1Proの場合その必要はありません。
シェルをはめてねじ止めすれば完成です。この時はいったんF1に付いていたソールを貼り付けていました。クリック感の調整にTOPシェルの押下部を削ったり付属のテープを貼り付けたり削りすぎたらテープを貼ったりしてクリック感を調整します。私の個体の場合は両クリックとも削る方向に調整しました。
最近の流行と反してMBにしっかり厚みがあるため、クリック感は優れていると感じます。かなり歯切れよく好みでした。ただ歯切れ良いだけでなくクリックは重くないため使いやすいです。
軽量化を第一としてクリック感がふにゃふにゃでは結局使わなくなってしまうのでありがたく、好き。
厚みがあり頑丈です。持った時の剛性感も申し分ないです。性能的なところはDragonflyF1なので別の話ですがソフトウェア、性能面普通に使いやすくてよいと思います。4kドングル1kHzで使用しています。クリックのデバウンスタイムは最低だとそこそこ多重入力発生しますね。
非常に歯切れ良いクリック感は素晴らしいゲーム体験を与えてくれます。
ぽぽぽーよさん談「見た目も使用感も謎なヘンテコマウス」とのことですが、実際見た目重視なのか?と思いきやゲームでも使いやすい形状をしています。強制的にわしづかみさせられる感覚破壊マウスです。
ふつう鷲掴みしようとするとクリック部が高くなったり低くするにしても大分深く持つ必要がありますが、BOX WLはクリック部を低く鷲掴みできるため新鮮です。
幅70というとEC-1なんかの大型非対称マウスの尻幅と同程度(?!)です。普通の感覚であればこの太さにしようとは思わないに違いない、一体どういう経緯でこの幅を採用するに至ったのか非常に気になるところです。
普段自作物は見た目がなーと言っている人でも唸るようなカッコよさのある箱型のビジュアルは所有欲も満たしてくれます。BOX WLをくださったぽぽぽーよさんに感謝☆
回答いただきました。とのことです!
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VGN Dragonfly F1 MOBA マウス紹介
VGNの無線ゲーミングマウス「Dragonfly F1 series」は左右対称の小型マウスで有線/無線両対応(無線推奨)、ポーリングレートは1kHzまで、別売4kドングルと合わせて4kHzまで対応します。
Dragonfly F1 seriesは細かな違いで4製品ラインナップしています。- F1・・・制御chipの異なる廉価版
- F1 Pro・・・制御chipのグレードが下がり、バッテリーが小さめで軽量
- F1 Pro Max・・・シリーズ中で高性能でバッテリーが大きく重め
- F1 MOBA・・・F1 Pro Maxのマイクロスイッチ違い(kailh golden black mamba→huano ice berry pinkdot)
今回「F1 MOBA」モデルを購入しましたので紹介します。
VGNはマウス、マウスパッド、キーボードを販売しており、トレンドを抑えつつ安価に製品を提供する中華ゲーミングデバイスブランドに思います。
国内でも家電量販店などで取り扱われており入手性は高いですが中華ブランドですので販売継続性は何とも言えません。
安価に購入もしくは国内販売されていない製品を入手するためにはAliespressやmechkeys等個人輸入する必要があります。今回はAliexpressで購入しました。F1 MOBA + 4kドングルで1万円ぐらいでした。
ちょっと触っただけで長期間使用していませんが簡単に紹介します。小型の左右対称ながら背のピークが早く盛り上がっておりしっかり手のひらにあたるかまぼこ型のためそこまで小ささは感じません。また特徴としてMBのフィンガーチップガイドが非常に深く掘られており、ゆびさきのホールド感安定感は唯一無二です。そういった特徴から浅いグリップには向かず選ぶ理由が見出せません。癖がありながらも通常-深めのつまみ・つかみ/浅めのかぶせ持ちに適しています汎用性を持った形状です。
ゲームでの使用を想定したときに付属のドングルや有線接続では入力遅延がひどく、4kドングルを使用した接続は必須であるため検討している人は合わせて購入しましょう。
