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Gamesense MVP Wireless マウスレビュー
アメリカのゲーミングデバイスメーカーGamesenseから発売されているWMOクローンのゲーミングマウス MVP Wirelessをレビューします。
有線版も発売されています。
MVPはWMOを元に成型しているクローンですがコンセプトが異なるように感じ、全体的にコテ入れされた形状となっています。
スペック
メーカー Gamesense ツイッター Gamesense.gg 製品 MVP Wireless 有線モデル:MVP Wired 接続 無線+TypeC 形状 WMOインスパイア 長さ 123.1 mm 幅 65.9 mm 高さ 40 mm(ソール0.8 mm抜き) 重さ 75.6 g センサー 3370 LOD 1 mm設定で1 mm未満 (ソール0.8 mm) 2 mm設定で1.1 mm バッテリー 64時間(RGBオフ) スイッチ kailh GM4.0 エンコーダ F-SWITCH 11-S DPI 50-19k(50刻み) ポーリング 125/250/500/1000 Hz ソフトウェア Software Download – Gamesense 値段 $99.99+Shipping プレオーダー$89.99+12.87で購入 開封
面白いデザインですね。開けたらすぐマウスなパッケージ。
本体、TypeCケーブル、替えのソール、カード。説明書はなし
TypeCなのは当然な気もしますがいいですね。写真からなんとなくわかりますがソールの淵が盛り上がっています。
形状
左右対称のひょうたん型で逆台形な形状。ソール張るとこと底面は大体同じで寸法はソール抜き。
WMOを元にした形状なのでWMOと比べながら見ていきます。
上下
上から見るとWMOぽいですが下から見ると側面がWMO……?となります。Zowie Sはもうちょいくびれがリア寄りでくびれてはいますが、くびれの仕方が見た目も持った感じもZowie Sを彷彿とさせます。
サイズ感
全長123.1 mmで中サイズ。尻がなだらかなのとくびれがあることで全長より小さめに感じます。
リア
尻の幅は65.9 mmでWMOよりもスリムでS1に近い感じがします。
中央
くびれ幅は54.9 mmでくびれが弱いWMOと比べるとかなり細めです。
くびれ部はフロント寄りで中央から10 mm程度フロントにあります。くびれ度合いは異なりますが位置はWMOと近いです。
フロント
くびれ部からフロントにかけて2.5 mm程度幅が広がっていきます。
WMOはフロントとくびれで幅がほぼ変わりませんがMVPはフロントに広がっていきます。
センサー位置
センサーは3 mm程度フロント寄りにあります。
マウスのトップは7 mm程度後方にあり中央がトップだったWMOに比べると後ろに寄っているため高さはほぼ同じですがMVPの方が尻が大きく感じます。
逆台形度
くびれ部が4.1 mmと強く逆台形です。フロント部は弱くなり1.5 mm程度の逆台形。フロントに逆台形が弱くなっていく側面。WMOは逆台形も弱いので異なる点。
横から
シルエットはWMOを彷彿とさせますがトップは後方に寄り、MBの高さも高くなっています。WMOを先端を持ち上げたようなシルエットとなっている。
高さ
40 mmの高さでWMOと同じぐらい。やや高さのあるマウスです。
MB
MBが25.9 mmと高い。
クリック部分がガイドがあるわけでも盛り上がっているわけでもなくXM1みたいな真っ平な形状となっている。
前後
どちらかというと幅より高さがある形状。WMOをやや高くしたシルエットです。
特徴
- L 123.1 x W 54.9-65.9 x H 40 mm
- フロント寄りにくびれがあり、フロントにかけて幅が広がっていく
- くびれ部分は逆台形が強いがフロントは弱くなっていく
- ややフロント寄りのセンサー位置
- 背とMBは高めだがなだらかな尻
比較
中身
分解
後方2箇所のネジ止め。くびれ部分と前方にツメで引っ掛けてある。
トップシェルはねじを使用せず爪のみで固定されている。外しやすい。
バッテリーを載せている台は接着剤でツメがpcbに固定されていた。
レシーバーはマグネットでカチッと収納。
クリック
スイッチはKailh gm4.0。
スイッチ自体はそこまで重く感じないのだがクリック感はやや重くスイッチを交換しても重さは残りそう。
硬さを感じ、プリトラベルが気にならず連打のしやすいはっきりとしたクリック感。
重めだが歯切れよくこういうのをクリスピーな感じというのかもしれない。
MBがガイドや山でなくまったいらな形状。
ホイール
エンコーダがFSWITCHのもの。
回りがめちゃくちゃ重い。とにかく重い。重いので力を入れて回すとたまにホイールクリックしてしてしまう。FPSでバインドを振っているとスクロール中に高頻度で誤爆する。
何をするにもやりにくくストレスな気がする。
サイドボタン
大きく押しやすいのではないか。高めにあるので親指と干渉することもなさそう。
ソール
100%PTFEらしいがやや滑りを抑えたものでよくある純正ソールよりは滑り柔らかいが市販の滑りを売りにしたものよりは滑らず硬い。
淵がかなり盛り上がっているので大ソールというよりは輪っかのソールが上下に貼ってある感じ。なので角が引っかかったりはなさそうだが。
