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使い方と使用例と解説。　見出しのADS時画面端が可視な場合というのはスコープで画面端が隠れない、つまり低倍率スコープです。

こちらはApex視野角104でのスクリーンショットとなります。等倍サイトで覗き込んだとき、画面左端がおよそ垂れ下がったジップラインの左端となるように調整します。目印となれば何でもよく、今回はジップラインとしました。FPSゲームは基本ADS中に揺れが発生するのでおよそにはなります。

調整したらADSを解除し、スクショを撮ります。

スクショをペイントソフト等で開きこの覗き込み分のドット数を計測します。

ペイントではカーソルを合わせると左下にドット座標が表示されます。0スタートなので目印の一つ右ドットにカーソルを合わせ座標を読み取ります。

今回は218ドットでした。この値からADS FOVを求めてみましょう。

視野角104のcl_scaleは1.4675であり70倍して腰だめ時の4:3FOVは102.725となります。

※Apexの4:3FOVは「C:\Users\Username\Saved Games\Respawn\Apex\profile\profile.cfg」内にあるcl_fovscaleの値を70倍したものとなる。

よって計算フォームにFOV102.725、FOVタイプ4:3、ドット数218を入力します。

視野角104等倍サイトの4:3タイプADS視野角が88.07と求められました。

では本当にあっているか確認してみましょう。Apex Legends CalculatorさんというサイトでApexについてまとめられています。

Apex Legends Calculator – JSCalc Blog

The Apex Legends calculator for gamer. The first value you will need to find and enter is your current mouse’s CPI, also…

jscalc-blog.com

このサイト内でclscale1.4675を入力してみると等倍サイトでFOV88.05となっています。誤差がありますがおよそ正しく求められていたことがわかりました。

小話ですがAPEXではADS時に画面がゆれ、拡大縮小をしています。このときの最大視野角をADS視野角としているので、感度はこの求めたADS視野角でMD0%変換に基づき調整されていますが、体感視野角は少し狭く感じるはずです。上記の例でいうと揺れの中心を取ったとき体感ADS視野角は88.07より小さく87とか86に感じます。

APEXに関しては上記のサイトで解説されているのでわざわざADS視野角を求める意味はないですが、ほかのゲームではそこそこ有用なのでは。アナログな方法で求めることで全ゲームに適用できます。

さっきのやつのadsdotをこちらのhipdotにいれadsdotを0とすれば無印と同じ値を返します。なのでこちらのほうがより一般的な形ですね。

使い方と使用例と解説。　見出しのADS時画面端が不可視な場合というのはスコープ等で画面端が隠れてしまっていて、一つめの計算フォームが使用できない用となります。

こちらはApex視野角104でのスクリーンショットとなります。6倍スコープで覗き込んだときと腰だめのとき、共通の目印を決めてそこまでのドット数をADS時とHIPFIRE時とで計測します。目印となれば何でもよく、今回はジップラインとした。FPSゲームは基本ADS中に揺れが発生するのでおよそにはなります。

こちらがADS時のスクショ。画面端が見えませんね。ジップラインまで390ドットでした。

ADSを解除してHIPFIRE時のスクショも取ります。ジップラインまで881ドットでした。このことからADS FOVを求めてみましょう。

計算フォームにFOV102.725、FOVタイプ4:3、ADSドット数390、HIPドット数881を入力します。

視野角104の6倍スコープの4:3タイプADS視野角が19.67と求められました。

では本当にあっているか確認してみましょう。Apex Legends CalculatorさんというサイトでApexについてまとめられています。

Apex Legends Calculator – JSCalc Blog

The Apex Legends calculator for gamer. The first value you will need to find and enter is your current mouse’s CPI, also…

jscalc-blog.com

このサイト内でclscale1.4675を入力してみると6倍サイトでFOV19.54となっています。誤差がありますがおよそ正しく求められていたことがわかりました。