1万円で購入できる今時の中華無線マウスでしっかり個性もある形状で、粗い部分もありますが致命的な欠陥は有していません。普通におすすめです。マウス集めをしていないゲーマーの方にも知らないメーカーだろうけどおすすめできるよという感じ。
スペック
メーカーサイト VGN 製品ページ Dragonfly F1 MOBA 4kワイヤレスドングル センサー PAW3395 MCU nrf52840 ポーリングレート 125/250/500/1000 (/2000/4000*4kドングル) DPI 200-26000(50step) 重量 55 g 長さ 121.5 mm 幅 63.5 mm 高さ 37.7 mm(ソール含) 純正ソール 0.6 mm 接続端子 Type-C ソフトウェア VGN-HUB 付属品
延長/充電ケーブルとアダプタ、ドングル。アダプタは金属シェルでなんか重みがあります。マウス本体にドングルポケットがあり使用しないときは収納しておけます。
合わせて購入した4kドングル。TypeC接続でこれを使用すれば本体に付属してきたレシーバーは不要となり一度も使用する必要はありません。4kドングルのランプでバッテリー状態が分かるらしい便利。
グリップテープと交換用のソールが付いてきます。ソールは最初から貼られているものが上下2枚の大きめのサイズであるのに対し4点に貼る中型のソールで好みに合わせて張り替えることもできます。ソフトウェア
VGN-HUB通称V-HUB
インストールするとソフトウェアを更新しろと言われますがする必要はありません。
特に使い方に難はなくマウスを接続し選択、各種設定や4kドングルとのペアリングを行うことができます。
デフォルトで言語が中国語なので左上のメニューの設定から日本語に変更しましょう。4kドングルへの接続は、まず有線or付属のドングルのみをPCに接続し、ソフトウェアで選択→メニューのその他から4kドングルとのペアリングを選択→指示に従い、有線or付属ドングルを抜き4kドングルを接続する→マウスのスイッチをオンにしマインボタンとホイールクリックを押し込む
最初どうやるのか分からんかった。- DPI・・・200-26k(50step, 8stage)
- PollingRate・・・125/250/500/1000(4kドングル使用で2000, 4000が開放)
- Movement Synchronization・・・モーションシンク?デフォルトオンなのでオフにしとく
- 補正設定・・・通常必要ないのでオフにしとく
- パフォーマンス設定・・・私の環境では高パフォーマンスにしても大差なかったのでオフにしとく。脳死でオンでなくて各自使い比べて良いほうを選ぶといいと思う。
- LOD・・・安定する範囲で短くするこれオフにしたら何になるんだろう?
- SLEEP・・・体感復帰のラグ感じないから短くてもいいかもしれない
- デバウンス・・・安定する範囲で短くする
4kドングル使用しないと有線も無線も入力遅延がひどいため、まともに使いたかったら4kドングルは必須です。
中華マウスあるあるで4kドングルを使用することが重要なのであって(詳しいことは知らんけど)、4kドングルを接続したうえで1kHzに設定するのもありです。各自PCのスペックに合わせて下げたり上げたりしてください。私は4kドングル1kHzで使用しています。
スリープからの復帰が優秀なのは素晴らしいと思います。体感ラグを感じない。外観
上下
全長121.5mmの小型マウスです。
全体的にすらっとしたシルエットで、マウスのセンターがきゅっとくびれていて親指と(曲げる場合は)小指のフィット感が良いです。くびれのピークはややフロント寄りです。
センターからフロントにかけて逆ハの字に広がっていきます。広がっていくのですがボトムもトップも同じよな広がり方をしているため、サイドの逆テーパー具合はセンターからフロントにかけて一定となっています。
そのためグリップの深さが通常-深めの間で手で持った感触は変化しにく一定に近いです。そのため、つまみ・つかみだけでなくかぶせ持ちもしやすいと言えるでしょう。
尻幅はピークの位置が高く、センター側に寄っておりまたゆるやかに滑らかに接続されています。そのため尻のピークを握るような形となり浅いグリップでは持ちづらくなりそうです。