滑りは悪くなさそうだが平面でないソール。
ケーブル
XM1の疑似パラコードケーブルを少し太くしたような感じで芯が薄く結構柔らかい。
抜き差しがガチガチで硬い。
背面ボタン
電源のスライダーのつまみが奥過ぎて動かしにくい。ツメが短い人は指で電源をオンにできないと思う。
ビルドクオリティ
多少軋みが見られる。また近くによるとクリックの際すれる音がする。
写真からわずかにわかるかもしれないがトップのDPIボタンがわずかに左に傾いている。他の人のを見てもそうなので個体差ではなさそう。
センサー
センサーの挙動に問題はない。Zowieのマウスに比べ有線では同程度であり無線接続では~1 msのセンサー遅延があった。
発売されている無線の中ではいい方ではないだろうか。有線接続には劣ってしまっているがそこそこ低遅延な部類だと思う。
LODは1 mmと2 mmで設定できるが1 mmでは1 mm未満、2 mmでは1.1 mmと短くてよい。
というか今の時点では2 mm設定でもほぼ変わらない。
ソフトウェア
背面ボタンの設定が反映されなかったりLOD2 mmに設定しても1 mm設定とほとんど変わらなかったりした。
- DPI:50-19k(50刻み、最大6ステージ)
- ポーリングレート:125/250/500/1000 Hz
- LOD:1 ms or 2 ms(ほぼ変わらない)
- 5ボタンに自由度のあるボタン割り当てが可能
- テールとロゴ部分にそれぞれライティング設定可能
- オンボードメモリ(プロファイル4つ)
- デバウンスタイム(0-30 ms)
グリップ
側面はくびれを前方に持って行ったS1と感じる。前方はS1ほど逆台形ではないがその分幅があるので似て感じる。
トップは少し高くなったWMOという感じ。
くびれ位置から形状に合わせて持つと親指や小指を前方に配置するような持ち方になり深く持つように想定されていそう。
WMOは側面のフラットさが大きな特徴だと思っていたので個人的にはグリップのタイプが異なるように思う。フラットで人を選びづらいWMOと異なり奥めの深いくびれが人を選びそうではある。
重さ
重さは75.6 gで普通ぐらい。最近だとちょっと重いぐらいだろうか。電池が浮いているのでやや重心が高めな気もする。
重心はほぼ中央で持ち上げやすい。
コーティング
コーティングはきめ細かいマットで普通にいい。手汗が目立つ。
中型マウスだがくびれが細いおかげで親指小指はグリップに遊びがありその指先で操作することができる。
つまみ
くびれに指を置くとサイズ的につまみ持ちは厳しい。浅く持つとクリック部が高いので指は置きやすいがクリックは重くなる。
尻からくびれ部にかけて逆台形が強くなっていきグリップ部分の形状変化が激しいので側面の指が安定しない気がする。
かぶせ
くびれが前方に寄っているので形状が伸ばした指に沿っている感じはする。小指を内側に入れ込むのに違和感がなければ指にフィット感は得られる。
幅より高さが目立つ形状なので重心が高くなりグリップが不安定に感じる。
つかみ
つかみ持ちに合っている。WMOはフラットな側面なので同じ持ち方もできるが持った感じがかなり異なる。
前方に寄っているくびれに指を合わせるのが合い、合わせるとやや指全体を伸ばし気味でグリップすることになる。
おわり
MVP WirelessはまんまのWMOクローンだと思っていたのでくびれがつよく印象がかなり異なり驚きました。
強いくびれが前方にあり逆台形も強く、フロント部は幅が広がっていき逆台形は弱い側面。WMOと似たなだらかな尻をしていますがTOPはより後方に寄っておりMBの高さは高くなっています。
サイズ感は中型で、元になったWMOより尻が後方に寄っていることからやや大きく感じます。小型マウスと比べると手の中に収まる感じがなく中型マウスの存在感があります。
無線接続は有線接続と比べセンサー遅延が1 msちょい程度とわりと低遅延。優秀ではないがまあ悪くもないので気になる人は有線接続の方がいいかもしれない。
懸念点は背面ボタンのアクセスやソールの品質、重すぎるホイールだが初期ロットなので背面ボタンあたりは改善するかもしれない。クリック感はやや重いのと硬めでシェルが擦れる。
1万程度で高くはない穴なしワイヤレスマウスで形状が好みに合えば全体的に悪くないと思う。良マウスだと思うがところどころ不満点もあり手放しで褒めることができない。
前の記事:SteelSeries Rival3 マウスレビュー
次の記事:HyperX Pulsefire Haste マウスレビュー
感想
WMOのフラットなサイドとなだらかな尻が好きでMVPにはWMOコピー形状を期待していたのもあってツイッターで形状違うよ!って発表されたときは少し拍子抜けだった。WMOを一番望んではいましたがこれはこれで悪くはない気がします。
メインマウスとして使用するならホイールエンコーダの交換は必須かなあ。
硬いんだけどこのパキパキしたクリック感は慣れるとくせになるかもしれない。
中型マウスだがそこまで大きく感じないので扱いやすさはある。WMOのなだらかな尻とくびれによる細くなったサイドのおかげかも。
電池がべた付けじゃないからか少し重心が高めに感じるのが少し気になる。
クリックすると擦れる音が聞こえるのも気になる。
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SteelSeries Rival 3 & Aerox3 Wireless マウスレビュー