2．1:1から4:3、16:9へ視野角の変換

3．4:3から1:1、16:9へ視野角の変換

4．16:9から1:1、4:3へ視野角の変換

一般的に使われることの多いアスペクト比である1:1HFOV(VFOV)、4:3HFOV、16:9HFOVの3種類のFOVタイプ間で相互変換を行います。

5．指定したアスペクト比で視野角の変換

1:1HFOV(VFOV)、4:3HFOV、16:9HFOV以外のFOVタイプでも変換を行うことができ、自分で入出力FOVタイプを指定することができます。

より一般化された形の計算フォームとなっています。

6．引き伸ばししたときの視野角を求める

引き延ばし設定をしたときの視野角を主要3タイプのFOVで変換することができます。

例えばAPEXで「FOV110設定アスペクト比16:10引き延ばし」にしたとき、実際の視野角はFOV110より狭くなっています。この引き延ばし時のFOVがFOV104相当であると計算することができます。

R6S、BF、AimHeroといったFPSゲームは視野角を縦方向のVertical FOV（VFOV）で設定を行っています。

それら1:1タイプのFOVを4:3、16:9の横方向のHorizontalFOV（HFOV）に変換を行います。

例）BFの視野角設定で74を選択するとFOV74(HFOV90)となっています。では1:1FOV74を入力して計算してみましょう。

(HFOV90)とは4:3タイプを指していたことがわかります。また実際には90ピッタリではなく90.27となっていることがわかりますね。また16:9タイプではFOV106.52であることもわかりました。

CSGOが視野角90であることは有名です。また数値がいじられてはいますがApexもおよそ4:3タイプでのFOV設定となっています。

それら4:3タイプのFOVを1:1、16:9のFOVに変換を行います。

例）CSGOの視野角90を入力して計算してみましょう。

CSGOの1:1FOVは73.74、16:9FOVは106.26であることがわかりました。

Valorant、OWといえばFOV103だと思います。これは16:9タイプの視野角で一般的な16:9モニターの水平視野角となっています。

それら16:9タイプのFOVを1:1、4:3のFOVに変換を行います。

例）Valorantの視野角103を入力して計算してみましょう。

Valorantの1:1FOVは70.53、4:3FOVは86.63であることがわかりました。よく4:3FOV87と言われますが厳密には少し大きいわけですね。

FPSを稼ぐため、UIを見やすく中心に寄せるためなどの理由から異なるアス比で黒帯ありBlackBar画面ゲームする人もいると思います。黒帯ありでの見えている水平視野角を求めることができます。またR6Sでは16:10、5:4など標準搭載でプレイできますよね。上記３種類のFOVタイプだけでは網羅できていないため自由なアスペクト比で計算することができます。

そこでアスペクト比を自由に指定しFOVの計算を行います。

例）R6Sをfov90に設定し5:4のアスペクト比黒帯でプレイしたとします。この時画面上に映し出されている水平視野角を調べてみます。R6Sの視野角は1:1タイプの設定なので入力アス比は1:1を、入力FOVは90を、出力アス比は5:4をいれ計算を行う。

このときの水平視野角は102.68であることが分かった。またこの設定でBB黒帯でなく引き延ばしにしたときはその16:9視野角も102.68であり引き延ばし時の16:9視野角を求めることもできる。

このように好きな視野角に設定できる。同様に1:1、4:3、16:9を入れて試してみれば上記の計算機と同様の結果を得られる。

実際のところアス比を変えてプレイする人の大半は黒帯でなく引き伸ばしを行っていると思う。その引き伸ばし後の視野角を求める。

ひとつ前の「指定したアスペクト比で視野角の変換」でも引き伸ばし後を求められるが、16:9水平視野角しか求められない。ここでは1:1から1:1、4:3から4:3、16:9から16:9で視野角を求める。またこのときの1:1FOVはVFOVではなく1:1HFOVである。引き延ばすと VFOVと1:1HFOV は一致しない点に注意。

例）Apexで視野角110の16:10引き伸ばしはほぼ視野角104と一致するということはよく知られているかと思うのでこれを実際に確かめてみる。視野角110のcl_scaleは1.55であり70倍して4:3FOV108.5である。視野角104のcl_scaleは1.4675であり70倍して4:3FOV102.725である。

ApexのFOV値について：[APEX]ゲーム内FOVと実際FOVの変換方法

fovタイプは4:3、入力FOVは108.5、引き伸ばしアス比は16:10をいれる。

apexのfov104で16:10引き延ばしにしたときの4:3fovを求めてみる。

引き伸ばしたときの4:3FOVは102.69となり視野角104のFOV102.725に近いことが確認できた。

という風に引き伸ばし設定についても利用ができる。