BenQ ZOWIEから発売されているゲーミングマウスS1とS2を比較しながら紹介します。
サイズ感に対して全長が短めな設計の左右対称マウスです。
Sシリーズは全長が短く設計されているため、マウスを包み込んで固定しやすくなっています。 マウスの手のひらと後端の間に十分なスペースがあるので、ユーザーは垂直方向の移動がしやすいように設計されています。
S2-C ゲーミングマウス for e-Sports | BenQ ZOWIE JapanHome
Sシリーズからパラケーブルになり軽量化され構造も見直されたS-Cシリーズも発表されていて楽しみです。
スペック
メーカー | BenQ ZOWIE | |
製品公式ページ | S2 | S1 |
形状 | 左右対称 | |
長さ mm | 122.2 | 126 |
幅 mm | 64.3 | 66 |
高さ(ソール抜き) mm | 38 | 39.3 |
重さ g | 84 | 89 |
スイッチ | Huano BlueDot | |
センサー | 3360 | |
DPI | 400(赤)/800(紫)/1600(青)/3200(緑) | |
ポーリング Hz | 125/500/1000 | |
LOD(0.6 mmソール) | 1.2 mm程度 | |
ソフトウェア | 無し |
形状
S1はS2から3%程度寸法が大きい。
ソール張るところは0.3mm程度の凹。からの高さを測りました。
上下
サイズ感
およそ全長の通りでS2が小型、S1が中型といった感じですが全長より少し大きめに感じる。
リア
お尻のRが大きく短い。その分全長が短くまとまっている。
中央
上から見るとのっぺりしているが下から見るとしっかりくびれている。くびれが大きいわけではないがキュッとくびれている。
フロント
1 mm程度くびれ部から広がっておりくびれ度は弱め。先端は丸まっており深く持っても持ちやすい。
逆台形度
くびれ部は逆台形度が4.6 mm程度、フロント部分は逆台形度が5.6 mm程度とフロントの方が逆台形の度合いが大きい。フロントの逆台形度が強い形状。
センサー位置
センサー位置はどちらも中央から2 mm程度フロント寄り。
横
フロントに向かって逆台形が強くなっている。
フロントサイドが丸まっていくので薬指の自由度が高いと思う。
トップは割と後ろ寄りにあり出っ張っている。
後部の傾斜は少し大きめですがトップからフロントにかけてはかなりなだらかな形状となっています。
前後
後ろから見ると台形です。トップはかなり真っ平です。ZOWIEはここをパームサポートといっています。深くグリップすることを想定しているのだろうか。
クリック部はくぼみ指のガイドがあります。
側面先端をZOWIEはレイズ・フロントエンドといっています。フロント部分に高さを担保し指の自由度を上げている。でもその分クリックも高くなってしまっている気がする。
特徴
- S2:L 122.2 x W 54-64.3 x H 38 mm
- S1:L 126 x W 55.6-66 x H 39.3 mm
- ややフロントセンサ
- キュッとしたくびれ部と逆台形の強いフロント部
- リア寄りで出っ張った尻
比較
S1 vs S2
中身
厚みのあるシェルでビルドクオリティがよい。
クリック基板が上に固定するタイプ。クリック感が安定するとかだろうか。
重量は公称値プラス2~3 gケーブル分で重くなっている。
S1は89 gと重めで私は80 g後半ぐらいから振り回すのがきついので穴開けてS2と同じぐらいまで軽量化した。
ケーブル
ケーブルはそこそこ柔らかいがパラコードがよい人は交換したほうがよい。
ホイール
ZOWIEのいつもの光学ホイール。Zowie無印やVaxeeのマウスほどうるさくないのはいい。
重みのある感じは嫌いじゃないがスクロール量が少ないのがストレス。
クリック
メインスイッチはhuano bluedot。
セパレートでないMBでZOWIEらしいクリック感。
見ての通りホイール位置に対してスイッチ押下部が結構後方寄りに配置されていて、そういったスイッチから離れているところを押しているなあというクリック感。当然スイッチに対してクリック感は軽くストロークは長くなっている。
S1の方がよりメインボタンが長ためかクリック感は軽くストロークも長い。
S2の方が硬めだがS1よりストロークも短く反発もあり連打がしやすい。
持っていないがDivinaモデルは、よりクリック感が柔らかそう。
サイドボタン
サイドボタンは大きめで押しやすいがS2は少し親指と干渉する気もする。
センサー
センサー挙動に問題はなくセンサー位置はちょうど中央でくびれあたり。lodは純正ソールだと1.2 mmぐらい。
純正ソール薄くてものによってはマウスパッドに底面擦るので凹みまで底面研磨するのがよさそう。
ソール
Zowieの純正ソールは薄いと思う。柔らかいマウスパッドだと底面をすってしまう。
グリップ
コーティング
コーティングはべたつきのないさらっとしたマットだが跡が残りががち。特に不満はない
重心
重心は中央くびれあたりで持ちやすい。
尻
S2の尻部分は親指小指の付け根への主張が強くこの二か所で持つ感覚が強い。S1はより親指小指の付け根への主張が強くまた高さもあるので指尖球への主張もある。
尻の主張は大きいが私は食い込んでくるような不快感はなく母指球や手のひらに痛みは生じなかった。
サイド
側面先端部分は丸まっており薬指を伸ばしたり深くグリップしても持ちやすい。
つかみ
小指を曲げてグリップすれば中央くの字にくびれており親指と小指がちょうどフィットする。
小指を伸ばす人はフロント部が強く逆台形なのが好みであれば伸ばし気味なグリップも合う。
つかみ持ちがとても合う。わしづかみするのも薬指を伸ばすのも合っているように思う。
かぶせ
フロントが強い逆台形なため小指を内側に入れ込む形になる。それが苦手ならマウスを傾けて持つ感じか。チルトグリップなかぶせはむいておらず平行なグリップのかぶせになりそう。
つまみ
つまみ持ちは浅く持つと可動域が多少確保できるが側面が急でに指が配置しづらい。
おわり
謳っている設計コンセプトをうまく実現しているなという感じで平べったい上面や短い尻が特徴。
くびれ部分の勾配が大きい特徴のある左右対称らしい逆台形でひょうたん型の形状。尻はやや大きめ。
S1かS2かというと安直に小型か中型かで選べば良いとは思う。S2の方は手元や指先に余裕がある、S1の方はがっちり固定する気がする。
尻が出っ張っている形状なのである程度手のひら全体で固定したいつかみ持ちに向いているマウスだと思う。
セパレートでないMB、クリック感や光学式ホイールは魅力でもあるが好みが分かれそう。個人的には尻の主張が強すぎるかなとも思うので尻の主張が強めがいいという人には合うと思う。
前の記事:Microsoft Wheelmouse Optical マウス レビュー
次の記事:SteelSeries Kinzu V3 マウスレビュー
コメント