SteelSeriesの左右対称小型マウス Rival3 と awrox3 を紹介します。
rival100/110 の後継として発売されたモデルです。廉価モデルのrival3と無線モデルのAerox3 wirelessです
スペック
メーカー SteelSeries 製品 Rival3 aerox3 wireless 形状 左右対称 長さ 120.2 mm 幅 67.1 mm 高さ 37.4 mm(ソール0.8 mm抜き) 重さ 81 g 670g スイッチ SSロゴスイッチ60M耐久 ttc 80M センサー TrueMove Core true move air 速度 300 IPS / 35 G DPI 200-8500(100刻み) ポーリング Hz 125/250/500/1000 LOD 2 mm以上(純正ソール0.8 mm) ソフトウェア SteelSeries Engine Software 形状
ソールを貼るところは0.3 mmの凹。そこからの高さを測りました。
全長が120.2 mmと短い小型マウスです。
上下
リア
尻の幅67.1 mmと小型マウスにしては広め。
Sensei譲りで尻の長さが長めな気がします。
中央
中央から12 mm程度前方が最もくびれており幅56.2 mmあります。
Steelらしく尻からセンサあたりにかけてキュッと細くなっています。
フロント
中央あたりからフロントにかけてあまり幅は変化しないくびれは弱い形状でまっすぐです。
逆台形度
逆台形の度合いはくびれ部が3.9 mmと大きく、フロント部は1.3 mmと先端にかけて弱くなっていきます。
フロントは逆台形が弱い。
センサー位置
中央から7 mm程度後方にセンサーがあるリアセンサ。小型マウスなのでよりリアセンサに感じます。浅くつまみ持ちしてもフロントセンサにならない 。
中央から11 mm程度後方にマウスのトップがあります。
横
トップ
37.4 mmと全長に対し普通程度の高さ。
TOPは後方に寄っています。
尻はなだらかというか曲線的でなく、ほぼまっすぐ斜めに落ちていく形状です。そのためTOPが一番膨らんでおり手のひらに当たったときに主張が強いのはTOP付近となります。
MB
クリック部は20.2 mmと低く、MBはくぼんでおり指のガイドがあります。浅い位置だとガイドがなくMBが膨らんでいるので反面クリック部が高い印象を受けます。
前後
丸っこいですがやや台形ぽくカクっとしてます。
クリック部から低くなっていっているのがわかります。
特徴
- L 120.2 x W 56.2-67.1 x H 37.4 mm
- リアセンサー
- 尻からキュッとくびれていき、中央からフロントにかけてあまり幅の変わらないサイド
- 中央が最も逆台形が強くフロントにかけて弱くなっていく
- 直線的なシルエットの尻
比較
aerox3
中身
分解
ピンアサイン MBがとれるだけのシンプルな構造でいいですね。ライティング用の半透明パーツだけで6 gもあるのでライティングなしにすればもっと軽くできたのでないかと思う。
ケーブル
ゴムケーブルはかなり柔らかくてこだわりがなければ結構使えるのではないかと思う。
ケーブルコネクタだが一般的なPHのやつでなくたまに見かける小さいタイプ。普通のパラコードケーブルをそのままつけることはできない。
クリック
スイッチはSSロゴのモノですがZippyのスイッチらしいです。耐久値や見た目が同じ。
ハッキリとしたクリック感ですがプリトラベルも少しあり、特徴には欠けますが全体的にうまくまとまっている印象のスイッチです。
セパレートのMB採用ですがシェルのぶれが大きくプリトラベルが大きく指に力が入る印象があります。歯切れも悪いです。
ちょっと連打がしにくいかも。クリック感は値段相応というかよくない。
ホイール
ホイールはALPSのエンコーダでゴロゴロとノッチ感があり普通。静穏性に優れています。ホイールの軸とボトムシェルの支持部に潤滑剤が塗ってあります。振るとわずかにコトコト鳴ります。
サイドボタン
サイドボタンは細長いものが左側に2つ。指の腹で押す人は押しにくそうで爪で押し込む人は押しやすそうです。
ビルドクオリティ
シェルの剛性はありますがMBのクオリティが低くホイールはちょっと鳴ります。ビルドクオリティはそこそこ。
ソール
純正ソールは角が立っておらず引っかかり無くよいのですが上のソールは中心部が、下のソールは端部が盛り上がっています。
センサー
性能
廉価センサということですが3360や3389と比較してみると多少差はみられるものの普通に遊んでいてトラッキングには不満が出る差はないかなと思う。ので性能的なところよりかはTrueMoveCoreの使用感が合うかどうかな気がします。
思い切り振って160IPS程度なのでスペック上は300IPSで性能は足りています。
LODは2 mmと長いです。ソール厚の差によるDPIズレが大きかったので重ね張りはお勧めできず読み取り精度に影響を及ぼしそうです。
センサー遅延はS2と比べて特に見られません。
相性問題
最大速度加速度というよりマウスパッドとの相性がこの廉価センサーだと出やすいかなと思いました。
手元のハードパッドThunde XでMouseTesterで波形を取ってみたところ布パッドと比べかなり乱れていました。他のマウスであまり相性が悪いものはなかったのですが。