尻が高いことから指の付け根周辺への圧迫は抑えられ、指を伸ばし気味なグリップでも持ちやすそうです。
やや尻高ですがひょうたん型の形状です。左右
純正ソール含
全長からすると高めの背丈をしています。
背にコブはなく膨らまずにピークを迎えています。比率的に上寄りのシルエットでかまぼこ型です。
コブこそありませんがピークが早く手のひらへの圧迫こそないですがしっかり当たってくれます。
見るからにMBに施されたガイドが深く、指先をホールドしてくれます。またホイールに向かっての傾斜も大きく、ホイールへの指移動がしづらく感じる人もいるかもしれません。F1形状の一番の特徴に思います。
サイドボタンはややフロント寄りに配置されており浅いグリップでは押しにくそうですが浅いグリップを想定していない形状のためちょうどよい位置に思います。
サイドボタンは大きく飛び出しており押しやすいです。前後
フロントサイドから見ると再度の逆テーパーが緩いことが分かります。MBのガイドも取って見え、深く持つほどクリック高さが低くなっていきます。
バックサイドから見ると高さがわりとありつつもスカートは緩やかに落ちていきます。トップの形状は丸みが弱く、角は取れていますが台形となっていててのひらへのあっぱくやホールド感が弱めであることが分かります。写真
内観
よくある感じの構造です。サイドボタンの基板がトップシェルに分離されています
基板はコンパクトでバッテリーが大きいです。F1 Pro Max/MOBAはこの4.2V 500mAhのバッテリーです。他モデルはもっと小さそう。
メインのマイクロスイッチはkailh ice berry pink dotというもの。なんか最近種類増えてるよね。
ホイールエンコーダはTTC白の11mm。回し感はもろTTC白という感じで柔らかくもノッチが大きく私はちょっと苦手です。たてつけはよくホイールのブレはないのですが擦れ感があるためグリスを追加したほうがいいかもしれません。
ホイールクリックはタクトスイッチのためリニアな押し感はありません。サイドボタンは接着されています。
メインボタンサイドボタンともにシェルとの間にスポンジが貼り付けられておりカチャツキが防止されており若干スイッチに押し付けられています。
クリック感はやや固めながら歯切れよく普通によいです。マイクロスイッチの特性がそのままという感じですが。
というのもシェルの厚みが0.95mmと非常に薄いです。実用上剛性に問題はありませんが握った時の剛性感に欠けます。またもともとの撓みやすさあからか持ってみるとキイキイ音が鳴り、かみ合いも悪そうです。
MBも然りでラトリングがかなりひどいです。普通に押す範疇でも左右にグニグニしますし、左右端を推せば大きく傾きます。MBのガイドが強く指は中央に固定されますしほぼマイクロスイッチを押しているだけのクリック感も悪くないので、全体としてそこまで酷いわけではないですがなかなかにぶれて面白いです。
最近のマウスはトップシェルにスリットを設け、MBからスリットに固定棒を差し込むむのも多いのでそれらも実際は同じようなものかもしれませんが。
実際使う上で問題にはならない妥協点に思います。所感
重量は55gでそこまで重くはなさそうですが持ってみると結構ずっしりしています。バッテリーが占めているためバランスが悪いのだと思います。長時間使用可能なのは素晴らしいですがかなり使用感を損ねている気もします。
純正ソールは縁に対して中央部が明らかにへっこんでおり、事実上のドーナツソールと化しています。
安価な価格帯ですが表面はコーティングが施されておりマットでしっとりとした質感です。コーティングの質感は強くないですが適度にすべすべしていてちょうどいいと思います。
造りの粗さは各所に感じますが、致命的に不快な部分はなく、安いし無線で性能もトレンド中華4k無線マウス同等で、全然アリなんじゃないかと思います。
独自の形状づくりで思想が見えてよいと思います。通常-深めのグリップに特化したMBガイドが強い形状です。サイドやトップの形状からつまみ・つかみ/浅めのかぶせのどれにも対応でき、癖がありながらも汎用的で非マウスオタクの方にもお勧めできます。おわり
購入した自作マウスキットの基板として移植されました。
割と好感触だったので買いなおしたり同ブランドのマウス近いうちに買うかもしれない。