青がRival3、緑がS2で左がx count、右がx sumです。いろいろ試すと他にも相性悪いマウスパッドがありそうです。
ソフトウェア
ソフトウェアではDPI、ポーリングレート、キー割り当て、ライティングだけでなくマウス加速、アングルスナップの設定も行うことができて面白いですね。
グリップ
マットな表面で安価な印象というかまんまABSな質感。滑るわけでもないですが滑りにくくもないです。
重心はほぼ中央です。
浅めに持つのと深めに持つのとで印象が大きく変わってきそうです。
尻がほぼ直線な形状なので手のひら全体がマウスに密着することなく手のひらに余裕ができます。
メインスイッチが適度にプリトラベルがあり硬さもあるので指を寝かせるグリップも指を立てるグリップもどちらも合っているなと感じます。
つまみ
全長が短いことや尻が後ろに膨らんでいないことから可動域が確保しやすく、つまみ持ちがしやすいです。
MBのガイドに指を置くとクリック部を低くできますがやや指の可動域が確保しにくくなります。浅くつまみ持ちするとクリック部が高くなりまた違ったグリップ感となります。
動かしやすいのですがMBのガイド付近の高低差が少し違和感を与える気がする。
かぶせ
全長は短いですがかぶせライクな持ち方もできます。
指先をMBのガイドに任せ包み込むように持つとフィット感を得られます。深めに持つとトップあたりが手のひらに食い込んでくるので好みが分かれそうです。
フロント部にかけて幅が広がっていかないので小指も側面に配置させやすいです。
つかみ
つかみ持ちも合っています。
側面が割とまっすぐなので持ち方の自由度がありますがこちらも深くグリップするとTOPあたりが手のひらに主張してくるのでここの好みかなと思います。
おわり
センサーは性能を抑えたもので相性の悪いマウスパッドで使用しなければハニカムマウス苦手な人がAerox3 Wirelessの代わりの選択肢とすることができるようなできないような。クリック感が悪いがaeroxもまあ悪い。
安価な4000円の廉価ゲーミングマウスとして持ちやすい形状でセンサー性能も悪くなくいいのではないかなと思います。コスパマウスとしては十分お勧めできます。
aerox3はセンサー遅延もひどく何がいいのかわからんかった
側面は割とフラットで少し太めな設計で汎用性の高い形状ですが、直線的な尻の形状や急に低くなるMBのガイド、リアセンサ等が特徴といえる小型マウスです。この特徴が合えばどの持ち方もできて面白い形状だなと思います。
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Dream Machines DM1 FPS マウスレビュー
Dream Machinesの中型マウスDM1FPSを紹介します。
SteelSeriesのマウスSenseiクローン形状となっています。
手元にあるのはマットタイプのRaven Blackです。
スペック
メーカー Dream Machines ツイッター @Dream__Machines 製品 DM1 FPS 形状 左右対称 長さ 125.5 mm 幅 68.1 mm 高さ 38.9 mm(ソール0.8 mm抜き) 重さ 82 g スイッチ Huano Whitedot Blueshell センサー 3389 LOD 1.8 mm(純正ソール0.8 mm) DPI 200-16k(200刻み) ポーリング 125/250/500/1000 Hz ソフトウェア Drivers 形状
ソール張るところは底面と同じ高さ。Senseiクローンの形状です。
幅や全長から中型よりやや大きいのでないかとも思うがなだらかで長めの尻やしっかりとしたくびれでそこまで大きくは感じない。
上下
全体的に幅が広めです。
リア
尻の幅が68.1 mmあります。尻が長めで尻から急にくびれていきます。
中央
中央から10 mm程度フロント寄りに57.3 mmとくびれがある。
フロント
幅がくびれ部からフロントにかけて3 mm程度広がっていきフロント部が太くなっています。
逆台形度
逆台形の度合いについてくびれ部がトップとアンダーの差4.5 mmと強く角度があり、フロント部に行くにつれて逆台形が緩やかになっていきます。
センサー位置
中央から3 mm程度フロント寄りのセンサー位置でほぼ中央。一応フロント寄りのセンサーだが尻が長いこともありあまりそうは感じずむしろリアセンサに感じる。
マウスのTOPは中央より8 mm程度後方にある。
横
トップはリア寄りでなだらかな尻をしています。尻がZowie FKに似ているように思いますがDM1FPSの方が全体的に後方に寄っています。
トップが38.9 mmと中型マウスとして普通程度な高さ。尻の形状もあり低めと感じるかもしれない。
前方は側面がかなり細くなっていく。
MBに指のガイドはなくそのままの形状。クリック部は23.5 mm程度。
Senseiらしいセンサーあたりでキュッとくびれる側面の形状をしています。
前後
丸みを帯びたシルエットで手のひらで自然に覆うことができそう。
MBがSensei独特の外側に低くなっていく形状。
特徴
- L 125.5 x W 57.3-68.1 x H 38.9 mm
- ややフロント寄りのセンサー
- くびれからフロントに幅が太くなっていく
- リア寄りのトップでなだらかな尻
- 全体的に幅が広い感じ
比較
中身
ピンアサイン ボトムは4か所ねじ止め。内部は小さなツメで止めてある。シンプルな構造。
82 gの重さで、重いと感じる人は中間シェルを肉抜きしてもよさそう。
クリック
スイッチはHuano Whitedot Blueshellで20M耐久です。
MBの構造はセパレートでなくクリック感が重く感じる。手前をクリックすると硬く歯切れよく感じ、先端をクリックするとたわみを感じストロークが長い。
カッチリしていてハッキリしたクリック感。プレスとリリースの押下圧に差があったりポストトラベルがあることで詰まった感じがあったりで、タップ打ちしやすいわけでもない。
種類は異なるが同じHuano製のスイッチでセパレートでないMBのZowieマウスと比べるとHuanoらしいクリック感は似ているがDM1FPSの方が全体的に硬く重く感じる。
サイドボタン
左に2つあるサイドボタンはタクトスイッチでサイドボタンを多用する人には受けがよくなさそう。
ホイール
ホイールは位置が低く、回りは軽くノッチ感がほとんどない。好みが分かれそう。
ケーブル
ケーブルはけっこう硬い。発売当時はかなり優秀だったのかもしれない。柔軟性はないが細めなので軽く取り回しは悪くない。細く硬めのタイプ。
ケーブル根元のブッシュがやや下向きに生えているのでそのままだとマウスパッドに擦るかもしれない。
センサー
3389でいいセンサーを積んでいるなと思ったが使ってみるとFPSでの使用が難しいセンサー性能だった。
S2と一緒に振ったときのx countのグラフです。青がDM1FPSで緑がS2。
DM1FPSが3 ms程度ずれているのがわかる。DM1FPSはセンサー遅延がある。
私は遅延をはっきりと体感はできませんでしたがDM1FPS形状持ちやすいのになぜかパフォーマンスが落ちるなと感じていたのでプレイに影響を及ぼす程度の遅延がある。
LODは公称通りで1.8 mm程度であり少し長く感じる。
ソフトウェア
ソフトウェアはDPIステージを6まで、ポーリングレート、ライティングと設定ができスイッチにマクロを組むこともできる。
メーカー統一のソフトウェアでなくマウスごとの簡素なドライバでシンプルなのがいい。
グリップ
Senseiクローンなのでいうまでもなく持ちやすい。
Raven Blackではマットな質感でさらさらしていて気持ちよいしちょうどいいグリップ感がある。グリップテープを使用しない人にはかなりいいコーティングだと思う。
ただ年単位で使用しているとコーティングがはげるかもしれない。
どちらかというと低めで幅広な形状です。私はフロント部が結構広がっているように感じて、ここが一つの特徴かなと思う。
側面は持つ部分の自由度があり、尻がなだらかながらもトップがリア寄りなのでしっかり手のひらに保持することができる。
つまみ
つまみ持ちは可動域を確保すると手前を持つことになりクリックがより重く感じるのが難点か。持った感じはクリックが高いXM1のような。
かぶせ
かぶせライクに持つと小指以外はフィット感があるがくびれ部に対しフロントが広いので小指を配置しにくい。そのため小指に沿わせるとマウスを傾けて斜めに持つことになる。
つかみ
つかみ持ちに合っている。手のひらや指の配置に自由度がありいろいろな持ち方できる。フロント部が広がっているのが好きな人にはとても合うと思う。こちらもやや傾けたグリップが合うように思う。
おわり
幅広でくびれも逆台形度も割とあるSensei系のマウス。
Senseiクローンでとてもいい形状で持ちやすいのですが重く硬いクリック感や遅延のあるセンサーが懸念点です。
ハイエンドマウスでなくコスパ帯のマウスと考えれば形状やビルドクオリティよくいいマウスです。
パフォーマンスをそこまで求めない使用であるならば値段も手ごろでとてもいい形状なのでお勧めできます。
次の記事:SteelSeries Rival3 マウスレビュー
感想
クリックが硬いのはまだいい。そこまで深いでもない硬さだったので。
でもセンサー遅延は致命的過ぎたのでもともとパフォーマンス出ないとは感じていましたがFPSで使用することはないであろう。形状はいいのにほんとにもったいない。
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Roccat BURST PRO マウスレビュー
ROCCATの光学式スイッチを搭載した左右対称小型ゲーミングマウスBURST PROを紹介します。
センサー、ソール、ケーブル、ライティング等が異なる廉価版ROCCAT BURST COREもあります。
スペック
メーカー ROCCAT ツイッター @ROCCATJP 製品 Burst Pro 廉価モデル:Burst Core 形状 左右対称 長さ 120 mm 幅 67.4 mm 高さ 38.7 mm(ソール0.6 mm抜き) 重さ 69 g スイッチ TITAN SWITCH OPTICAL センサー Owl-Eye 16K(3389カスタム) LOD 較正1 mm未満(純正ソール0.6 mm) 最低設定1 mm DPI 50-16k(50刻み) ポーリング 125/250/500/1000 Hz ソフトウェア ROCCAT Swarm 値段 6380円 形状
ソール張るところはおよそ0.3mm程度の凹。へこみからの高さを測りました。
全長が120 mmと短めのマウスです。
上下
リア
67.4 mmと尻の幅が大きく見えますがZowie SのようにRが大きく短い設計。
中央
かなりフロント寄りのくびれ部で、深めに持っても緩く ハ の字になるので指が配置しやすいです。
フロント
フロント部が緩く細くなっていくので深く持っても薬指を配置しやすい。
中央からフロントにかけてあまり幅は変わらないと感じるサイド。
逆台形度
逆台形の度合いについてセンサーや中央あたりがトップとアンダーの差が4.3 mmと強く角度がある。
フロント部に行くにつれて逆台形が緩やかになっていきます。
センサー位置
中央から2 mm程度フロント寄りのセンサー位置でほぼ中央。
マウスのTOPは中央より10 mm程度後方にあります。
横
トップはややリア寄りです。かといってなだらかな尻ではなく丸みを帯びています。
トップが38.7 mmと120 mmの全長に対して高めで、シルエットもやや盛り上がっている印象。
MBに指のガイドはなくそのままの形状。
ぱっと見XM1に似た印象を受けますがXM1の方が尻のRが鋭くトップがかなり後方寄りなので手のひらに主張がありサイズ感が大きく感じます。またBurstの方がXM1に比べると側面はフラットな印象です。
前後
クリック部は23.2 mm程度。
側面が軽く逆台形になっています。カクカクカクとした背後のシルエット。
特徴
- L 120 x W 55.7-67.4 x H 38.7 mm
- 先端にかけて緩く狭くなっていくフラットめな幅
- 中央は逆台形が強いがフロントは割とフラット
- リア寄りなトップで丸っこい尻
比較
中身
ピンアサイン 中央がシールド線 ボトムは4か所ねじ止め。内部は小さなネジで多数ねじ止めしてある。セパレートでない構造だが分解の際ネジとツメを外すだけで簡単にできてシェルを割る心配がないのがとてもいい。
メインシェルがハニカム構造で肉抜きされている。トップシェルが半透明でライティングとハニカムが透けて見える。
内部は肉抜きされていますが表面には穴がないので違和感なく持てていいです。
重量は69 gと普通に軽めな重量。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティはそこそこで豪快に肉抜きされたデザインなこともあり仕方ないが強く握ると多少軋む。
クリック
optical switch スイッチはTITAN SWITCH OPTICAL。他のマウスと使い比べてみてクリック応答は早い方です。
MBの構造はセパレートでなくクリック感が重く感じる。トップシェルに切り込みがあるわけでもないので浅くグリップするとかなり重い。
光学式スイッチらしい押し込みが重めで反発が弱くポストトラベルが大きい感じ。RazerやCoolerMasterのLKスイッチとも違う独特なクリック感でカコカコとしていて遊びは少ない。
サイドボタン
左側に2つあるサイドボタンは大きく押しやすく、深く明瞭な感じ。大きめだがマウスに高さがあるので親指と干渉しない。
ホイール
ホイールはALPSエンコーダで回りが軽めな感じで普通。
ケーブル
ケーブルは芯が残っていてやわらかさを求める人には合わなそう。個人的には多少芯が残っている方がケーブルが振り回されず空中に浮いてくれるので好き。
ソール
純正ソール熱処理グライドピュアPTFEという名のHeated-Treated Pure PTFEだが、きれいな平面で滑りも純正の中ではかなり良くお得感がある。
センサー
センサー性能は文句なし。
LODは最低設定で1 mm、キャリブレーションすればそのマウスパッドでしか使えなくなる欠点はあるが1 mm未満とより短く設定できる。
ソフトウェア
ソフトウェアで各種設定、easyshift、xyで異なるDPI設定等、詳細に設定できてROCCATはカスタム性が高い。
グリップ
重心はセンサー位置にあり中央よりややフロント寄り。
サイドはハニカム柄のコーティングがしてあり滑り止め効果がそこそこある。ハニカム柄コーティングは長期間使用しているうちにはがれて(削れて?)しまう。
全長に対して高さがある設計なので側面は広く指の配置に自由度がある。
尻がsteelseriesの対称マウスやFK、WMO系統ほどなだらかでなくS2やXM1ほど後方に出っ張っているわけでもないこれらの中間的な尻で、GPROWLを低くしたような尻をしている。
かぶせ
かぶせライクに持つと高さが割とあるためそこそこ合う。かぶせでなくとも重めで遊びの少ないクリック感なのでMBに指を寝かせる持ち方がこのopticalのクリック感には合うと思う。
つまみ
つまみ持ちは可動域をそこそこ確保でき側面が前方まで緩く ハ の字なため側面がグリップしやすく指で安定して操作しやすい。浅く持つとクリックがとても重い。
つかみ
つかみ持ちに合っている。やや高さがあり強すぎない尻のカーブがちょうどいい主張で手のひらが合わせやすい。側面はくびれが弱めで前方まで緩く ハ の字なため浅いグリップから深いグリップまでフィットしやすい形状なのではないかと思う。フィット感のある小型マウスで手元にはやや余裕があり指先でも手のひらでも動かしやすい。
おわり
発売時期などもありaerox3やxm1とシルエットが似ているなと思っていましたがaerox3とxm1の中間な尻の食い込みに、くせのない側面な左右対象マウスという印象です。
後部が大きいマウスが人気な中ROCCAT BURSTはGPROWLを低くしたような尻のシルエットをしていて側面もくびれが強すぎないでかなり中庸的な形状をしているように思う。
GPROWLがよく万人受けする形状と言われる中、BURSTは120 mmと小型マウスの中でこちらも万人受けする良い形状なのではないかなと思う。
廉価版のBURST COREはPROのおよそ半額と非常に手に取りやすく初心者におすすめできる。
PROは取り回しやすいケーブル、滑りのいいソール、上位センサーと、COREより確実に良い内容で6000円台とかなりコスパいいマウスのように思う。最近は4000円台まで安くなっているときもある。
光学スイッチのクリック感とハニカム構造による剛性が懸念点。
前の記事:SteelSeries Kana V2 マウスレビュー
次の記事:DreamMachines DM1FPS マウスレビュー
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[BF2042]照準時視野角が高倍率スコープでは強制的にオフ?
BF2042はBFVと違ってスナイパースコープの視野角が強制的に照準時視野角の設定がオフになってしまう。
SRスコープがあほほどズームする。普段から照準時視野角オフ派の人は関係ないけど。そのせいで視野角変えるとSRの振り向きすごい変わるし。
前の記事:[BFV]統一照準の設定
スライダーの数値がずれる問題
感度と視野角はちゃんと設定したいならスライダーをマウスで動かすのは微妙。大した差ではないが。
1:1FOVで設定するならスライダーを端っこの50か105に引っ張った後、矢印キーで移動させるのがよい。
4:3FOVとか他ゲーに合わせたいとかだったら設定ファイルに直接書き込むのがよいと思う。
これはスライダーを動かしてVFOV74(Hor90)に4回設定したのを設定ファイルで確認したもの。BFVでは74ぴったりになっていたがBF2042ではばらついている。APEXの悪いところをなぜか輸入しているような状態。
C:\Users\username\Documents\Battlefield 2042\settingsのPROFSAVE_profile
をテキストエディタで開いて好きに書き換えればいい。他の項目も書き換えられる。
照準時視野角
「視野角(ADS)」という設定項目
「オンのとき、武器のサイトを使用者が設定したFOV(視野角)を基準に設定します。オフの場合、標準のFOVが基準となります。」について
照準時視野角をオンにすると、スコープのADS視野角が腰だめ視野角を基準として計算されます。
腰だめ視野角を高くすると一緒にADS視野角も高くなるということです。
オフにすると強制的にVFOV55のスコープADS視野角固定となります。
どうなるのかって端的に言うと照準時視野角をオフにするとスコープ倍率が高くなります。
オンオフどっちがいいのかというのは敵をでかくしたかったらオフにすればという感じだろうか。私は割と気分。
[計算機]BFVのADS視野角を求める-BFV FOV Calculator
BFVですがこれでスライダー動かして55のときと比べてみるとなんとなくわかるかもしれない。
ここから先の話は照準時視野角オンに設定したときのBF2042の話となります。
低倍率スコープのズーム方式「照準時視野角オン」
~3倍スコープまでは照準時視野角オンの設定が機能しています。3.5倍サイトはまだ開放していないので知らん
[計算機]スクショからADS視野角を計算-Screenshot ADS FOV Calculator
これでアナログに調べていきます。計算機については
です。
垂直視野角55と105で比べていきます。
まずは1.25倍サイトから。
左側の黄色いコンテナの端を目印として計算していきます。
左がvfov55、右がvfov105です。
vfov55x1.25zoom
vfov105x1.25zoom
vfov55hipfire
vfov105hipfireどの視野角でもフルHDで画面片側400dot分覗き込みます。これが照準時視野角オンですね。
この1.25倍サイトは覗いていてもぶれないというか視点が揺れないんですねでも高倍率だと視点左右に揺れるのでドット数は大体の値です。まあそもそもの計算が大体なのですが。
画面半分は1920÷2=960ですから画面上での割合モニターディスタンスを求めてみると
$$
\frac{960-400}{960}=58.3%
$$58.3%の位置まで1.25倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやるとモニターディスタンススコープ倍率1.714倍スコープです。BFVはこのモニター上での倍率がスコープ倍率と一致していましたからこれをBFV〇倍と呼ぶことにします。
これは、BF2042の1.25倍スコープはBFV1.7倍ということです。
腰だめ視野角を変えることでそれに応じた覗き込みをしていますね。
実際の視野角は
vfov55→vfov33.78[deg]
vfov105→vfov74.49[deg]
照準時視野角オンで視野角に合わせてADS視野角も変化しています。
次は1.5倍です
vfov55x1.5zoom
vfov105x1.5zoom
vfov55x1.5hipfirrer
vfov105x1.5hipfire同様に求めていきます。480dot
$$
\frac{960-480}{960}=50%
$$50%の位置まで1.5倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、BF2042の1.5倍はBFV2倍ということです。
vfov55→vfov29.18[deg]
vfov105→vfov66.18[deg]
2倍
vfov55x2zoom
vfov105x2zoom
vfov55x2hipfire
vfovx2hipfire590dot
$$
\frac{960-590}{960}=38.54%
$$38%の位置まで2倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、BF2042の2倍はBFV2.6倍ということです。
vfov55→vfov22.69[deg]
vfov105→vfov53.34[deg]
3倍
vfov55x3zoom
vfov105x3zoom
vfov55x3hipfire
vfov105x3hipfire710dot
$$
\frac{960-710}{960}=26%
$$26%の位置まで3倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、BF2042の3倍はBFV3.8倍ということです。
vfov55→vfov15.44[deg]
vfov105→vfov37.49[deg]
高倍率スコープのズーム方式「照準時視野角オフ」
4倍についてみていきます。さらに高倍率のスナイパースコープ解除できてないので4、6の2つだけ。
こちらはvfov55とvfov105同じ地点からの画面になります。
vfov55x4zoom
vfov105x4zoom
vfov55x4hipfire
vfov105x4hipfire低倍率と異なりdot数が異なっています。低倍率と同じように倍率を求めてみます。
まずfov55=照準時視野角オフ について
770dotです
$$
\frac{960-770}{960}=19.79%
$$vfov55で20%の位置まで4倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、vfov55のBF2042の4倍はBFV5倍ということです。
視野角を求めるとvfov11.77[deg]です。
vfov105について884dotです
$$
\frac{960-884}{960}=7.9%
$$vfov105で8%の位置まで4倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、vfov105のBF2042の4倍はBFV12倍ということです。
視野角を求めるとvfov11.78[deg]です
計算結果でADS視野角が同じになっていますが、ADS時画面を見てみると腰だめ視野角が異なるにもかかわらず同じ画面つまり同じADS視野角になっています。
BF2042では高倍率スコープはモニター上のズーム倍率によらずズームしたときの視野角が固定されています。
なんと照準時視野角オンオフの項目があるにもかかわらずオンに設定しても高倍率では強制的にオフにされるという奇妙な設定があることだなあ。
それにしても3倍まではモニター上での倍率が同じだったのに強制的に照準時視野角オフになるせいで4倍スコープは視野角が異なるとBFV5倍とBFV12倍の差があるわけですよ。覗き込んだ視野角は一緒ですがADSしたとき半端なく覗き込むんですよ。
vfov105で遊んでいるとき、3倍スコープはBFV3.8倍なのに4倍スコープに数字を1増やしたら急にBFV12倍になるわけですよ。3倍と4倍の間に差がありすぎる。
6倍
vfov55x6zoom
vfov105x6zoom
vfov55x6hipfire
vfov105x6hipfireまずfov55=照準時視野角オフ について
834dotです
$$
\frac{960-834}{960}=13.12%
$$vfov55で13%の位置まで4倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、vfov55のBF2042の6倍はBFV7.62倍ということです。
視野角を求めるとvfov7.82[deg]です。
vfov105について910dotです
$$
\frac{960-910}{960}=5.2%
$$vfov105で8%の位置まで4倍サイトは覗き込んでいることがわかります。
逆数を取ってやると、vfov105のBF2042の6倍はBFV19.2倍ということです。
視野角を求めるとvfov7.77[deg]です
おわり
スライダー使うとずれるという要素をなぜ追加したのか謎だ。BFVは感度矢印キー使えば小数点まで設定できていたのにそれも一緒になくなっている。なぜ退化しているんだ。
ということで照準時視野角オンオフの設定ができるにもかかわらず強制的にオフに倣うという謎仕様に文句を言いたかったのでした。SRスコープめちゃくちゃ覗き込むのよな。
この高倍率強制オフになったり、スコープの倍率表記と画面上の倍率が合わないズーム方式はBF4と同じ仕様ですがVから2042に移行すると違和感すごいです。
ADSするのに一瞬時間がかかるの変だしBF4の劣化仕様まである。
BF1、BFVの1%しかズームしない等倍サイト気に入っていたんですがなぜか10年前のBF4に回帰しているという話でした。
ついでに照準時視野角の設定について軽く触れました。照準時視野角の設定知らない人って割といると思うんですよ。